俺、チームを組む。
三章のラストでございます。
「チーム?何言ってんの?」
「いや、ほら。君等知り合いなんでしょ。だからせっかく合流できたんだしさ」
「チームを組むこと自体に異論はない。問題はメンバーだぞ」
ステルが変な事言ってるが、それはいい。
だが、俺達をフォレストに閉じ込めるつもりのように聞こえるのが問題だ。
「別にチームを組んだからフォレストにいろってわけじゃないよ。
手続きをしたのがこの国ってだけで」
「ふーん。で?メンバーは?」
「これに書いてる」
〈ステルのメモ〉
・カガミ サナダ“リーダー”
精霊“イフリート”
・ヤマト ホシナ“サブリーダー”
・ノブナガ オダ
精霊“リュウグウノツカイ”
・ハツノ コンドウ
・レンキ コオリサキ
・アマノ シラウミ
・グローリー スパルテン
精霊“ラベンド”
―――以上。
「おいこら。なんでグローリーがいんだ」
「この家に住めるものはワシのチームメイトにしたからな。
グローリにもここに住んでもらうためにメンバーにしてるんだ」
俺は深いため息をした。腹の底から。
「いいけどさー。氷咲はどうなんだよ?お前一応学生だろ」
「学生もチームに入れるの。卒業後の所属先として」
「近藤、店は?」
「俺は基本戦闘やんないし、フォレストで営業を続ける。
まあ、他国に進出すんのも悪くはねえし、所属はするさ」
「白海は?お前は結構誘いきてんだろ?」
「私は…全部断った。今まで迷惑かけたし。
…それに真田君と一緒にいたいし」
白海は何かつぶやき、俯いてしまった。何なんだ?
「分かった分かった。作ればいいんだろ?」
「その言葉待ってたよ。じゃあ手続きはしておくから」
ステルは飯を食い終わって、歯磨きして速攻で走って行った。
「じゃあ、チーム名を決めないとね」
「スサノヲって書いてあったぜ。あの紙」
「「「「え?」」」」
名付けたのはノブナガでした。
こうしてチームスサノヲが誕生したのだった。
―――おまけ
ハツノ コンドウ(17歳)
・文学が最悪。それ以外は優秀な日本人。
フォレストで開発屋を営んでいる。弟子はゴコル。
戦闘はそれなり。カガミには全く及ばない。
一応両手用のハンマーを武器にしていて、神器クラスの武器を使う。
雷属性、接近戦型、“スサノヲ”の開発部門。
レンキ コオリサキ(17歳)
・チームで割とマシな性格の女将さん少女。
スタイル抜群。高校では割とモテていた。
フォレストの冒険者育成学校最上級生。
アマノのことを応援してるが、実はカガミに惚れてたりする。
両手持ち銃使い。神器は所有しない。
氷属性、遠距離型、ヒロイン4号、“スサノヲ”のスナイパー部門。
アマノ シラウミ(17歳)
・カガミに恋した完璧超人。
過去に、カガミにチンピラから守ってもらった過去を持つ。
弓とナイフの名手で、体術もマスターしている。
グローリーに感情凍結処理をされていたが、あっさり解けた。
神器クラスの弓と、遺跡武器のナイフを所持。
神風属性、オールラウンド、ヒロイン3号、“スサノヲ”のサポート部門。
グローリー スパルテン(17歳)
・父を冒険者に殺された過去を持つ少年。
誕生日が遅いのが割と気になる人。
カガミに滅多打ちにされ、改心。冒険者と向き合うことを決意。
ノブナガの家でバトラーをやらされることになる。(タダ働き)
魔人化ができる。なにやら白海に恋してるが相手にされない。
神器クラスのレイピアを所持。
神水属性、接近戦型、バトラー、ネタキャラ、“スサノヲ”被害者部門。
閲覧ありがとうございました。
四章もよろしくおねがいします。




