表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/38

僕、武器を進化させる。

「剣が成長?」

(はい。その剣が示してきた可能性は3つ。


一つ 「ショートソード系」


二つ 「ロングソード系」


三つ 「バスタードソード系」


これらになります。)

「バスタードソード?なにそれ?」

(盾なしの片手剣です。長さは80センチ~100センチ程度)

「へえー」

そんなのがあるんだ。ゲームだと片手剣は盾を装備してないから、

バスタードソードなんだ。知らんかった。

「じゃあそれで。長さの希望はできる?」

(可能です。ちなみにその剣には属性がついているため、

変更はできません。)

「わかった。じゃあ90センチで。」

(了解しました。武器の進化を実行…。武器熟練度上昇…。)

イフリートがぶつぶつ言ってる。なんか怖いよ、天使の声なのに。

なんて考えていると、剣が光りだした。

どんどん刀身が伸びていく。すると、さっきまでボロボロだった

剣が綺麗に、長く、真っ直ぐになったではありませんか。

これがバスタードソードってやつか。

(それはあくまで種類の話。剣の名前は自分でつけるのです。)

「へーーー」

名前か、それはそれは。難しい注文だ。どうしよう。

「うーん、じゃあ[ホムラ]で!」

(武器名[ゴブリンの炎剣]から[ホムラ]に変更。進化完了。)

おお、進化した。武器が進化した。この世の不思議だ。


「それは置いといてさ。一ついいかい。」

(なんでしょう。)

「ここどこ?」

そう、僕は肝心なことを忘れていた。マジでここどこ?

いつだったかゴブリンがいたから勝手に異世界と認識していた。

(ここはあなたにとっては異世界です。)

「あ、やっぱり?でもなんで異世界にきたのかな?」

(その異世界というのは辞めたほうが。ここの住人にとっては

主が異邦人ですから。)

「あ、そっかそうだよね。」

(お願いします。主がここに来たのは、おそらくこちらの世界が、

一方的に主たちを吸収するためでしょう。)

「なるほどわからん。」

(あくまで推測です。実際は私もわかりません。)

「そっか、ならしょうがない。」

僕は立ち上がる。周りを見てみると、モンスター達がたくさんいる。


「とりあえず、今のところ一人でいるからもう少し強くなろう。」

そう、強くなる。クラスに見放された以上、一人で行動する。

だから仲間をみつけるまでに強くなろう。

「イフも手伝ってくれる?」

(あの、イフというのは・・・)

「パートナーだからさ、あだ名で呼んだほうがいいと思うんだ。」

(了解しました。主の意志のままに。)

「固くならないでよ、気楽にいこう、ね?」

(わかりました。では私もロードと呼ばせていただきます。)

「うんいいよ。これからよろしくね。イフ。」

(よろしくお願いします。ロード。)

そして僕らは歩き始めた。強くなって、元の世界に帰るため。


「あ、そうそう、君の姿を見てないんだけど。」

(あ、隠れたままでした。すぐに姿をお見せします。)

次の瞬間、僕の目に入ったのは超絶美人の女性精霊だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