第十一話 姉
今回は短いですが、悲しいです
父と母の言い争いの最中、私はふと周りを見渡した…。
「あっ・・・。」
足もとに、さっき、殴られた振動で落ちた包丁がある…。
これで、させば、終わる…。
そう思った…。
手に握った、包丁。
今、私は、悲しみと絶望を爆発させようとしていた。
「ねえ、お父さん。」
「あぁ!?」
私は、包丁を握った手を、父の腹に向け、思いっきりついた。
「死んで」
ニコッとしながら、私はそういった。
見事に、それは刺さり、父の腹からは、血が大量に出ていた。
「ぐ・・・テメェ…。」
「さっさと死になよ。クソ親父。」
私は、父の顔に包丁をほぼ垂直に落とし、さした。
「ばいばい。」
初めて人を殺した瞬間だった。
その光景を見た母は、その場に倒れて、意識を失ってしまった。
その時だった。
ここの家の入口のドアが開き、そこから、妹の美空が「ただいまー!」と元気よく帰宅した。
「…」
私は、今、この光景を、自分がしたものなのか…それとも・・・そう思うと、自分が狂ったように笑い始めた。
「アッ・・・ハハ」
「…ねえちゃん…」
「これ…どういう…こと・・・?」
「わっ私がやっやったんだよ?、さあ、喜んでよ美空。やっと、救われるんだよ!?」
その直後、績が帰宅。
そして、話は始まった…。
「…これ…ねえちゃん…が?」
「…。」
美空は、こくりと首を振るだけで、何も言わなかった。
「…どうして…」
「なんで…なんでなんだよ!姉ちゃん!」
「仕方…無かったのよ…。」
父は、血だらけで、母も、その血を受けていて、まるで、さしたかのようだった。
美空は、やっと口を開き
「…。私たちにとって…幸せってなんだろう…。」
これで…私たちは、別れた…。
本当に良かったかどうかはわからない…。
どうすればよかったのだろう…。
ほんと…すぐに終わってしまった…。
さようなら…お父さん。




