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魔物の微笑み  作者: 宮川ちい
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五十二話 森の中で

エリザベスを追い出したヘビも出てきます。

数か月前に遡る。森の主だったエリザベスは大ヘビのカトリーナというメスに騙されて隠居させられた。

そいつもソイツで男を食べるのが好きな大ヘビだが大多数はエリザベスに取られてしまうのであえてエリザベスを隠居させたがエリザベスは殺されてしまうと知り逃げたのが発端だった。

ちなみに魔物の森に人が入るのは稀で人間を食べるのは至高のご馳走なのだが大多数の魔物は

女の人や少女を食べたがる。

普段は森の魔物を餌食にしているが彼女のテリトリーはメスばっかりになり場所を変えると言って

何匹か居なくなった。出来る事ならオスの多い地区に現れては食べているので別名は雄キラーと呼ばれていた。それを何百年続いていたのでカトリーナは怒り騙したのが真相だった。

今はあの子が雄キラーって呼ばれてそうとエリザベスは思った。エリザベスは知らないが早速雄キラーと呼ばれていた。

「カトリーナ。雄ばっかり襲うな」

 年下のメス魔物たちは怒ってました。

「だって人間来ないんだもの」

 カトリーナはそう言った。彼女は人間姿は茶髪のボイン美女になる事が出来る。

「同じことエリザベスも言ってたわよ。全く状況変わらないじゃない」

 一匹のメスはそう言った。後にカトリーナも恨まれることになるとは思わなかったという。それは後の話である。

一先ず話は戻り亜美の父親は亜美の母親を探しチラシを配っていた。何かの事件に巻き込まれたのか

分からなかったからだ。まさか娘も死んでおり別の人がやっているとは気が付かずその子に妻を殺されたとは全く気が付いていない。

 何処に行ったんだろうと思う父親に妻のゴーストはその子は娘じゃないと幾ら叫んでも妻の声は聞こえない。

霊感ゼロな父親は全く気付く素振りは無い。

「うるさいわよ」

 亜美は本物の亜美の母親にそう言った。今は彼女しかいない。

 蜘蛛の姿になっても男たちを入れている訳じゃないから大丈夫なのだが彼女にとって窮屈だった。年齢が年齢だしモンスターバスターに目を付けられたら困ると思っていた。一応姿が未成年なので

大人の姿をしてた頃はやっていた時期はあったが目を付けられそうになった。

そっちは日本の警察だったが結局犯人失踪でカタは付くだろうと亜美は思っていた。

 その頃海月市で大量の人骨が発見された。人骨は最近失踪した人とDNAは合致し死体遺棄事件になているとフレンチは聞いた。まさかねと彼女は思ったがちらりと魔物の犯行かもと考えがよぎった。

ニュースにもなりました。

真人はあの近く暫く行かない様にしようと思った。

「チキンだな。お前。」

 マサヒトはそう言った。他のメンバーもゾッとしたらしく、もしかしてあの近くに

犯人居たんじゃないのと美加からラノン・・・L○NEみたいなものでこれもこの世界では

別のが置き換わっている。怖いよねと宇佐子のラノンしてきた。レッドはうっすらエリザベスの事を

思い出しやっぱりあの時捕まえてた方が良かったかもと思った。ただ人間の姿時は知らないので

捕まえるのにも捕まえる事が出来なかったという。

 色んな所に夜闇市で蜘蛛糸を巻き付けられている死体がある。そこにマサヒトとカケルが居たので

ビックリしてレッドは目を覚ました。夢かとホッとした半面未だ微かに震えている。そんな事にならない様に自分がいるじゃないかとレッドは思った。

 一先ず落ち着き又寝始めた。まだ深夜だった。

深夜はエリザベスは起きている時間のものの未だ未成年の姿なので出る事が出来ない。

しょうがなく寝ている。

気が付いたら森におり主になる前のエリザベスを現在のエリザベスが見ている。

昔のエリザベスは現在のエリザベスは見えてないらしく今日はと言っても聞こえ無い様だ。

「今日は虫さえ飛んでいない。主様が食べちゃったのかな。」

 昔のエリザベスはそう言った。虎のメスの主なので勝ち目がなく渋々移動となった。

季節は秋らしく紅葉が広がっていた。

「絶好の蜘蛛の巣日和。」

 無邪気だった頃の自分を見て昔はそういう日も度々あったわねと現在のエリザベスは思った。

「そろそろ冬眠しないといけないからお腹一杯食べないと。」

 昔のエリザベスはそう言った。因みに蜘蛛は晴れた日に蜘蛛の巣を張る習性が在り今でも巣を作る時は

晴れた日を利用しているが人間として暮らしているので巣は作らないようにしている。

「やっぱり巣が恋しくなるわね。」

 現在のエリザベスはそう言った。鳥の魔物の魔物にバレない様に巣を作っている。

やっと巨大トンボを取ってムシャムシャ昔のエリザベスが食べていた。鳥の魔物が来たので身を隠したが近くに住む同じ種類の魔物の姿を見つけた。そっちを鳥の魔物が食べていた。狐が鳥を狙っていたりと生存競争が大変な森で主をやるのは大変なことだとエリザベスは幼いながらも長年思い続けた。

