橙色の瞳
診断メーカーの結果を元に書きたい!!!
ということで書きました。
今回はルイスの視点です。
俺はとある王国の軍に所属している。
国を護るためもあるが、反政府勢力を
抑えるためという役割も同時に担っている。
そんな軍部に女が所属するというのは
それなりに珍しいと言ってもいいだろう。
だが、俺の上司はまだ12歳の少女だ。
信じられるだろうか。
貴族の令嬢なら、国で起きていることなど
まだほとんど知らないような時期の少女が
上司なのだ。俺も初めて聞かされた時は
意味がわからなかった。
当時わずか10歳の少女について行けと
言われても疑うしかない。
しかし、いざ彼女について仕事をすると
その意味が解った。
12歳にしては低い身長に、
銀色を少しくすませたような明るい灰色の髪、
太陽のような橙色の瞳。
見た目には確かにまだあどけなさが残る。
だが、その橙色の瞳は、
夏の夕立ちの後に射す陽の光のように凛と、
そして何処か不安げに
遠い空を真っ直ぐ見つめていた。
その様子から、固い決心と
未来を見据える力を感じた。
だから、俺はついて行こうと思った。
彼女の名は、アンスズ・ウイルズ。
読んでいただきありがとうございます。
アンスズの紹介文のような形になりました。
次回はアンスズ視点です。