表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/37

宇宙へゴー!

6 宇宙へゴー!


「わああああああ~!」

ロケットが飛んだあ!すごい!研究所がちっさくなってく!

それにしてもこの宇宙服、暑いなあ。

「ねえねえ、これ、ぬいじゃだめ?」

「どうなってもしらないわよ。」

これは脱がないほうがよさそうだ。息ができなくなってしんじゃうかもしれない。チロが軽くなって飛んでっちゃうかもしれない。

「大丈夫、飛んではいかないから。」

え⁈なんでチロが考えてたことが分かるんだろ……。

「さて、なんででしょう。」

コールって、超能力者⁈

「残念だけど、超能力はもってないわ。」

「え?じゃあなんでチロが考えてたことわかったの?」

「さて、なんででしょう。当てたらアイスあげる。」

「アイス!!」

チロがアイス好きって事もわかってる!!んー、ますます超能力者にみえてきた……。


♪ ♪ ♪

チロがコールの事を超能力者だと思っている時、地上では、たいへんな騒ぎになっていた。

「なんやなんや!ヘリコプター大量やん!」

「それよりチロは本当にあのロケットで飛んだんですか!」

ルーとまなみが叫び合っている。

「なんかお偉いさんが乗ってるってうわさですよー!」

「それにしてもヘリコプター音うるさすぎや!こんな大量でこんでもいいやろ!」

「それは私も思います!」

「ねえねえ!これ、みてよ!」

バナナが参戦してきた。

「なんですか?」

「テレビ!ニュース!ルワノ放送!」

そう言いながら、バナナは大きなテレビを指差した。


『たった今入ってきた情報です!ソルド民主党の原梅(はらばい)代表が、我々ルワノを支配下に入れると宣言しました!』


「なんやって!」

「条約を破るってことでしょーか……」


☆ ☆ ☆

自分たちのせいで大変な騒ぎになっているともつゆ知らず、四人は宇宙旅行を思う存分に楽しんでいた。

「おい、水飲んでみろよ!まるくなるぞ!」

「ほんとだ!!まるくなる!ところでさ、三人とも宇宙来るのはじめて?」

「はじめてよー。行く理由も無かったしね。」

「そうなんだー。」


ビーン、ビーン、ビーン

急に大きな音が鳴り響いた。

「オイ!ネンリョウガモレテルゾ!」

どうやら楽しい宇宙旅行はこれで終わりのようだ。

「もしかして……落ちる?」

「いや、大丈夫だ。とりあえず河星(かせい)に着陸する!」

「こんなんで大丈夫なのー!?」

燃料が丸くなって落ちていく様子を見ながら、チロは叫んだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