第二十話 渡辺兄弟
「どうだ、あれから、なんかあったか?」
「まあ、色々とね。」
「転入生、見に行かないのか?」
「興味がない。」
そう僕がいうと、東寺は、僕の方へ指をさし
「なら、なんでそこにその彼女がいるんだ?」
「えっ」
僕は、後ろを振り向くと、そこに、先ほどいた転入生の姿があった。
「はじめまして、潤野さん。」
「はっはじめまして・・・って、なんで僕の名前を・・・?」
と僕は言うと、彼女は、一息吸って、
「ちょっと、向こうにいる時、ローズ病感染者についての話が出まして、その時に。」
「そうだったのか、ん、君は、ハーフなの?」
「違います、れっきとした、レプトス人です。が、今は、ここ日本にいるために、日本の勉学に勤しんでいました。大体ははなせます。」
と、長々と彼女は説明をしていたのは、僕の記憶からは中略した。
「それで、僕をどうしようと…?」
「私も、医学の人間ですので、あなたのローズ病を直します。」
「そうですか。」
「ローズ病にとって、感染者の恋というのは、天敵です。ですので、貴方には、私が作ったこれを、毎日体に注入させていただきます。」
「…。ちゅ…注射器!?」
僕は、極度の注射ぎらい…で、病気になったことがないので、注射をしたことはないが、周囲の話で、それだけは嫌だと思っていた。
「嫌いだろうけど、これも医者の仕事…。観念してください!」
「待てーーーい!」
「ぬっなにやつですかっ」
「俺の名は、この学校の秩序と栄光を守る、野球部キャプテン...!日下部 昂冶だぁ!」
そのセリフの後に、後ろにいた千尋が
「同じく、サッカー部キャプテン、渡辺 千尋。」
「二人揃って!」
「琉蹴コンビ!(りゅうしゅうこんび)」
と、二人同時にはっすると、僕は
「おまえら、どこのヒーロー系マンガ見てきたんだよ」
そういった。
すると今度は千尋が
「ジープジャoプだ!」
ジープジャoプとは、この世に存在しない少年雑誌で、やつらが生み出した空想系なものなので、気にしなくて結構だ。
「さあ!観念して、一昨日きあがれってんだ!」
「そうはさせるもんか!」
ダダーン!と登場したのは、僕の目の前にいる注射器を持った彼女の妹だと聞いている。
「ドロップの名前は、プリムラ=ドロップなのだ!お前らこそ、プリムラ姉にてぇ出したら怒るんよ!」
…よくわからないことになってきた…。まだ、完全という感じではないが、すごすぎないか?この短期間で。




