39 勇者、奴隷をゲットする(勇者目線)
「ごしゅじんさま、これからよろしくおねがいいたします」
そう言って少女が頭を下げた
・・・What?
いえね、魔の森から出てくる魔物の討伐依頼を受けたんだよ
無事に終わったところまではよかった
そして最後に見せ場があったので報酬を上乗せされた
冒険者はいい商売だわ
そう思ったのでしばらくお城には帰らないことにした
だって一人で生きているようになるまで耐えたんだよ
騎士団の訓練に紛れ込んでボロボロにされたりとか
剣の腕もそこそこ上がり、常識もゲットしたんだったらそりゃ城を出るってもんだ
・・・第二王子とその派閥の貴族をボコボコにしてやろうとしたら止められたからな、ちっ
という訳で異世界に行ったら行きたいところナンバー1の海に行くことにした
・・・どのなろう小説でも海に行って新鮮な魚介類を食べているってばよ
討伐組の冒険者たちと別れて一人で海まで街道を歩いていたところ、狼系の魔物に襲われている馬車を見つけた
馬車は横に倒れ、馬はかみ殺され、もう結構ボロボロだった
でも護衛らしき人間と雇い主らしき太った商人が頑張って剣を振っていた
疲れ果ててヘトヘトになっていたけど死にたくないので頑張って剣を振っているって感じだった
・・・自分より低い敵に剣はあまり役にたたないんだよね(残念!)
このまま見捨てようか
そう思った勇者は悪くない
ピンチになったら誰かが助けてくれるなんてのはあり得ないんだよ
この世は等価交換で出来ている(嘘)
ぼ~っと見ていたら見つかってしまった
「た、助けてくれ!」
助けを求められた
「20匹あまりの狼系の魔物を相手するんだから高いですよ」
値段の交渉をしたら
「この人でなし!」
と怒鳴られた
・・・うん、見捨ててやろう
すみませ3ん
ごしゅじんさま、まで行きませんでした(てへっ)




