俺、現状報告をする。(その2)
3章開始です。
「先輩、あきらかに2章までゲームっぽい展開でしたね」
「なにを言ってるんだ君は」
ホントに俺はなに言ってんだろう。2章ってなんだよ。
――――(3章本編)
どうも皆さん。心の中で誰に向かって解説してるんだと最近思った
真田 鏡です。今、俺と先輩、そして迷宮からでた直後に現れたイフは、
街に向かって歩いてますです。イフは突然戻ってきたんだよね。
修行終わりましたって言ってさ。
―――(回想)
「先輩、イフが出てきませんね」
「君の中で修行しているんだろ?精霊なのにどうして修行してるんだろうか」
「私もそれ思いました」
「「ウオッッ!?」」
「イフ!?いつ出てきた!?」
「今です。修行中に精霊の存在意義を思い出し、出てきた次第です」
「あ…そう…」
―――(回想終了)
精霊の存在意義ってなんやねん。気にしてはいるが聞けなかったので諦めた。
イフに変化があったとすれば、赤い髪の一部がオレンジになったくらいかな。
それ以外はない。見た目は変化してないが問題は能力だ。
能力が俺等を超えたようだ。身体能力に変化はないが、魔法がね。
長くなるんで後で話そう。それよりも俺だよ。銀龍戦でさらに強くなった。
パワー5600000(都会のマンションを小指でハワイまで飛ばせる)
スピード6347000(1秒で地球1000周できる)
ガード5240000(ミサイル何発撃ち込まれても平然としていられる)
チートやん。なにこれ最強じゃん。イフから聞いたとき耳を疑ったわ。
先輩も強くなった。ちなみに俺の数値の10分の9くらい。
強すぎるから、結局今まで通りに力を押さえることになった。
スキルも覚えた。新しく覚えたのは、
「精神障壁」(あらゆる攻撃を跳ね返す障壁。レインというと展開)
「フェンリル覚醒」(フェンリル状態専用。全ての技、魔法を強化)
「魔剣作成」(鍛冶スキルの一部。材料があれば魔剣を作れる)
以上3つ。銀龍と戦って、戦闘に関係ないスキルを習得した。
まあ、これ以上いらないけどね。ただでさえ身体能力が高いのに。
ちなみに街までは走った方がいいがが、道中の魔物を倒して、
素材を集めて街のギルドに売却すれば金になるらしい。イフが言ってた。
だから走らない。武器の性能を把握したりするのにも最適だ。
ちなみに、ソウエンも進化した。名前は変えなかったが、ある程度変化した。
「ソウエン」(成長後)
全長100cm、重さ20t。属性『神炎、神風、閃光』
配色変化なし。送り込む魔力を増やすと、3つの属性を全て宿せる。
こんな感じ。適合する属性が3つになった。多分俺のスキルが原因。
長くなったので、使いやすくなった気はする。あと重い。20tなんて嘘だ。
はい、現状報告終了。誰にしてんだか知らないけど。
そうこうしているうちに、街が見えてきた。えーっと確か名前は…
「イフ、あの街ってなんだっけ?」
「フォレストです。魔術師が誕生しやすい街ですね」
ふーんそうなのか。確か1年前、あいつらもあの街に向かってたっけ。
白海、鳥居、元気かな。多分居ないだろうけど。
そんなことを考えながら、俺達は街に近づいて行った。
「あ、ロード。街ではカガミ サナダと名乗ってください」
「分かった」
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