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マスターの気まぐれランチ

午後二時、ザックは近くの酒場で食事をとることにした。

酒場に入ると、アルコールの臭いがしてきた。昼間からよく飲むものだと思いながらザックはカウンターに座っていた。

「何にします?」

「何がお勧めですか。」

「それは質や量のお勧めですか、それても私のお勧めですか」

「かわったこと聞きますね、どちらを聞いたと思います?」

「私のお勧めを聞いたと思いたいです。因に私のお勧めは、マスターの気まぐれランチです」

「では質と量のお勧めをお願いします。」

「分かりました、マスターの気まぐれランチですね。」

「それは、マスターのお勧めじゃないんですか?」

「マスターの気まぐれランチは、私のお勧めでもあり、質や量てきにもお勧めのものです。なんといってもマスターのお勧めですから。」(こいつ変わったているな)と思いながら、結局マスターの気まぐれランチを頼んだ。気まぐれランチができるまで、カッツ村にいる魔獣のことを考えることにした、そもそもファングというものは、群れをなしており少々厄介だ。しかし果たしてファングごときの魔獣が、国からの依頼になるのだろうか、なるとするならば、余程のものでなければならない。では国で依頼するほどのファングとは何か、普通のファングより賢いのか?それとも大きく強いのか?いやそもそもカッツにいるのはファングなのか………

「あのとなり良いですか」

不意な話しかけにビクッと体を動かしそうになったが、昼間の司祭の体験によりなんとか対処できた。

「ええどうぞ」

「あっマスター、私はとなりの人と一緒の品で」

隣の人の注文内容に少し疑問が残るので、聞いてみることにした。

「俺がなに頼んだか知ってるのか?」

そう言うと眼鏡をかけた男は

「いいえ、知りませんよ何を頼んだのですか?」

まぁ予想どうり、頼んだ品はわからないらしい。ということは、こいつは何かを食べにきたわけではない、ということだ。

「何か疑問でも?」

「いや、なんで隣の人と同じ品を頼んだか疑問に思って。」

「状況を判断すれば、何を頼んだかぐらい検討がつきますよ。」

「ほう、どんなでは何を頼んだと思う?」

「まず、ここは酒場です、酒場なのだから、酒を飲む人がいるはずです。しかしあなたは考え事をしていた、しかも酔ったふうにも見えない。この時間帯は酒場も混んでないし、頼んだ品は、すぐ届くはず。よってあなたは、酒を頼んでいないということになる。」

「続けて。」

「では、人をまっているのか?しかしそれなら、わざわざ酒場に集らなくてもよい。格好からして、恐らく軍人か、バスターなのでしょう。だったらギルドか役所でまつ方が無難でしょう。」

「仲間をまっているのかもしれないぜ。」

「だったら、わざわざカウンターなんて座らないで、テーブルに来るはず。・・・以上から、私は、あなたがお昼のランチに来たと判断しました。」

「あんた名前は。」|

「あぁ、申し遅れました私はゾーラと言います」

「ゾーラか、なんか名前と印象が違うな」|

「よく言われます、名前だけみたら屈強な人思われますからね。」

確に外見では名前と全く逆の印象がとれる。

「それで何のために此方へ?」

「なぜそんなことを聞くのです。」

「貴方がここの村の人に見れないからだよ」

「どうして?」

「都会ならともかくこんな所にバインダーを持ってくる奴はいない、いたとしても家に置いてくるはずだし、食事中までよむほんではない」

バインダーというのは辞書のたぐいをさす言葉である、種類は魔獣やら薬草や神力やら様々である。まぁ恐らくこんな山奥にいるのだから恐らく薬草等のたぐいだと思うが、もしかしたらいやまさかな

「いえ、ちょっと仕事でね」

「こんな所に仕事か、せいがでるな。」

「いえね、ちょっと面白い話を聞いたもので。」

何気ないしぐさで話しているゾーラにたいして真剣に聞いているザックの印象が見えるのか、飯が準備がととのったマスターは話をおる機会をうがかっていた。|

「へぇ面白い話ねぇ、それってどんな内容何だい。」

「ええここではないですが、カッツ村に珍しい生物が来たと言うのでね、ちょっとした好奇心とドクターの言いつけで、見に行にいかされてね。」

やはりカッツ村に行く奴か…となると。

「へぇ、あんたもあそこへ向かうのか。」|

「と言うと貴方も向かうのですかカッツの村へ」

「ああ金になりそうだからな。」|

「そうですか、貴方も向かうのですか」

「なにとぼけてんだ、始めから俺を誘うために俺に話しかけたんだろ。」

「気付いていましたか。」

「あんだけ、やられて気付かない方がおかしい。」どうやら会話に一区切りついたようなので料理を出す事にした

「はい、マスターの気まぐれランチ。」

と言われて出されたランチには、サラダに野菜炒め・豆腐にオニオンスープ・ライスにコーヒと言う何とも風変わりなセットであった、ザックは果たしてコーヒはこのセットに必要なのかその前にこの野菜の量は何なんだと疑問に感じていた、と言うのもご飯は茶碗に入っているこれはわかる。野菜炒めが小皿に入っている、まぁこれが惣菜であるように見える。

しかしセット内容としては明らかにこれがに主菜いや主食に見える。しかし明らかに、主食が入るはずの大皿には、サラダと豆腐が…しかも分けてに入っている、これだけでもおかしいのだが、やはり一番おかしいのはオニオンスープがジョッキに入っている所だろう、少なくとも普通の店では滅多におめにかれないセット内容だ。

「マスターこのランチセットはほんとにお勧めなのか」|

「ああそれで六ルッツだかなり安いと思うぞ。」

ルッツと言うのは一応世界共通の単価となっている、因に一ルッツはビール一杯の値段と等しい、これも一応世界共通の取り決めになっている。なぜ一応かと言うと簡単な話はこの世界は地理が完全には分かっていないからである。

だから少なくとも今は我々が理解できる範囲の地理を世界と言っているからである。

さて話は戻して金の単位はルッツは以外にもあり、ルッツの下にはペタがありペタが最低の単価であり唯一の硬貨である。

ペタ十枚でルッツに変わりルッツ百枚でガリに変わる。

因にガリ千枚でハルクに変わる、因にルッツから先は規定の金をいち早く集めた人が自分の写真を持って国に金と一緒に申請しにいけば、誰でも金の単価になれることになっている、まぁ金持ちではない俺には関係がないが、一応そのぐらいの雑学あったほうが金持ちとは話しやすいから(大抵の金持ちはこのために金を稼いでいる見たいなものだからな)因に六ルッツは約薬二本ぶん位の値段である。(まぁ確に安いか)と思いながらザックは野菜炒めでライスを食べていた。

マスター

「因に主菜は野菜炒めだ主食はサラダウドンとライス、デザートは杏仁豆腐だ。」

「デザートの豆腐二丁はありますよね。」ゾーラがオニオンスープのジョッキを飲みながら言った。ザックは目の前にあるウドンが野菜でおおいい隠されているサラダと普通では来るはずのないデザートの豆腐を見て、溜め息をつきながら食べ始めた。

読んでくださった方ありがとうございますm(_ _)m評価もしてもらえるとうれしいです。

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