俺、大会会場に来る。
一ヶ月後、俺は大会会場に来た。
かなりデカイ。コロッセオみたいだ。○―マって都市の。
「それじゃあ、ギルマス特等席で見てるよ。返り討ちに遭わないでね」
ステルが馬車から声をかけてくる。ギルマス専用の席なんだって。
うらやましいな、そういうの。
少し時間が経って開会式。その後控え室に移動らしい。
進行していく中、6人が壇上に登った。あれが四天王とクイーン、キング。
左から、
(四天王)
・アスガ“武器、槍”
・クレイカ“武器、ナイフ”
・ノザ“武器、両手剣”
・ハブル“武器、獣笛”
(クイーン)
・アマノ シラウミ“武器、弓”
(キング)
・グローリー スパルテン“武器、レイピア”
以上6名が現在のホワイトローズトップクラスらしい。
「尚、今回は参加者が1ペアしかいなかったので、特殊ルールといたします」
そう、何故かは分からんが、観客多いのに参加者俺と先輩だけ。
「最初から四天王と戦えるというルールです。
ただし、2対4で戦っていただきます」
おう、まさかのこっちが多いよ宣言。普通の冒険者なら神器4つは詰みだ。
開会式終わって控え室。
俺は武器とある程度の隠し武装をストレージから出していた。
今ここにいるのは俺、先輩、近藤、氷咲。イフは俺の中。
「白海がクイーンだったのか。しかも神器使いって」
「俺もビックリだ。笹野から離脱して以来、顔も合わせてなかったな」
そう、ほんとに驚いた。白海の目は死んでいた。間違いなく。
「さて、神器使い4人を相手することになるとはな」
「勝たせるつもりは全くないってとこかね。まあ、カガミなら余裕だな」
「ホント、化け物みたいなステータスだよな。ドラゴンワンパンじゃん」
俺は以前、近藤とドラゴンの討伐に行った。
その話はおいおいするとしよう。まあ、近藤の言ったことで分かるだろう。
へーい試合だ!え?ここまで飛ばしすぎだって?
フッ。君等はこの1ヶ月のことを聞きたいというのかね?
3章じゃはいりきらないよ?それでも良いのかい?
え?じゃあいいです?ありゃ、割と諦めが早い。
『はいはーい!皆様お待たせいたしました!試合開始時刻で―す!』
大きな声が聞こえる。実況だ。音声拡散機の魔法道具を使っての。
まあ、聞いてはいないけどさ。
すると、野次馬の…もとい観客の声が聞こえてきた。
「神器使い4人は無理だろ」
「何秒でやられるかな」
「俺3秒に賭ける!」
「俺6秒!」
「なげえよ。俺は1秒だな」
「瞬殺かよ!おもしれー!」
ギャハハハと皆笑ってる。ギャンブラーかよ。うるせーな。
じゃあお望み通り1秒で終わらせてやるよ。
さあて試合だ。
俺は先輩と一緒にフィールドの中心に歩いて行った。
閲覧ありがとうございました。中途半端で申し訳ないです。




