カッツの村へ
司祭
「神は大地を作り海を作り人を作った、私達人々は………」
男(何回聞いても真面目にきこうとは思えないな)暇なので辺りを見回してみる、ここの教会は三人座りの椅子が横に二縦に三並んでいる、わりと小さめな教会だ、周囲には子供が沢山いる多分親に言われて来ているのだろう、そんなことを考えている間に司祭のありがたいお言葉の大半は終わってしまう。
司祭
「………では話もそろそろ終りにしましょうか」(やっと終わったか、あいかわらず長い話だ。)男はそう思いながら司祭の前にある言っていった。
司祭
「おや、何か用ですか?」
男
「ええ、旅の無事の祈りと薬を頂きたいんですが」
司祭
「ああ、軍人のかたですか、道理で話を聞かないわけだ。」
男
「気付いていたんですか。」
司祭
「長年こうゆうのをやってますと、だいたいは分かるものですよ」司祭は、そう言うとドアを開けて中に入ってしまった。(まさか薬もらえないなんて事はないよな)男はそう考えながら、教会のステンドガラスを見ていた。
司祭
「中々良い絵でしょう」
不意をつかれたので、一瞬びくっと男が動いた。
司祭
「おや気付かなかったんですか?駄目ですねぇ、軍人はいかなる時も神経を集中させておかないと」
男
「俺は軍人ではなくバスターですよ」
本当は、俺は軍人ではなくバスターだ、と言いそうになったが話をろくに聞かず年上にたいする礼儀も知らないと思われると薬どころか、また長いお言葉を聞かされそうになると感じたので、瞬時に言葉を敬語にした(まぁ、他人からみれば敬語でも何でもないが)
司祭
「おやバスターのかたですか、ならばなおさら、注意しないとあなた達は軍人と違って、いつでも生死の境にいるのですから」
男
「はは、気を付けるようにしますよ」司祭|
「ふむ、まあ良いでしょうそれでは…」
男
「あっ、俺はザックと良います」
司祭|
「ごほん、あ〜それではバスターザックに旅の無事あらんことを」
そう良いながら司祭はステンドガラスに向かって両手を上げた、|(何とか終わったみたいだな………)
司祭|
「ではザック君頑張って魔獣を浄化してくれたまえ。」と言い何品かの薬を手渡した、ザック
「まぁ程々に頑張りますよ」、そう言い残してザックは教会を出ていった………。
さて薬も貰ったことだし、ギルドに言っておくか、いやその前に酒場で飯を食おうか、そうこう考えてるうちに村の中央付近まできていた、ザックはポケットの中から懐中時計を取り出した。(昼の一時か…かなり時間がかかったな)ここの村に着いたのが九時ごろである、そこから教会に行くのに約五分、そこから少しの待ちを入れても約三時間半時間を潰したわけである、(次回は薬を買おうかな…)と思いながらザックはギルドへ入っていった。
ギルドのなかはいたって質素である、まぁ人工の多い国の都にもなれば話は別だがこういった小さな村などには人も少ないので掲示板が二・三見られるぐらいで後は受付しかない。
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「いらっしゃい、民間の依頼は右にある掲示板にはっておくれ。」ギルドの受付をする人は大抵は年輩の方々が受付をしている。まぁ中には現役でやっている人もいるが大抵は力が衰え止めてしまう、ここのギルドにも一人のじいさんが経営していた、
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「国からの依頼はなにかあるか?」
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「何だあんたバスターだったのか、今んとこ依頼はないよ、まぁこの先にある、カッツの町にいきゃあ話は別だかな」
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「そこまでの道のりは。」
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「ここから北へ向かってざっと三日の旅だな。」
三日か、今からでれば二日目の夜にはつくだろう。
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「でどうしてそこに依頼があるんだ。」
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「どうやら近くの洞窟に魔獣が住み着いたらしい、まぁ多分ファングだろうな。」
ファングと言うのは狼のことだ、神力の力により口から火や氷を吐く奴もいる。またファングの毛皮は色合いによってはかなりの値になるものもある。|(まぁ行くあてもないし)
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「分かったありがとう」
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「道中気を付けろよ、ここいらにも群れている奴ら…」
バタン……、(やれやれせっかちな子だ)
さてと、それじゃあカッツ村に行きますか………
読んでくださった方ありがとうございますm(_ _)m