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魔物の微笑み  作者: 宮川ちい
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五十五話 闇に蠢くもの

グロ注意

 レッドとマサヒトは廃校へ来た。一先ず魔物の集会だったらしく暴走族の集まりの様なものをしている。

「こんな所で何している。」

 レッドは魔物に警戒しつつ話し掛けた。

「祭りがあるって知らない男から言われた。全くのでたらめ情報だった」

魔物はそう言った。それが魔物たちが集まっている原因だった。

「どんな男だった。」

レッドはそう尋ねた。

「茶髪の長い髪を一つ結いをしている巫女衣装みたいな格好している人だった。」

 魔物はそう言って人は殺してないが窃盗はやったので警察に任せることにした。勾玉をくれた人と風貌が違うな。でも関係者なのかな真人は思った。

「まあ。何であれ妨害されている可能性があるが何処の誰かは分からなかったしな。」

 レッドはそう言った。秋田支部や警察に連絡を入れた。その頃カケルとカノン何か思い出したかとカケルは尋ねたが未成年だから早めに帰れしか思い出せないとカノンは答えた。

「多分こっちに来たことないと思います。まず家から遠い気がします。」

 カノンはそう言った。

「それ先に言え。」

 カケルがそう言ったので一旦キャンプ場に戻って行った。

「明日もう一度元アジトに行ってみます。何か思い出すかもしれないので。」

 カノンはそう言った。

「分かった。他の二人にも伝えておくから。」

 カケルはそう言った。二人は来た道を戻り始めた。レッドとマサヒトは藤子の姿と真人の姿になり急いで爺ちゃんの家に戻り始めた。出来るだけカケルと遭遇しない様に気配を消していたが遭遇した。

「何で秋田に。」

カケルはそう言った。

「それはこっちのセリフだ。」

 レッドはもう一人もフィルダだと気付き逮捕すると言ったのでカケルはレッドの脚の近くに煙幕を投げて逃げ出した。ついでにマサヒトがせき込んでる間に居なくなった。

「顔見られたな。」

 レッドはゴホゴホ言いながらそう言った。結局爺ちゃんの家に帰り他の人にもフィルダが何故かうろついているとだけ話している。

「あの様子だと多分本当に偶然って感じだったな。」

 真人はそう言った。その頃カノンは全力疾走だったので息が上がっていた。なおカケルは全力じゃないのでそんなに上がってない。

「一先ず何で来てたんだろう。」

 カケルはそう言った。まだフィルダは秋田に爺ちゃんの家があるとは知らないので運が良かったとしか言えない状態だったとは知らないレッドも薄々あれは不意を突かれた顔だったから放置しても大丈夫かなと思った。その時ブラック・フォークスが連絡が来た。

「フィルダのアジトで何か遭ったが知らないけど遭ったみたいだわ。場所は特定してないけど。」

 ブラックはそう言った。ブラックは女性でレッドより一つ年齢が上の少女だった。

「丁度カケルと出くわした。」

 レッドはそう言った。かつてブラックもとレッドはカケルが好きでブラックが出会うのが早かったがレッド盗られたと思ってた時期もあったが今は別の恋人いるので引きずってない。

「貴女もカケルの事を忘れなさい。」

 そう言ってブラックは通話を切った。レッドも分かっているのが忘れそうにない。未だ認めたくはなかった。京都で買った懐中時計を捨てられず持っていた。未だカケルもまだ持っているのは知らない。

一先ずカケルとカノンはキャンプ場に戻った。

「来るかと思ったが来なかった。」

 カケルはそう言った。

「今の知り合いですか。」

 カノンはそう言った。

「ああ元恋人で元バディ。不意打ちだったから呆気にとられた顔してたな。」

 カケルはそう言った。未だ元恋人というフレーズが辛く感じていた。カノンは寝ようとしたがよく覚えてない悪夢にうなされていた。近くには寝袋で寝ている。カケルや酸川も居るがカケルが飛び起きた。彼は京都で一回死んだときの夢を見ていた。

「お前眠れないのか。」

 カケルは話し掛けた。今は夜中である。レッドもフレイヤと同じ部屋なので寝ている。実はあの後も真人とマサヒトは爺ちゃんと戦い竹刀で一本取れなかった。何度もトライしたが全く取れなかった。マサヒトはもう一本取っていたのでおとなしく見ていたという。真人はお風呂に入ってから後寝始めた。茶髪で一つ結いをしていた巫女衣装のような姿で男性がおり一先ず魔物をけしかけていた。

