第十六話 見つけた!対処法!
それから1時間...
「なんか見つけた〜?」
「何にも〜…。」
「おっかしいなぁ…。」
3人は、対処本を探していた。
「…もしかして…これ!?」
それを言ったのは、大洞だった。
「見つけたのか!?」
その後、二人が駆け付け、三人は、近くの長いテーブルと、イスがあるところで、イスに座り、読み始めた。
「えっと…。ローズ結晶は、ローズ・クレイトラが発明したローズ花粉で作られた花、その花がある氷岩によって氷漬けにされて、そのことをローズ結晶という。」
「なるほど。それで、対処法は?」
「対処法...ちょっと待ってね・・・。あっアレ?」
大洞は、困った顔をしていた。
「どうした?」
「…ここのページ…ちょうど3ページがない。」
「なんだって!?」
二人は大げさに言った。
「これじゃあ捜索は無理だな。さて、戻るか」
「そ…そうだね。」
大洞の顔が、少し落ち込んでいた…。
俺はどうすればよかったのだろうか…。
そんな感じで、10分後〜…。
大洞は、病院に着くと、急いで潤野のところへ行った。
「やっぱ、モテるヤツは違うな。何かが。」
なんて思いながら、俺は、傍観者として見ていた。
「さあてと…。用事は済んだし。俺は帰るわ。じゃあな。大洞、昂冶。」
「おう!」
「うん。わかった。きおつけてね」
「ああ。そうするよ。大洞」
なんて、俺らしくもない。が何も関係性がないよりはいい…。今は少しでも、大洞との仲ぐらいは保ちたいからな。
そうして俺は、その場を去った…。
そのあとは、どうなったかはわからないが、潤野は元気だったらしい。だが、潤野にしてはおかしいほどの元気だったので、医者が考えてみたところ、失ったものは、知識、増殖したものは、意欲らしい。
なるほど、と皆が納得していたと昂冶から言われた。
大洞のことだが、やはり、少し元気がないらしい。潤野のことが余程ショックだったに違いない。
昂冶も大洞が好きなら、何かしてあげればいいと思うほどに、あいつは能天気気分だが、あいつもあいつで、何かをしようと心がけているだろう。
…これはあくまで俺の思っていることだけだが…。
本当にアイツは、大洞のことが好き…なのか…?




