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誘拐したが、怖がられなかったでござる。

こういうギャグもたまにはいいかなと思い書きました。突発的に書いたのですが、意外と設定は気に入っています。

 拙者は日本人、そして周りは外国人。

 二十四時間営業しているコンビニは今、悲しきことにとある某殺人ウイルスのせいで自宅待機しており、拙者も自宅待機したかったが、二十四時間対応なので、いつまでたっても来ないアルバイトの外国人をいつまで待つが、来ないので一人でレジを打っていたりする。拙者は恨んだ世間を、拙者だけ安い賃金で頑張っているのになんでこんなにも違うのだろう。

 外はまだ朝の五時、それでも並ぶ外国人の客人。日本に帰宅しようものなら、この店は誰かに取られるし、それくらいなら首吊って死んでしまった方が楽だと思った。その時、拙者は色んなところにハッキングをするのにハマっていた。

 いや、ハマったらダメだろと思ったが、陰キャの拙者はこれくらいしかできぬ。ハッキング用のパソコンを持っており、いつでも逆探知されてもいいように別のパソコンを持っていて、他の所でハッキング仲間でオタク仲間のレオナルド・アッカーマンに別の国から同時にやってもらって、色々と手伝ってもらっているわけなのだが。拙者はそのおかげで博打とか色々やったら、ハッキングした監視カメラからなんのカードを引いているかイヤホンから音で教えてもらって大儲けしたりして財産を半分個したりした。そんな悪行やってたなーとか思いながら……。


 拙者は犯罪をとうとうやらかしてしまった。

 マフィアのボスとは知らずに誘拐してしまったようだ。マフィアのボス……恐らく十二歳くらいだから幼女は暢気に拙者の普通のパソコンを弄りながら目を輝かせて拙者の袖を引きながら。

「おい! 貴様、私にこのゲームのやり方教えろ! 面白そうだ!」

「はいぃぃぃ、教えますぅぅぅ」

 言いながら拙者は半泣き状態でゲームを教えていた。ぼさぼさ頭で、短髪の眼鏡かけた拙者のことなんて気持ち悪いと思っているに違いない。というか、この幼女逃げる気ないのかと思いながら見ていると、幼女はうきうきとしながらゲームをし始めた。幼女は携帯を持っていたらしく、その親に連絡した。

「も、もしもし」

「ボス!! ご無事ですか、電話しても出ないので心配し……誰だ貴様」

「は、はい、えっと、迷子を保護して」

「こいつは私の携帯を逆探知して、私を誘拐した誘拐犯だ」

「貴様!! ボスになにもしていないだろうな!!」

 怒鳴り散らされている。僕、知らない。何も知らない。頭がパンクして泣きそうになりながら、幼女は拙者の頭を優しくなでながら電話を代わってくれて、凄く嬉しそうに話している。

「お父様が死んで以来だ。こんなに楽しいのは、こいつのおかげで今、私はとても楽しい! ゲームを教えてくれてな」

 と自慢し始めた。え、なんで?

 拙者の頭の中は疑問符ばかりだった。色んな考えが巡る。ただ単におもちゃとして見ているのか、それともただの善意でやっているのか、それとも拙者……いや、僕のことを心の中でなにもできないオタクと罵っているのかもしれない。そうだ、そうに違いない。だから、拙者は悪役を演じ切るのだ。

「金をに、五十万用意しろ! そしたら、この娘は返す!」

 そう一言電話で言った。すると、間が空いたあと笑い声が聞こえてきた。腹を抱えて笑っている様がよくわかる。息切れしながら。

「あー、それくらいの金なら用意できる。欲しいのか? そんな五十万ぽっち」

「五十万……ぽっち……?」

 拙者は頭に血が上った。

「五十万ぽっちじゃねえんだよ!! その金でどれくらいの人が助かると思ってんだ!! 五十万があれば生活できるんだよ!! 生き延びれるんだよ!!」

「じゃあ、なんでこんなことしてんだ」

 真面目な声で言われ、僕は声を荒げた。

「養子として引き取ってくれた僕の恩人の外国人の両親を助けることができるんだよ。今、大病を患っていて、その為に金が必要で、こそこそと生きながらでも頑張って稼いでんだよ。汚い手を使ってでも僕は両親に恩返しがしたくてやってんだよ!! 確かに最初は遊びだった! ハッキングも、なにもかも、でもそのあと父と母が病気になったと聞いて汚い手を使ってでも五十万を手に入れないといけなくなったんだよ。手術費用で安い病院だけど五十万で引き受けてくれるっていうところがあるから、その人たちに頼んで治療費のために頑張ってるんだ。それを五十万ぽっちとかいうな!! ぼ、僕の、僕の血と汗と恐怖を返せ!!

 幼女はこういった。

「なら、貴様、私のところで働け」

「……へ?」


 冗談、だよな?

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