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おっさん底辺治癒士と愛娘の辺境ライフ 〜中年男が回復スキルに覚醒して、英雄へ成り上がる〜  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
六章

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8「家族との時間」①





「おとうさん!」

「やあ、ミナ! 会えなくて寂しかったよ!」

「わたしも!」

「ずっとみんなのお手伝いをしてくれていたんだよね、頑張ってくれているって聞いていたよ。ありがとう、ミナは自慢の娘だ!」

「えへへ!」


 気疲れする出来事が起きたが、気を取り直したレダは愛娘に会いに行った。

 胸の中に飛び込んでくるミナを受け止め、ひょいと抱き抱えた。

 羽のように軽い少女が、たくさんの人を助けようと手伝ってくれたことはよく知っている。


 きっと自分など比べ物にならないほど素晴らしい治癒士になるのだろう、とレダは頬を緩めてしまう。


「えへへ。褒められちゃった!」


 レダが休みをとっているように、みんなも休みをもらっている。

 アストリットやヴァレリーのように、貴族としての責務として最低限のできることだけはしたいと思うことは止めることができないが、彼女たちもすべきことをしたら、今日は一緒にゆっくりする約束だ。


「パパぁ。お・か・え・りっ!」

「うん。ルナもたくさん手伝ってくれてありがとう!」

「いいのよぉ。だって、奥さんじゃない。夫を助けるのはあたり前よぉ!」


 妻ルナともゆっくり時間を取ることができなかった。

 ユーヴィンの街に来てから、怒涛の展開で物事が進んでいたので、レダ自身がようやくほっと一息つけたところでもある。


「いつまでユーヴィンにいるのか知らないけど、アムルスに戻ったら一週間くらいのんびりしたいわぁ」

「はははは、そうだね。でも、ネクセンに診療所も任せているから、彼にも休んでもらわないと」

「ネクセンはいいのよ。せっかく街の人たちとうまくいっているんだから、ぶっ倒れるまでこき使っちゃいましょ」


 いたずらっ子のように、ルナがウインクした。


「きっとネクセンは泣いちゃうよ?」

「ふふん。かわいい奥さんと義理のお母さんといちゃいちゃしているんだから、問題ないわ! ネクセンは良いとして! パパはこれから予定は?」

「もちろん、家族サービスをするつもりだよ」

「あら! じゃあ、街にいきましょう! 商店とかもう動き出したみたいよ」

「いいね。じゃあ、買い物でもしようか」

「わーい! おかいものだー!」


 ルナとミナは嬉しそうに顔を見合わせると、万歳をした。





 のほほん回です!


 コミック最新7巻が13日に発売いたしました!

 ぜひお読みいただけると嬉しいです! 何卒よろしくお願いいたします!

 双葉社がうがうモンスター様HP・アプリにてコミカライズ最新話もお読みいただけますので、よろしくお願いいたします。

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