プロローグ
前の作品を知らない人は初めまして、知っている人は(多分いないだろうけど・・・)お久しぶりです
作者の連夜と申します。
以前の作品を休止してからかなりの年月が経ち、久しぶりに書いてみると、まぁ文が進まない進まない、(どの業界もブランクは大きいです)というわけでかなり久しぶりの投稿になってしまいました。
前の作品ではかなりきついペースで執筆していたので今回は緩やか~に執筆していきたいと思います。
今回こそは!!どれだけかかっても最後まで完結出来たらなーと思っています。
まだプロローグしか書けてませんがよろしくお願いします。
西暦20XX年 Y月 Z日 午前1時23分
とある国のとある町。
一軒の民家に泥棒が入る。
泥棒は、その家の住人全員に猿轡をかませ、縛り上げると、
他の金品には一切手を触れず、その家に代々受け継がれているという大剣をつかんだ。
大剣には古ぼけた鎖が巻いてあったが、泥棒が手に取った瞬間、その鎖はもろく砕け散った。
泥棒はこの大剣の本当の価値など知らなかった。
ただ、『この大剣を盗ってくれば、一生を遊んで暮らせるほどの大金を支払う』というとある大金持ちからの内密の誘いに乗っただけの話であった。
泥棒はほくそ笑んだ。
『これで一生を遊んで暮らせる』
『仮に金を支払わなかった場合でも、これを売るなりなんなりして何とでもしようがある』
『それこそ、この大剣を使ってあのいけ好かない雇い主を脅す、なんてこともありなわけだ・・・』
泥棒は笑わずにはいられなかった。
・・・しかし、泥棒が金を得ることはなかった。
泥棒は知らなかったのである。
自分のした行為がいかに愚かしいものであるのかということを
西暦20XX年 Y月 Z日 午後13時47分
人類は、突如世界中に現れた化け物たちにより甚大な被害を受けていた。
死亡した人類のリストの中には
大剣を盗み出した泥棒の名も乗っていた。
ちなみにの話ではありますが、前作・・・と言うと語弊がありますが、『だって僕らは勇者なのだから』はまだ一応続きを書く気は満々です。
ただ、一応あの作品の立ち位置はこの作品のあとの世界、という風に考えているので、『この作品を終えてからあの作品を書く』『この作品と同時並行であの作品を書く』『あの作品はほっといてこの作品を書いていくうちにあの作品をもとにしてこの作品として書く』のどのパターンになるかは正直わかりません。
もしかしたら希望に添えない形になるかもしれませんがご了承ください。