「どう出るかな。ライ。」

 男は金髪の男の名を口にした。翌朝に稽古をやっていた。真人は夢の内容を思い出した。ライは現れた。

「出来るだけ早く集めて欲しい。まだ決戦ではないが。」

 ライは少し焦っている。名前の知らない真人やマサヒトは何で焦っているんだろうと思っていた。如何したんだろうあの人慌ててたけどと真人は思っている。その頃カケル達は朝食後元アジトに来た。夢の中で真っ暗闇の中人が次々襲われていた襲撃されていた事を思い出した途端吐き気に襲われていた。

「何者かに夜に襲われたのは思い出したけど」

 カノンの言葉に知らない奴だったのかとカケルは尋ねた。

「否犯人の顔が霧掛っている様に思い出せない。」

 カノンはそう言った。こりゃ時間掛かるな此れはとカケルは思ったが死んだスタッフが集まる場所は何故か飾りつけをしており何かのパーティー中だったのかなとカケルは思った。一番ここが被害が多かった。後は逃走中に殺されたで間違いなかった。襲撃一週間前カノンは人事帳を見ていた。

「俺仙台に赴任か。何かここに長く居たせいか寂しくなるな。」

 カノンはそう言った。

「んじゃあ。赴任前に他の人と一緒にお別れパーティーしようぜ。」

 提案したのは亡くなった上司の男はそう言った。まさかあんなことが起きるとは知らずそれまで荷造りや資料などを整理始めた。引っ越し作業はフィルダのメンバーがしてくれるのでそっちに任せた。

「寂しくなるな。」

 何時も場を盛り上げてくれる男はそう言った。

「引っ越しても手紙書くから。」

 その約束は叶えられないとは知らずラノンという電話無料アプリに登録した。本当に平和な部署だった。あの日まではと思い出した途端カケルはカノンの顔色が悪いので一旦外に出るかと言った時ガタンという音がしたので気配を探ると誰かひとり掃除用具入れに居る事が分かった。藤子と真人は結局まだ一本取れず一旦休憩をした。レッドがカケルの居場所を特定したので行こうという話になった。

「結構近いな。」

マサヒトはそう言った。一先ず移動して無いので昼食を取ってからにした。その間何しているんだろうと思っている。

 カケル達は掃除用具入れにだれか入っていることに気付き近づいている。開けてみると一般日本人と異なる外見の持ち主だった。

「Doyou speck japanese?」一先ず外国人かどうか確かめた。

「ちゃんと話すよ。話せばいいだろ。」

 ホロンドのアメミス語で話している。実は男は窃盗でこの場所に入ったらしかった。

「じゃあ。殺害現場を見たのか。」

 カケルの言葉に否殺された後で犯人は見てないとだけ答えた。フィルダの生き残りかと言えばそうでもないらしく貴方は誰ですかとカノンはそう言った。

「フィルダではないみたいです。知っている人じゃない。」

 カノンの言葉に何が起きたのかと尋ねた。

「フィルダの人間じゃねえよ俺は。マフィアの方だ。ちょっと野暮用でフィルダの秋田支部に来た。」

 男はそう言った。

「フィルダ以外立ち入り禁止だが犯行後此処に居たのか一ヶ月も。」

 カケルの言葉にちょっと語弊があると男は言った。

「一ヶ月もあの死体らは放置してたのかよ。通りで腐っているはずだ。俺は2日目。とある奴から取引しないかと言われて。」

 男はそう言った途端レッドとマサヒトが入ってきた。

「やっぱ元バディだけある。」

 カケルはこの場所がバレたと気が付いた。

「誰も居ないな。フィルダの拠点か。」

 レッドはそう言った。別の掃除用具入れには別の男の死体が入っていた。悪臭を放っている。それはフィルダじゃなかった。

「何があったんだろう。」

 レッドはそう言った。真人に至っては吐きそうになっている。実は取引を先にしてた男を殺すことになり掃除用具の中に入れて別の掃除用具に入って生きてる男が後任だった。まさかそんな事態になっていると知らず此処に居ると男は答えた。

「誰だそんな事した奴は。目的とか聞いてないか。」

 カケルはそう言った。レッドは近くの資料を読んでいる。資料はそのままにした。転勤の人の送るパーティー企画案と書かれており死体は無いが一か月前まで使われたと判明した。もう一つ在りそっちも見た。そっちは実験データーらしく此処は研究所が併設していたことを意味していた。

