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おっさん底辺治癒士と愛娘の辺境ライフ 〜中年男が回復スキルに覚醒して、英雄へ成り上がる〜  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
六章

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48「アマンダとの再会」①





「ふう。これでひと段落かな?」


 ユーヴィンの街に来てから、あっという間に一週間が経った。

 冒険者ギルド長ベニーの私利私欲が暴かれ、ダンジョンを見つけ、怪我人を治療し、完全に回復するまでレダは寝る間も惜しんで働き続けた。


 レダを悩ませたのが、心の治療だ。

 怪我を負った冒険者の中には、生きるために口にできないことをしてきた人がいる。

 そのことを恥じる者もいれば、トラウマとなって心を病んでいる者もいる。

 いくら健康な肉体を取り戻したからといって、心の傷まで一緒に癒えたわけではない。

 肉体的な治療ならばレダはできるが、心の治療まではできなかった。


 ――残念ではあるが、回復魔法は万能でも、絶対ではないのだ。


「いくら滞在期間が未定とはいえ……アムルスをネクセンだけに任せるのも大変だろうし。あ、確かネクセンの師匠が来て手伝ってくれているって手紙に書いてあったね」


 レダは、ユーヴィンにあるローデンヴァルト伯爵邸の部屋を与えられているが、荷物を置くだけでまともに使っていない。

 代わりに、部屋を使っているのは、冒険者であり、レダが村を出るきっかけとなったローゼスと、その妹分であるロロナだ。

 ふたりは最初こそ、貴族の屋敷の一室を使うことなんてできないと言ったのだが、レダが無理やり部屋に押し込んでしまったので、現在はみんなに感謝しながら使っている。


 なぜふたりを部屋に入れたかと言うと、贔屓やそういうことではない。

 冒険者の一部の男性が、女性に手を出そうとしたのだ。

 無理やり襲うとかそういうことをしたわけではないが、肉体が健康になったことで、性欲のほうも思い出したようで、もともと荒くれた性格だったようでその誘いは強引だった。


 見かねたルナにボコボコにされて、大人しくなったのだが、これにはレダもティーダも困った。

 話を聞けば、女性冒険者の中にも発散したい者が多かったのだ。

 いくらなんでもその辺で始められても困るので、屋敷の離れを解放し、目的の同じ者同士を隔離したのだ。

 ただし、気を緩めすぎは駄目だと厳重に忠告をしてある。

 少々厳しいが、度を過ぎた行動をすれば、屋敷から追い出すと告げている。

 そのおかげもあり、男女は短時間だけ離れを利用するだけに留まっているのだが、冒険者の中には子供もいる。


 子供だから、と言うつもりはないが、レダにも娘がいるし、妻たちにもあまり良い影響があっても困る。

 さすがにレダの関係者に手を出そうとする者は皆無だが、男のレダは女性に誘われることもあり、胃が痛い。


「ま、元気になったのはいいことなんだけどね。さてさて、そろそろダンジョンから帰ってくる冒険者たちがまた怪我をしているだろうし、忙しくなりそうだ」


 レダは食事こそ家族と一緒にしているが、それ以外は患者のために解放されている広間で働き、短い睡眠を取るくらいしかしていない。

 同じく治癒士のユーリも、毎日回復魔法を使い、ぶっ倒れ、また起きては回復魔法を使うの繰り返しだ。もう少し加減をしてほしいのだが、回復魔法を使うことが大好きなユーリは毎日が充実しているようなので苦笑して見守っている。


「パーパっ!」

「ルナ?」


 声をかけられ、レダは立ち上がる。

 動き回っているせいで、足と腰が痛いので、その動きは少し遅い。

 ルナはそんなレダを見て、一瞬、眉を顰めたが、なにか言いかけた言葉を飲み込んで、なにも言わなかった。

 代わりに、客人の来訪を告げた。


「お客さんよ」

「お客さん?」

「うん。パパもよーく知っている、王都の回復ギルド本部を短期間で乗っ取った、現在の回復ギルド長アマンダが来たわよ!」

「――え!?」





 アマンダさん再登場です!

 かなり前の登場です。お忘れの方は、書籍2巻やコミックを読んでいただけると嬉しいです! 最新コミック6巻もよろしくお願いいたします!

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