4 頬に十字の焼き傷は罪人の証拠
「正直に喋ったら助けるって言ったじゃないか!」
罪人がなんか叫んでいる
「もちろん助けるよ?命は、ね」
優しく言ったのだけどなぜだか泣き崩れた
王族を毒殺しようとしたら極刑だ
連座制で一族全員まるっと皆殺しだ!
だよ
それを首謀者であるあんた一人の罰で許してやろうっていうんだ
それも頬に十字の焼き傷を付けただけで終わりという優しい罰で
逆に感謝して欲しいモノだ
そう言ったんだが逆上した
それが冒頭だ
・・・犯罪者の考えることは判らないな
「ちなみに第一王子も納得しているよ」
「あちらであんたが罰を受けるのを見守っていらっしゃる」
「慈悲深いお方だろ?」
優しく諭したのだが犯罪者は泣きわめくばかりで話を全然聞いてくれなかった
もういいや
やってしまおう
そう思い指先に小さく炎を灯す
そして第二王子派の誰かから毒殺を命じられれた手先の頬に十字に指を滑らす
見事に十字の焼き傷の完成だ
「あ、頬に十字の焼き傷があるのは犯罪者だって第一王子様が布告済みだから」
優しく教えてあげたら犯罪者は涙を流して感謝していた
うん、いい事をした後は気持ちがいいな!