「此処は研究室を併設していたのか。」

 辺りを見回しカケルが知っている内容をざっくり把握した。突然何者かに襲撃された結論に至った。別の部屋に行った時武器と書かれておりミルと拳銃と書かれているのに空だった。

「どうやら武器は転売してたのかもな。それはを恐れて……って所だろうな。」

 レッドはそう言った。その頃カケルは男から武器の転売してた奴が居ると言っている。

「うちの組織の取引相手だったから間違いない。」

 そんなことでフィルダ員が殺したのか犯人とカケルは思った。

「犯人の名は……。」

 カケルは核心部分を尋ねたが男は言えない。

「行く時からヤバい案件だと思ってたが……。」

 男はそう言った。

「泣き言は聞いてない。」

 カケルはそう言った。

「ごめんな別嬪(べっぴん)なお嬢ちゃん。言えない決まりだしそいつの名前は言うと呪いが発動する魔法掛けられてオジサン言えないんだわ。」

 カケルを女性と間違えられた。

「俺は男だ。そいつの名を言えないのか畜生。」

 カケルはそう言った。


***********************************************


 カノンはぼんやりとその日を思い出した。本当は宴会が終わったら翌日には仙台に行くはずだった。酒は飲めないのでジュースを飲んでいた。上司がもう一つの人格の少年とやろうと言っていた。その時記憶が無くなったのでザウスと変わったのだろう。気が付いたら死体の中に居て死んでは無かった。まさかザウスが殺ったのかと思い記憶が無くなった。実はカノンは幼少時代虐待されたら別人格が出来て暴れだす困った奴だった。今はずっと寝ている。

「俺のもう一つの人格が殺したのかと思っていた。其れで記憶が無くなったのかも。」

 カノンのその言葉にえっと驚くカケルに対しザウスが現れた。

「よう。初めまして。ザウスだ。カノンが世話になったようだな。」

 ザウスはそう言った。カケルは知らないがザウスはカノンと仲良くした人を拒否する困った癖があった。

「やっとカノンが一人ぼっちになったんだ。邪魔するな。」

 ザウスはそう言った。そのせいでカノンは人づきあいが悪かった。

「そうもいかなくてな。此処の事件を調査を総裁命令なんでね。」

 カケルはザウスにそう言った。

「何があったのか聞かせてくれないか。」

 カケルはザウスにそう言ったが首を縦に振らない。

「あれは俺の中でも嫌な記憶だった。」

 ザウスはそう言ったがそれ以上言わない。如何やらカノンに嫉妬しているらしく少しひねくれていた。カノンは組織に懐いていたがザウスは逆で貸し作るなよ言われてた。本々フィルダ入りしたのはザウスで友人を作らないようにしていた。そのせいかカノンは孤立していたがフィルダに入ってから段々友達も増えていった。ザウスはつまらなく感じていたがそんなとき仙台に行くことが決まりザウスは喜んでいた。そんな彼に上司の男はせっかくだからザウスも来ないかと話をしていた。

「余計なことするなよ。俺があいつが一人ぼっちにさせたいだけなんだ。」

 ザウスはそう言った。ずっと羨ましくて仕方なかった。何時も蹴られたり殴られたり罵られたり罵倒されたりしたあいつを守るために生まれた存在なのに存在意義がなくなる事にザウスは恐れていた。

「本当は君も楽しみだろう。人との交流もしたいだろう。」

 上司の男はそう言った。

「嫌だね。そもそも俺とあいつは人間不信なんだ。優しい言葉に何度騙されたか。」

 ザウスはそう言った。そんな事をカノンはシアターで見ていた。あんなことを言っていたのかカノンはそう言った。カノンを虐待してた人は世間では聖人のような扱いをされている人なので余計腹立たしかった記憶もある。バレてからどうなったか分からないがカノンは逃げていた。そんな事もあってザウスは人間不信度は強い。上司の男に説得されて結局行くことになった。だが重要なところで現実の光景が見えた。

 レッドとマサヒトは資料を集めながら移動をしている。何者かによって秋田支部の人が全滅に近い形をとったと分かりだからカケルが居るのかと二人は思った。

「殆どの死体はフィルダが片付けたのか。」

 レッドは言いながら移動している。そっちの方が有難いと真人思った。彼は変死体には慣れてない。腐敗した死体も当然慣れておらず今回は一回吐いたがそれ以降は死体を見つけてないのでほっとしている。

