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フェアリーマスコット·ラブウィル!〜妹は魔法少女で兄は妖精に恋をする〜  作者: リーフランス


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40、マフナとカラオケデート(後編)

「毎度ありがとうございましたー」

「ふう、歌いまくったな」


3時間が経過して、カラオケルームから退室して、料金を支払い退店する。


内心次はしっかりフードメニューも頼もうと思いつつ…。


時間はお昼時、今日は家族にお昼御飯は要らないと伝えてあるのでお昼御飯は外食の予定だ。


「楽しかった…」

「ああ、楽しかったな」


最後は序盤に歌った曲を二人で歌いノリノリで過ごした…。


これはかなり仲良くなれたんじゃないのか…凄く手応えを感じたぞ!


「さて、ご飯時だけど…マフナは食べたい甘い物はあるか?」

「…パフェが食べたいわ」


肩に乗ったマフナがポロリと要望を口にする…。

素直に要望を言ってくれる程度には仲良くなれた事を内心テンション上げつつも冷静さを保つ。


「なら美味しいパフェを食べに行こう」


カラオケの近くにある喫茶店に向かう。

そこではパフェのキャンペーンがやっており、多彩な種類のパフェが売られていた。


店内は個室スペースもあるのでそこで食べればマフナもパフェが食べられるだろう。


店の中に入り、個室スペースで食べたいと要望を伝えると、個室スペースに案内してくれた。


「今日はパフェでお腹を満たすか」

「…人間て野菜や肉をバランスよく食べないと行けないんじゃ…?」

「確かにそうだけど偶になら問題ないよ」


心配そうなマフナにそう言ってメニューを見る。

チョコやカスタード、マロンやイチゴやメロン、バナナと男性でも悩む豊富なメニューが並んでいた。


「……イチゴ…」


マフナが独り言のように口にしたイチゴという単語、1つは決まったな。


「よし頼むか…」


テーブルの側にあったボタンを押して、店員を呼ぶ…そして来た店員に注文する。


「デラックスイチゴパフェ1つとハイパーカスタードミカンパフェ1つお願いします」

「え、承りました」


店員が物珍しい目でこちらを見てくるが、どう見ても妖精のマフナではなく、お昼時に男子高校生が一人でパフェを2つ注文するのが異質に見えているのだろう。

店員はすぐに退室したが別に気しない。


「余ったパフェは俺が食べるから好きなだけ食べてくれ」

「別にパフェ位なら一人で食べ切れます…」


ムスッと答えるマフナ…でもパフェの大きさ的にマフナの身体より大きいからどう足掻いても入らないような…。


いや、そういうのは深く考えない方が良いか…食べきれないなら俺が食べればいいだけの話だし。

そう思い待っていると、2つのパフェが運ばれてきた。


「お待たせしました、デラックスイチゴパフェとハイパーカスタードミカンパフェでございます」


ドンと2つのパフェが置かれる…それは大きく太く、デザートと言うには大き過ぎるパフェだった。

正直に2つ食ったらお腹がはち切れそうな位に膨れそうだ。


「マフナ、これを見ても食いきれるか?」

「…………4分の1位は食べて欲しいわ」


流石のマフナでも食べきれないと判断したようだ。

ひとまず自分が食べる用のカスタードミカンパフェを口にする。


カスタードの甘みとミカンの酸味が美味しくスプーンが進む。


ちらりとマフナの方を見ると、マフナは自前で持っていたのか妖精サイズのスプーンを手にしてイチゴパフェを食べていた。


ひとまず食事の邪魔をしないように無言でパフェを食べ続ける。


途中でフレークとかが入っていて食感も変わる為、飽きは来ない。


「なあ、ミカンいるか?」

「……味変として欲しいです」


マフナが悩んだ結果ミカンを所望するので、スプーンを使ってミカンを分けてあげる。


「むぐ、ミカンも美味しい…」


マフナが笑顔になる、これを見れたならシェアしたかいがあった。

後半、マフナが失速する。


「お腹いっぱいです…」

「そうだろうな、マフナ身体より大きいもの…」


「……残りをお願いしても良いですか?」

「ああ、任せろ」


こうして自分はカスタードミカンパフェと4分の1程残ったイチゴパフェを食べきるのだった。

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