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お前みたいな召喚者がいてたまるか!  作者: 焼ミートスパ


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36/85

36 勇者、日本刀を試す

龍槌閃が剣道の『面』ならば、龍昇閃は剣道の『突き』だね


・・・要はどの流派も技は同じで名前が違うだけってことだと気がついた




勇者ぼく以外の冒険者はと周りを見渡す


みんな経験が多いだけあって無難に魔物を仕留めていっていた





割と楽なのは魔の森から離れていて魔物の密度が薄いためらしい


本当のスタンピードは魔物が溢れすぎて対処できないんだと


・・・そりゃ勇者が必要になるわな




とはいえ今はそこそこの魔物しかいない


だから安心して練習してきた技を試せる




九頭竜閃


天翔ける龍の閃き


牙突


と一通りの技を試したところで魔物の質が変わった




人型から獣型へ




要は犬や狼系の魔物だね


それも集団戦が得意な奴




リーダーもさすがに10名程度の冒険者で一度に数十匹の狼系の魔物を相手にするのは不利と判断したらしい




「撤収!」


そう指示を出した





方陣を作って ~つまり皆が背中合わせになって~ 魔の森から徐々に離れるってことだ


これも事前に打ち合わせがあった


・・・経験豊富な人間というのはパないな




しかし狼系の魔物はしつこかった


どこのストーカーかよ!ってくらいしつこかった




剣や刀というのは自分よりも低い存在には不利なんだよな


力が入らないところでしか触れないから





やるとしたら突きだけど、肉に食い込むと剣が使えなくなるという欠点がある


まあじわじわと削っていけばよい


セオリー通りやれば大丈夫


そんなリーダーの指示というか励ましもあって皆の士気は高い





この異世界ではろくな人間を見てこなかったけど意外なところに良い存在がいるんだね


感心した




・・・安心したのがフラグだったのか新たな狼系の魔物の集団が遠くからこっちにくるのが見えた




ちょっとやばくね?

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