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罠造り

「ふう、これで最後か。」

ザックは最後の仕掛けに取り掛かっていた。|

「なぁ、ほんとにこんなんに引っ掛かるのか。」

ファイがおもむろに言い出した、実際彼女が行ったことと言えば、荷物運びと自分の神力を使ってある特定の地面を柔らかくしただけだ。

「大丈夫ですよ、多分きっとなんとかなりそうますから。」

そういいながらゾーラは材木を運んでいる、こちらもやった仕事は荷物運びと出来上がった罠を仕掛けると言ったことだけだ。しかし出来上がった罠の大抵は岩が落ちてくる奴や変な水を落とすやつばかりでつまるところ、神を殺せるような代物ではない。

「いいから仕事をしろ、配置とか間違えたら洒落にならないぞ。」

そう言ったザックは自らの神力の力を使って荷物運び(全て危険物)と罠造りを行っている。

「だけどさぁ、ほんとに配置なんて関係あるのかい?」

疑問そうにファイが質問した彼女の前方では地表が少し変わってきている。

「ああ、少なくとも最後の一つにはちゃんと意味があるぞ。」

そういってザックは柔らかくしている地表の上にゆっくりと荷物を下ろしていく。

「所でその中には何が入っているのですか?」

「ああ、これは俺が作った特性爆弾さ。」|

「効くんですかそれ。」

「まぁ少なくとも俺が知っている魔獣だったらかなり痛がるだろうな。」

「痛がるってここで倒すんじゃないんですか?」

「いや、闘うのはこの先の洞窟さ。」|

「洞窟って…何処にあるんですか洞窟何て。」

「ここから、数分で行ける場所にあるぞ。」

ザックは最後の荷物を地表に埋ている、最後の奴には多少の仕掛けがあるらしく外見も他のとは多少変わっていた。

「さてと、これからが本番だ。お〜いファイ休んでないで次行くぞ其処で、最後だ」

「さっきここが最後だっていってなかったか〜。」

「多分それは気のせいだ〜、次のはほんとに最後だから真面目にやんないと明日になっちまうぞ。」

「明日って…」

果たして、こんな感じで神を倒せるのか……。

「お〜いゾーラ、とっとと走ってこい。洞窟で一泊したいのか〜」

一方そのころここからあまり離れていない洞窟では。

「何時まで、俺にこんな面倒なことをさせるつもりだ。」

「これで最後だ、次の人間達を潰したら約束通り貴様に力をやろう。」

「ふん、一つ言っとくが。」

「分かっておる、力を与えられなかったら、その時はわしを食らえばいいじゃろう。お前こそしくじるなよ神龍、お前がしくじったらわしの今までの時間が無駄になるからのう。」

「この俺が失敗すると思っているのか、まあ楽しみに待ってな次の奴らを潰し、お前と契約してやろう。」

「失敗するなよ、代わりはいるとはいえ探すのが面倒だからな出来るなら、できるならおまえですませたいからな。」

「この俺がたかが人に敗けるとでも言うのかシン。」

「可能性をいっているのだ、この世界に必然というのはないのだからな。」

少しの間があり、また話出す。

「たまに、物事を考え生きている奴らは運命という言葉を使う。しかしこの運命とはたまたま起こったものなのか?必ず起こるものなのか?違うだろ、運命とはだからが起こしたことであり。誰かが起こさなければ運命とは変わってしまうのだよ。」

「つまり俺が敗けると、そう言いたいかのか。」

「敗けると言う選択肢もいれとくべきなのだよ。じゃないと想定外の事をやられたとき、焦り・怒り、我を忘れて行動し消えていく。」

「ふん、くだらない発想だな。」

「その余裕が後で命取りにならないことを願いたいな。」

シンはそう言うと龍の巣からでて言った。

いつも読んでくださったかたありがとうございますm(_ _)m

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