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風になれ

作者: 今井キマリ

"雨風なんて基本です。"


OSをこよなく愛する


藤田順平が言った。


"雨は基本、


風があれば、


すぐに去ります。


雨風は切っても切れません。


ある種主席です。


雨風は。


しかし暴風雨は困ります。


雨が暴れて


風が暴れて


みっともない。


僕はBL嫌いです。


OSを主張したい。"  


藤田はレオナール藤田のように


アートは女性説だ。  


"雨風は時々は恵みですよ。"


藤田の講演が終わると


淳之介は泣いていた。


"風になれってそういうことね。"


公佳と母は答える。


"暴風雨になるなよ。"


淳之介は


"風が僕ならとっくに


天国行き。


ならば僕は風の季節に


訪れる晴れ間になるよ。"


公佳は


"そんなん雪降るわ。"


と笑った。

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