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フェアリーマスコット·ラブウィル!〜妹は魔法少女で兄は妖精に恋をする〜  作者: リーフランス


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13、学校と告白と…

コンビニ強盗との戦いから少し時が流れて連休明けの登校日、学校で下駄箱を開けるとそこには一通のラブレターが入っていた、ハートマークのシールが入っているから間違いないだろう。


「あー…これは…」

「ほう、またか半身…無謀なことする人が多いね」


知木の言葉を背にしつつも一応ラブレターの中身をみる。


「お昼休みに校舎裏に来てくださいか…行きたくないな」


差し出し人の名前は書いてあるが、知らない人だ、少なくともクラスメイトではない。


この告白のラブレターの経験は何度かある、2割いたずら8割マジな告白だったと記憶している。


「行きたくないなら行かなくて良いんじゃないのか?ダメ元で当たって砕けろだろうし、放置でもいいと思うんだけどね」

「そうだけどさ…一応貰った以上、真面目に返さないと行けない気がしてね…」


「まあ半身がそうしたいならそうすればいい、もしもなんか必要なら言ってね、腕組みして…はもう不味いか、半身には一目惚れした子が居るし…」

「まあ、そうだな、その手段はもう使いたくないな…」


中学生の頃はそう言った恋人ごっこという手段を使い、お互いに告白されないようにしていたけ、懐かしい、その影響で妹が完全に知木と付き合っていると思うようになっちゃったんだよな…ゲームとかスポーツの競技で最高の連携プレイしてたら拍車かけちゃったんだよな。


ともかく昼休みは告白の返事をする事に決めて俺と知木は教室に向かうのだった。




そして授業を受けて昼休み…。

校舎裏に行くと1人の女性がいた、どうやらイタズラではないみたいだ。


「えーと、貴女が手紙を送ってくれたのか?」

「はい、えっと…その…」


服装からして中学生か…学生服の外付けアクセサリーに使われている色で学年がわかるのは便利だな。


「あの、えっと、一目惚れしました!付き合ってください」

「ごめんなさい、他に好きな人が居るので気持ちに応えることが出来ません」


…相手からしたら一世一代の告白だが、俺からしたら赤の他人だ…そうだとしても断るのは毎度少しメンタルにくるな…。


「そ、そうですか…すみませんでしたー!」


女の子が走ってこの場から去る…教室に帰ってお昼御飯食べるか…。


教室に戻ろうと移動しようとすると、クスクスと笑い声が聞こえた。


最近地獄耳でも得たのかなと思い聞き耳をたててしまう。


「クスクスクス、あー面白い」

「ほぼ初対面で告白なんて成功するわけないじゃない…クク…」

「ちょっと誑かしたらこれなんだからあー面白い」


2人の女性の声が聞こえる、聞こえた内容からしてさっき告白した女性は隠れて聞いている2人に誑かされて告白に踏み切ったわけだ…。


初対面で告白成功しないは同意だが…人の恋慕を都合のいい見世物にするのはなんか腹立つな…。


「おい!人の恋心を誑かして見世物として見るという浅ましい2人組出てきな!」


ドン!と腕につけていた腕輪をタワーシールドに変形させて、地面に突き刺す、見ずに聞き耳だけ立てている感じだから、音による脅しだ。


「ひゃあ!?バレてる!?」

「めっちゃ怒っているよ!逃げるよ!」

「もうこんなことすんじゃないぞ!」


大きな音を出したおかげか、女性2人は尻尾を巻いて逃げていった…。


「…はあ、戻ってお昼御飯を食べるか…」


こんなことしても告白してきた女の子の慰めにもならないが…まあ、もうこんな事が無い事を祈っているとジリリリリリリリ!!と学校全体に聞こえるくらいの警報が鳴り響く…耳を塞ぎたくなる音で思わず耳を防ぐ……。


「ぐうう…」


警報が止まるまで耳を塞ぎ、膝をつく…ここまで警報てうるさいものだっけ…火災警報器だよな…誰だ?いたずらじゃないよな…。


そう思っていると校内放送が始まった。

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