「俺と行動したければ早く変死体慣れておけよ。」

マサヒトはそう言った。

 レッドは新しい資料を見つけた。実はかなり前から武器の一部が無くなっていた事に気付いた人が居て誰かがやっていると報告が入ったという資料も見つかりレッドは転売でもしてたのだろうか犯人とレッドは思った。応援を呼びたいが夏休み中の為一人で行動しなければなかった。来るとしても2時間以上異空間を通じてくるのだからもう少し早いかとレッドは考えている。一応フィルダの元秋田支部を発見したと本部に連絡した。後で増員が来ると言っていたが何時かは不明である。その頃その頃カケルは武器商人に何でいたのか聞いている。何個か武器を買取してくれと依頼人に言われて此処へ来たが死体だらけだったので下手をすれば自分もこうなると思い怖くて出られなかった。

「誰と取引したのかは言えない呪いに書か掛かっているっと答えたよな。」

 カケルはそう言うと武器商人の男は頷いた。

「フィルダの方は呪いを解く事が出来るが誰なのかきっちり吐いてもらうからな。」

 カケルはそう言った。マジかと武器商人は思った。ザウスも聞いており何故か顔色が良くない。やっぱり犯人知っているみたいだが口を開いてくれないかとカケルは思った。

「やっぱり犯人の顔を見ただろう。」

 カケルはザウスにそう言った。

「知っている奴だが今は亡くなっているかもしれないし。」

 ザウスはそう言った。実はザウスは返り討ちに成功し逃げた様である。死体の中に居る可能性もある。まだ死んだ奴の特定が全て終わったわけではない。怨霊でもない限り死んでも続くというケースは稀である。

「本当にぶっ殺したのか。」

 武器商人はそう言った。倒れて動かなかったので死んだと思っていた。気配迄確認してなかったとだけザウスは答えた。その時カノンは殺気を感じたザウスが犯人と思われる男と戦闘になり刺したナイフが犯人の腹に刺さり倒れたので死んだと思ったのはこれでかとカノンは思った。その日はちょうど満月で雲に掛かっていたが晴れて犯人の顔が見えてザウスは唖然とした顔をしたところで映像は現実に戻った。

 その頃レッドとマサヒトは気配を消して移動する何者か入ろうとしていることに気付き誰だろうと思っている。カケル達はそっちは気が付いて無い。外で酸川とカインが待機していた。なかなか来ないので心配していた。実は死者の特定が終わりカインとカノン以外の生存者が割り出された。その人物こそ今回の犯人という訳である。絞めないとな犯人と思っているレッドには気が付いたが男の気配に気が付いていない。犯人の男は裏口から移動している。なので酸川達は気が付いていない。カケルに視点を戻そう。

「つまり誰なんだその人物。」

カケルはそう言った。

「信じてたのにな。俺素直じゃないから信用しない振りしてたけど」

 ザウスの言葉によほど信じていた相手だと思った。その時やっと男の気配に気が付いた。カノンも分かりあの人生きていたんだと思った。カノンは詳しい事情を見てないので分からなかった。

「良かった。生きてたんですね。」

 カノンに急に戻ったのでカケルは妙なものを感じた。

「何者かに殴られててそのまま記憶を失くしてね。つい最近戻ったばっかりなんだ。」

 男は笑った。何処かで聞いたようなセリフとカケルは思った。その男は上司の男ミカエスという男だ。

「ミカエスさんもですか。」

 カノンはそう言った。

「気を付けろ。コイツが……。」

 武器商人はそう言ったが呪いが発動したのか心臓発作で死亡したので証人が居なくなったとミカエスは思った。武器商人の男はそのまま倒れたのでカケルもうっすらこの男怪しいと思った。

「この人誰だい。」

 ミカエスはそう言った。

「何でのこのこ現れた。」

 カケルはそう言った。近くにはまだちょっとだけ武器が残っている。知ってか知らずか此処に迷わず来ている。おそらく横流しの犯人または協力者の可能性が高い。

「君は誰だい。」

 ミカエスは当然の如く聞いて来た。

「一応君の上司の一人ですが。天地カケルと言ったら分かるだろ」

カケルの言葉にミカエスは冷や汗が流れて来た。ブラッディードラゴンが上司になっていたのは知っていたが現れて来るとは思わなかった。

「すみません報告が遅れてしまい。」

 ミカエスは弁解しようとした時やっとザウスが戻ってきた。

「何だよ嘘つき野郎が。カノンは知らないが俺の方は知っているんだぞ。お前がこの場所の襲撃犯ってことを。」

ザウスの言葉にやっぱりなという顔をカケルはしていた。



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