カッツ村
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「いやぁやっとつきましたね」ゾーラは笑顔でそう言った。初日のファングとの戦闘以外思いのほか順調に進んだ、つまり最初のファング以外はこの二日間何もでなかったのある。果たしてこれはただ運が良かっただけなのかそれとも……
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「あんたらハンターかい。」女性の声が横に聞こえる。しかしこうゆう男性口調の女性は何かと迷惑な人間が多いのでスルーするのがザックにとっては基本だった、|
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「おい聞いているのか、そこのメガネ」面倒な事が起きた場合大抵は後ろの奴がトバッチリを食らう、|
「私に何かごようでも。」ゾーラが何気無い顔で答えるどうやら体の一部を触られたて逃げる口実が見付からなくなったと思われる。こう言うとき大抵の人間は面倒から逃げるため回避行動をする。つまり|
「ハンターを探しているならわたしの連れが………、あれ居ない。」
こう言う風に仲間に移動する口実を作る、だからザックはそのことを予測し早めに酒場へ逃げていた。|
「連れがハンターだって、んでその連れは何処にいる。」|
「いや確かに早急まではわたしの前を歩いてたんですが。」|
「へぇ〜連れが消えたってことかい。」|
「ええそのようです、では私はここで、」この場から退却しようとしているゾーラの肩を迷惑な女(ザックの言い方でいえば)が掴んで来た、|
「まぁ連れが居ないのは残念だがこの際、あんたでも良いや。」|
「私はただのバインダーですよ。」|
「ただのバインダーはこんな森村何かにはこない。」|
「いえいえただのバインダーでも理由があれば来るんですよ。」|
「その理由を手伝って欲しいから声かけたんだよ。」|
「ほう………」
一方ゾーラに面倒を任せたザックはと言うと、酒場で情報収集を行っていた。
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「………でそうゆうわけでここに来たんだけど何か知っている情報ないかい。」酒場のマスターが答える。|
「それならあの女に聞けばいいんじゃないか。」
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「あの女?」
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「ほらいただろやたらやかましそうな女が。」
どうやらゾーラに任した(半強制で)女は俺と同じバスターらしい、後で話を聞いてみるか。(勿論ゾーラから)
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「それでこの村には何がいるんだ。」恐らくこの村にいるのは大型の魔獣なのだろう、じゃなければ多分あの迷惑女が倒しているはずだ。
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「ああ、だから女に聞けって。」
こう言うときに言わないのには大抵ニたくにわかれている、一つはただ単にめんどくさいだけ、もう一つは
「この村の依頼は少なくとも五日前には出ている、近くにある村から二日位でこれるんじゃないか。」
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「何が言いたい。」マスターの顔付きが険しくなる。
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「食われたんじゃないのか前にきたバスターはそして生き残って来たのがあの女だ違うか?」
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「何故そうおもう。」|
「大抵以来の事を話さないのは二つの理由がある、一つはただ面倒なだけ、もう一つは・・・話せない何かがあるからだ。ここでは討伐の依頼だからな、恐らくはかなりでかくてやばいのだろう?魔獣の種類を依頼に書かなかったのもそれが理由だろ。」しばらく沈黙が続いた、恐らくザックの読みが正しいのだろう、こんな山村にででくる魔獣で最も強いのはファング位だしかし其ぐらいだったら簡単に倒されてしまう。
だとするとここにいるのはこことは別のところにいる何か、しかも村人が勝てないレベルの………、恐らく大型の鳥類のたぐいだろうしかもここに残っているって事は多分巣を作る雌だろう。(雄ならそれほど問題がない。)また村を襲ってないことから雄は居ない(居たら襲われて村が壊滅しているはず。)さしずめまだ巣をつくっている段階なのだろう、なんせ次の段階は………餌の調達つまりこの村を襲う予定なのだから(人間は中々栄養価が高い。)
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「ドラゴンだ。」
マスターが静かに話だした。
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「ドラゴンそれって大型の最高ランクの部類に入る。」
バスターにも魔獣の強弱をランク付けに表している、これは名のあるバスターが倒してランク付けされており不定期に魔獣のランクが変わっている、その中でもドラゴンは最高ランクになっている、最高ランクの理由には魔獣の危険度以外にも種類や生存数そして魔獣の部位の使い道等によりランクが使われている、ドラゴンは生存数が少なく、部位も武器などに使われたり、卵などは薬に使われるため最高ランクに位置付けされている。しかし少なくとも若手のバスターでも四人位行けば瀕死まで、行けるはずだ。
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「三・四人バスターが行ったんだろ何故勝てない?」
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「わからねぇ、全然分からねぇんだ、あんたらが来る前に数組のバスターがそいつを退治しようと行ったんだよ、しかし全員奴を倒せなかった。」
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「弱らせることも出来ないのか。」
ザックもドラゴンとは戦ったことはあるが少なくとも、四人でかかればいや二人でもいれば弱らせることは出来るだろう。
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「それが誰も弱らすことは出来ねぇんだ、そして戻ってきたものは口々にこう言いはなつのさ。」|
「我々はとんでもないことをしてしまった神を怒らせたのだと・・・な」
読んでくれたかたありがとうございますm(_ _)m引き続き、次回の話を待っていてください