表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お前みたいな召喚者がいてたまるか!  作者: 焼ミートスパ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/85

8 第二王子派の貴族が頭を下げているから許してやったんだけど、後で知らんぷりして全滅させるつもりだよ(勇者目線)

「すみませんでした」


頭を下げている貴族がいた


御貴族様は大変だ~、と思っていたら第一王子ごしゅじんさまから怒られた


勇者おまえに謝っているのに無視するな」





・・・いっちょん判らん!





いえね第一王子ごしゅじんさまの護衛をしてたんだよ


なにせ第二王子から毒殺、暗殺、謀殺の三重苦な目にあっているんだ


それくらいしないとあっさり死ぬからね




・・・異世界って酷すぎね?




今日は珍しくお客があった


いつもの派閥の貴族ではなくって初めて見る顔だった





また大変なことになるんだろうな


そう思ったね



だってお客は第一王子の部屋に入って後、全然出てこないんだ


碌でもないとこになっているのは必然だろう




そう思ったら第一王子に呼ばれた


部屋に入ると第一王子と側近とお客の貴族と第一王子の派閥の貴族が居た


一体何が起こるのか?と思ったらお客の貴族が突然謝りだした




・・・せめて脈絡をくれ、と言いたい



まあ勇者おれには関係ないし~、と思っていたら第一王子から怒られた


それが冒頭のことだった




なんでも第二王子の派閥の貴族の跡取り息子が相次いで暗殺されているんだとか


被害者は全員第一王子を毒殺しようとした貴族


なので容疑者は第一王子(の部下)


それが王宮での常識になっているそうだ




なので


「謝りますから息子を殺さないで下さい」


と第一王子に懇願しにきたそうだ





一人息子を殺されたらお家断絶


いや息子が死ぬのは耐えられない


ですから第一王子の派閥に入ります


だから許してください


息子を殺さないでください


そう言ってきたそうだ




いや知らんがな


正直そう思った




第二王子の手先となって毒殺しようとしたんだ


そのせいで毒見役が死んだ


なのに自分の息子が死ぬかもしれないとなったら止めます、謝りますというのは筋が違うというものだ





某99代皇帝も言っていた


「ヤっていいのはヤられる覚悟のあるものだけだ!」




そう言う事





「絶対に許さない」


「あ、でも暗殺は勇者おれじゃないよ」


「証拠もないのに犯人扱いとはとんだ言い掛かりだ」


「証拠を見せろ」


と言ってやったね




お客は顔が真っ青だったね


交渉が破綻したので息子の命は風前の灯



いや~、いい仕事した感じがする


今日のご飯はさぞ美味いことだろう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