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GAIAS-ガイアス【帝国からの独立】  作者: nanayoshisekai
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第二十話

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子どものときならいざしれず、二十代後半まで「神」というものが指す言葉の意味がよくわからなかった。これは社会も同じことであるが自分に納得がいかなかった。今となれば吾輩はよくわかる。

最初、覚者に付く霊のことを神と呼ぶものかと思っていた。しかし通常霊そのものを言っている社会もあるのでよくわからなかった。

これはもっと複雑な構造をしていることに気づいた。

神というのは経済が元々仮想のことを言うのを前提とし自らを生贄に捧げ仮想世界を立ち上げたもののことを言うのだろう。捨身が代替可能な通貨となりあらゆるものを牴牾モドキとするような人物が神と呼ばれる。そこには当然仲立ちである媒があり霊媒となる。その見方から言えば王や皇帝もまた神であるのは当然のことである。ここには深い世界があるが事物は単純なことを言ってるようでもっと複雑にならざるを得なかったのだろう。牴牾が提供するのはコピーであり生贄物である捨身があらゆることに垂迹し社会のコアとなるのだ。

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いい加減みな気づいているものだと思っている。

日本社会の生きづらさ。

日本は他国に国土が荒らされていない。いわゆる白兵軍である。実際に軍隊が来て蹂躙されない限り意識の去勢というものは果たされない。イギリスも島国だがフランスからノルマン・コンクエストを受けている。どうしても線維というものが意識には必要である。どの国でもましてや韓国でさえも線維が入っている。横糸だけでは駄目であり縦糸も入れて初めて味が出るのである。意識が東から西へと傾く時

それが心理学でいう大きな目標の達成、いわゆるキャラクターの確立である。アメリカの空爆など関係がない。空爆など広い土地に対してはいくらでもどうにも出来る。大切なのは黒に対して白、つまり国家の意思が介入し既製品とすることである。日本はそれで生きづらさを感じている面があることは否めないだろう。

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魔術結社がまた来た。

宿舎まで何やら無料の研修とやらで勧誘に来たみたいだ。

サザの生活は変わらない。プロトの右腕として彼の生活を支えている。

政治は安定していた。

何も困難がないわけではないが政敵というものはおらず(まあいてもカイルぐらいだろうが彼は今国外だ)奇しくもセンティーヌはこの島国という他国において政治的成熟の時期を迎えていた。

国内においては亡命したセンティーヌの国民は一致団結しており十分に生産性を維持していた。

国外においては他国がセンティーヌへの同情からか資金融資を得ることができ特に金融においては島国に来る前よりももっと繁栄を享受していた。

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王権に関する素晴らしい記録や記述といったものは世界には存在しない。

だがこれらは神話や伝承といった形で現代まで残されるしかなかった。

人類学者ジェームズ・フレイザーによる金枝篇。長いので吾輩も全部読んだわけではないが王殺しの話については一考の余地がある。端折るが王を殺すことで王になるという伝承である。

           *

現代日本において古来からのやり方である冊封体制は吾輩により再生した。しかし吾輩の前にも王というシステムで完全ではないにせよやっていた先代の王がいた。麻原彰晃である。彼は2006年に死刑判決を受けた。事件を起こした辺りから吾輩による王殺しは始まっていたといえる。王殺しに使うのは槍である。

荷負坂においざかを登ることはおそらく常人には出来ず出来るのは古来からの人だけである。

例えば日本の女性というのはそれに似た奴婢という形で中国(宗主国)に対し奴隷となることを拒み続けてきた。他の周辺国は国家同士の裏の信頼を作り出すために人間を送り続け信用を得ていた。日本はそれをやっていない。それすら出来ないということは荷負坂システムもまた日本の女性はやってこなかったということである。社会というのはあらゆる方面に対し開発力を発揮することで社会を保っている。女性はこの面に対し2000年近くやってこなかった。荷負坂は重い荷を持って坂を登ることである。これは精神世界のことを言っている。となればそこには赤痢や背理といった緊急回避の状態となるのである。太陽も見続けながら眩しくても目を逸らさず坂を登るの事。これは半導体の開発に似ている。赤外線の外というのは異性への光でありそのようにすると意識は腐食する。こういう状態になると現代の女性というのはキレてしまう。

重い荷というのは修理道具である。王殺しにおいて先代の神のシステムを修理し新しく更新するのである。修理道具は重いしたくさんあるのだがそれらを持って坂を登り王を殺すのである。それが修理であるのだがこの状態を示す言葉が槍である。木偏に倉で槍となるが`重いしたくさんある修理道具`というのが倉という漢字でこれが格納されている状態である。倉というのは自然とモノが集まっていることを言うのである。槍というのは倉なのである。

荷負坂というのは王を殺すシステムでありそれは先代を殺し修理するためで当てらわれた。これら裏に秘めて存在する過程一連を"イナー衆理"(しゅうり)という。


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