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僕、スキルを覚える。

「どうしてこうなった?」

僕は今、目の前の光景に驚いている。すごく。

なんでかというと、ゴブリンの群れが簡単に倒せたから。

しかもかなり早く。まず、1時間前から話そう。


―――――回想。

僕はクラスリーダー笹野に化け物扱いされ、見放された。

んで、今までやってきたゲームから対ゴブリン専用マニュアルを作成。

ゴブリンと戦う。戦い方、剣の使い方が分からなかったので、

盾も奪って、とにかく集団にしないよう頑張った。僕やったよ。

そしたら簡単に倒せた。ひたすら剣を振り、盾で守って、殴って。

途中で、「成長を開始します。」って声が聞こえた。

そしたら一撃で倒せた。偵察の奴もそうだけど、ゴブリンって

弱いのかな?簡単に武器もとれたし。


ただ、そこには驚かなかった。簡単にモンスターの命を奪った事にも。

問題はその次。倒した後に聞こえた「成長」について。

レベルアップの事を指すのだろう。これにより習得したスキルに

驚いた。ちなみに3つだ。


―――ゴブリンキラーΩ(最大レベル)ランクD。


―――ソードマンⅩ(レベル8)ランクD。


―――魔法剣G(最大レベル)ランク神。


チートかっ!!!!って叫びたい。なんだこれ。

最初の二つは分かる。だが最後のが分からない。

スキルについてよく分からない。かと言って誰かに聞けるわけでも…


(私がお答えしましょう。)

ぬわっ!!だ、誰だ!?

(私はあなたの精霊です。名をイフリートと申します。)

あ、どうもご丁寧に。

(はい、では解説を。まずスキルとは何かについて。

スキルとは、その使用者の潜在能力、望みによって可能性が

生み出されます。条件がそろうことで初めて習得できるようになり、

そこからの成長で進化の可能性が作られていきます。)

可能性?進化?

(はい。最終進化までをわかりやすく言えばこうなります。

スキルを一つの塔だとして11段に分けると―――


土台、使用者のイメージ。

1段、潜在能力。

2段、使用武器。

ここまでで習得。さらに、

3段、武器使用熟練度。

4段、スキル使用熟練度。

5段、使用者の欲望。

6段、使用者の成長度。

ここまでで、最終進化まであと1歩。

7段、使用者の心。

8段、使用者の属性。

9段、武器とのシンクロ率。

最終段、使用者の理想。

―――以上です。)

うーん分かったような分からなかったような。

(使っていれば分かってきます。では次に主が習得したスキルについて、


ゴブリンキラー、効果「ゴブリンへのダメージ増加」

ソードマン、効果「剣を使用した攻撃技の威力、使用魔力減少」

魔法剣、効果「剣による攻撃で魔法による属性攻撃の付与、強化の付与」


Ⅹ、Ω、G「スキル熟練度」Gが最も高い。Ⅹが最も低い。

ランク「レア度」低いほうから「E~神」まで存在。


―――以上です。)


え、なに?僕はいきなり最高ランクのスキルを習得したの?

(はい。おそらくその武器の影響かと。火属性魔法剣ですから、

戦闘中に熟練度が一気に上昇したのでしょう。ですが、

驚いてる暇はありません。まだまだスキルは進化しますよ。)

あれ?じゃあガード系のスキルは?結構使ってたと思うよ?

(主は基本的に盾は使わないでしょう?無意識に拒絶しています。

おそらく、剣1本で戦うほうが楽なのでは?)


言われてみればそうだ。戦闘中、盾が邪魔で結局ブン投げた。

もしかしたら、剣1本で戦う方がいいかもしれない。

片手剣は剣と盾でワンセット。剣1本ならもうちょっと長いほうが…

(武器が進化の可能性を提示。3つあります。選択してください。)


―――――え?マジで?

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