第弐話 答え
僕は、いきなり目の前にいる彼女の言葉に驚いた。というよりも動揺した。
あまりにも唐突に言われたから焦ってしまった。
「ごめん...僕そういうのは苦手なんだ。」
彼女はガーンというようなおもりを背負ったように下を向き、瞬時にこちらに向いた。
「それじゃあ…一生をかけてあなたに恩返しする。」
「えっ?」
「だから私と付き合って。」
「また振り出し…。」
彼女は自己中心的らしい。世界は彼女で動いているのかもしれないが僕だけは彼女のマリオネットではないらしい。
「なら…メアドの交換。」
「はい。」
と言って携帯を彼女に渡した。そしてものすごく早い手つきで指を動かし、5,6秒で終わらせた。
「ありがとう。」
「どういたしまして。」
そう言葉を交わした後に
「私のメアドも登録してあるから...」
なんて人だ。あの速さでここまで…。この人は狂人か!?なんていうボケをしていた。
「さてと。あと二日で退院するんだ。もう少しで検査だから、今日は。」
「わかった。それじゃあお大事に。」
と言って笑顔をこちらに見せながら、病院内の長い廊下に彼女の姿は消えた。
「あと...二日か…。」
そんなことを言って僕は、検査をまった。
「潤野さん。さて検査しますよー。」
そこに現れたのは草辺 夕美。ここのナースだ。
僕の検査は喉と頭、それと背骨の具合だ。
のどには事故時に、背骨の骨がのめりこんでいたらしい。
そのせいで最初はうまく声が出なかった。
が、ここ「ユートピア」と呼ばれる学園都市の近辺では、未来構造で作られたここにしかないものがそろっているらしく、そのお蔭で今普通に過ごしている。ほんとは喉がもう使えなくなっていたらしいが・・・。
そして、骨折した背骨と、なぜか手首を骨折していたらしく、その手首の骨折はわずか1時間で修正された。たしか、骨の再生を早くする機械でやったらしい。詳しいことは覚えていない。
そして、二日後。僕はその日学校に登校した




