4 帰還
グランデの街並をエリーの谷間から「こんにちは〜♡」しながら見ていて気付いたが、この世界には亜人が居るらしい。エルフやドワーフ、リザーダー、牛人族、兎耳族、珍しいのでは天使みたいなのも居た。あれはフェアリーなのかな?羽根がね、はえてんだよ、背中に。身長は100センチ程だけど、バインバインさせながら飛んでんだぜ。
自然と目がいくよな、皆。追いかけてまうやろ、そこの君。
結構際どいコスチュームも◎。ビキニみたいなコスチュームで平然と飛んでるなんて見放題じゃないか、男性諸君。俺、シマリスで良かったよ、イェイ!!
皆、俺なんかアウトオブ眼中ですれ違って行くからね。たまに俺に気付いて、黄色い声を出してくれる女の子もいるけどな。そういう子にはモフモフサービスしてあげてる。ルナやエリーが得意顔してる間にたっぷりモフられ、そしてちょっと谷間にお邪魔してクンカクンカしてから戻る。たまに無防備な女の子のお股にも潜り込んでクンカクンカするよ。亜人さんもいい香りがした。獣臭さはなかったんだよね。ただ脇は剃ってない子が多かったので、そこにちょっとエロスを感じてみたりした。可愛い顔してるのにね、ボーボーだったら興奮するよな、皆。俺、めっちゃ役得!脇だぞ、勘違いすんなよ、下の方には潜り込んでねぇよ。それはお前、犯罪だろ。お胸や脇、下着まではセーフだ。
そうだよな?えっ、違う?アウト??知らんよ、こっちは異世界じゃ!やりたい放題じゃ!!オラ、モフモフじゃ!!!
話が逸れたな、すまんすまん。そういう事で、どういう事だよ(笑)
新たな発見もしつつ、ハイデリン家の邸宅に着いたわけよ。ハイデリン家って?あぁ、エリーとルナのとこね。パパさんがアルベルト・ハイデリン。ママさんがフィオナ・ハイデリンっていうらしい。馭者のおっさんがそう呼んでた。
ママさんは、結構なお胸なので、いつかはクラウン!したいな。訳分からん。
んでもって、ハイデリン家宅は、ちょっとしたお屋敷なのね。乗合馬車でグランデの門に着いて、門をくぐったら馬車が待ってるんだもんよ。それに揺られる事十五分。(もちろん俺はエリーの谷間とルナの膝を行ったり来たりだよ)
到着したのが、ハイデリン家のお屋敷だったのです。洋風赤煉瓦のお屋敷は、金属の門があって馬車が近付くと勝手に開いた。魔法か、これ?自分が使ってるので、忘れがちだが自分の目で魔法を見るのは初めてだ。やっぱり異世界なんだと実感する。
スゲー、ちょっと感動。目の前であり得ない事が起こると厨二心がくすぐられるよな。君もそういう質だろ?分かるよ、俺も一緒だから。ラノベ読んで異世界に憧れながら育ったけど、社会に出て働いちまうとそんなの起こらねぇよと現実を受け入れちまうよな。俺には神様がついてたみたいなんだ、そのなんだ。すまんな、俺だけ。君の分まで俺があんな事やそんな事を一杯堪能するから許してくれよな。えっ、お前だけ許さね〜?そんな事言われても困るんだけど。
話を戻そう。警備の門兵は居るが、門の方は自動で開くようになってるらしく門兵のおっさん二人は、守衛室を出て敬礼だけしてる。馬車が通り過ぎると門の支柱の上に設置されている丸っこい水晶みたいなのが紫色に光って、門が閉まりだした。観音開き式ではなく横へのスライド式で、静かにスライドしていく。50メートル程道なりに進むとロータリーのように拓けていて、玄関口に繋がっていた。執事っぽいおっさんがとメイド長らしいおばさんが直立不動の姿勢で待機している。
「おかえりなさいませ、旦那様、奥様、お嬢様」
二人は最敬礼で挨拶した。
「うむ、セバスよ、留守中特に変わったことはなかったか?」
「はい、特にはございません」
「そうか、とりあえず執務室の方に上がるが、少しゆっくりすることにする」
「道中何かございましたか?」
「あぁ、帰りに野盗に襲われてな、少しゆっくりしたい。風呂の手配を頼む」
「それは大変でござましたね、すぐに湯のご用意を致します」
へぇ〜、お風呂あるんな!こりゃあいい事聞いたぞ!!やっぱ覗きは男のロマンだよなぁ〜。俺の場合、堂々と覗けるし、堂々とスキンシップという名のセクハラが出来る。ホントに素晴らしき世界だ。ママさんの裸も拝みたかったんだよなぁ!まだ30そこそこだろうし、想像しただけヒャッハーだわ!!ピチピチの若いバディーもいいが、大人なボンキュボンも堪能したい。
いざ、ゆかん、裸の園へ!!