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アベリカ、ロザンゼルズへ

7 アベリカ、ロザンゼルズへ


「聞いてください!提案があるんです!」

ヘリコプターの爆音が轟く中、まなみが叫んだ。

「何ー!!」

「お父さんにチロ探しをてつだってもらうんです!」

「そんなことできるのー⁈」

「情報会社ですから!」

まなみのお父さんが経営しているのは、《チーマ会社》といって、色々な情報を提供している情報提供会社だ。

「はいはーい!!バナナその会社の事ならよくしってるよー!!」

フールー警察に入る前、バナナはそこで働いていた。まなみは初耳だったらしく、

「え……⁈バナナ、チーマ会社にいたんですか⁈」

目が点になっていた。

「私よりバナナの方が会社の事について詳しいと思うんでバナナお願いします。」

「え⁈バナナ説明しなきゃいけないの⁈」

「説明してくだ……」

「はいはいはーい!!!ちょっとまったあああ!!!説明とか後でもできるやろ!!今はまなみのお父さんに連絡取る方が先決や!!」

ルーが割って入った。

「そうですね、すいません。でも今は私のお父さんロザンゼルズにいるんです。」

「は?」

まなみの話によると、まなみのお父さんは世界中に別荘を持っており、1週間のうち3日をどこかの別荘で過ごすということだった。

「電話すればいいやん。」

「それが……ロザンゼルズの別荘の電話だけ壊れてるんです……。」

「なんやとー!!!」

ルーはしばらく思い悩んだ後、

「まなみ!バナナ!今から急いでロザンゼルズ行くで!!」

叫んだ。

「私もいくー!!」

アップルも叫んだ。

「フーとチェリーはR研究所の方行って、何やってるか調べといて!」

こうして、ルー、まなみ、バナナ、アップルの4人は、アベリカのロザンゼルズに向かって出発したのだった。


♪ ♪ ♪

「……で、出てきたはいいけどどうやって行くんや!?」

ルーがヘリコプターの爆音に負けないように叫んだ。

「あ!それは任せてください!もう用意してあるんで!!」

まなみも負けじと叫び返した。

「おじょうさま、こっちです!」

聞き慣れない声が聞こえた。まなみが駆け出したので3人も走ってついていくと、もうすぐ第二成生するぐらいの歳の、秋白犬がいた。第二成生とは、30歳になった時のことを言う。ルワノは第二成生をむかえて、立派な大人だと認められるのだ。

「早く乗ってください!ヘリコプターのせいで、飛行できるスペースが限られています!これからもっと増えるらしいですから急ぎましょう!!!」

4人はまなみの自家用飛行機に乗り込んだ。

「さあ!これから3日間空の旅ですよー!」

飛行機が滑走路を走り……飛んだ。

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