まだその時は主じゃなかったので必死生き延びようと思っていた。

 次の場面では春になっていた。3月位だろうかその時はお腹ペコペコだったが巣を作っている。早速蝶々を食べてお腹いっぱいだった。

 そんな暮らしが百年続いただろうか巨大になり主クラスになっていた。

前の主が居なくなったせいもあってエリザベスは主になった。襲うのも巨大蜘蛛相手なので怖くて

手が出せなかった。人間を襲うようになったのもこの頃だった。

人間を化ける方法も知り記憶を読み取る力がある事が分かった。

なお標的は人間だった。人間が来るのは稀で魔物を食べるようになる。

 目を覚ますと亜美の部屋のベットにに亜美の姿で寝ていた。

そうよね。今人間の振りをしているんだったとエリザベス否。亜美はそう思った。

 起きるのが昼過ぎになってしまった。夏休み中とはいえあんまり人間として生活をやっていけれる

レベルではない。これは不味いわねと亜美は思った。学校行かないといけないのにと亜美は考えている。まだ本物の亜美が死んだ事は他の人は知らないはずなので特定される前に別の場所へ

移動するつもりである。

その前に七夕という祭りがあったっけ。其れには参加しておくか。記念にと亜美は思った。

残念ながら浴衣の着方は知らないので浴衣で行くのを諦めた。

ジンベエは好みじゃないしねとエリザベスは思った。彼女は浴衣派だった。

普通の私服で行くつもりである。白いワンピースを見つけたのでそれを着ようと思っていた。

麦わら帽子が似合いそうなシンプルな作りのワンピースだった。最近だとエネルギーとして使うからという理由で店頭にはあまりおいてなかった。在ったとしても田舎のお婆さんをイメージしそうなデザイン

ばっかりだった。逆に子供用しかなかった。しょうがない日傘にしようと買い物に行った時思った。

紫外線ブロックの日傘を買った。

無論雨の時も使える代物である。黒色で白のレース薔薇の所だけピンクになっている。綺麗に見えたので買ったが同じ年齢の子はあまり見かけておらずキャップ帽か女性用の帽子が多く被っている子も多い。

普段の藤子はキャップ帽を外に居る間は付けている。浴衣を着るので夕方行こうという話になった。

あんまり食事がきつく締めるので出来ないが理由で水分を取らないのも大変という理由だった。

レッドは一人で着付けが出来ていた。動画サイトで見て覚えた。スフォンの父がすこしきつめにしないと解けるぞと昔言っていたので少しきつめにしている浴衣を着ろって言われても

正直屋台料理食べられないんだよなきつくてと藤子は思った。カケルは浴衣姿のレッドが好きなのでぜひ着て欲しいと思っているのだろう。今回は黒眼黒髪で行くが真人の事も心配なので非常用のスマホ持って行こう彼女は思った。何せエリザベスらしき生物も見ているので襲う危険もあったからだ。

あんまり離れない様にするかとレッドは思った。そんな事は知らない真人とマサヒトだった。

死刑執行役の魔物はエリザベスらしき女郎蜘蛛の魔物を見たという話を聞き海月市から夜闇市に来ていた。レッドは住んでいる場所迄は特定できなかったが多分この町を根城にしていると言っておいた。

「前に話してませんでしたがエリザベスは特殊な能力がありましてもし人間になっているのならその人物の記憶を読み取る能力があります」

 死刑執行役の魔物はレッドにそう言った。

「それは危険だ。特定は未だだが出来るだけ早く出来るよう努力してみるよ」

「お願いします。何時か復讐しに戻って来られても大変ですから。」

 死刑執行役の魔物はそう言った。レッドは知らないが昔魔物の森に遭った。一応森の歴史は住んでいる魔物たちが記録を残しているので若い魔物は知っているが知識だけである。それで前の主を殺す風習が

あった。その事はエリザベス自身は知らない。何故殺されなければいけないのか分からない。

一先ず逃げたが魔物が居ない世界だったというのは理解はした。ただ生きるために人間の姿をしている。自分の死が怖くて堪らなかった。子孫は残されたがエリザベスは足りないと思っていた。魔物の知識では考えつかなかったが亜美は密かにイラストレーターをしたかった。自分が生きた証が欲しかった。

本当の亜美じゃない為それほど上手くない。結局描く才能は本物の亜美の方が上手い。

入賞こそないものの、かなりの腕だった。

美術部に通っているが今は夏休み中での為お休みしている。

学校となったら何て言い訳しようとエリザベス否亜美は思った。

今は時間帯で暑く外には出たくない時間だ。エアコンが効いた部屋に居る。

ずっと付けている訳じゃないが今日は一段と暑い。TVも付けておらずパソコンとスマホも付けてない。

ラジオも付けずひたすら読書をしている。

一応亜美の宿題を今は代わりにやっている。途中までは亜美は進めていたがあの日エリザベスから

殺されてからはエリザベスが気が向いたらやっていた。もう少し涼しくなってから出かける予定だ。

最近は夜でも暑くて仕方ないわねとエリザベスは思った。森の中では考えられない事だったと彼女は振り返る。森の中は夜は涼しくなり気持ちよく寝られた記憶があった。帰りたいと思うが死刑執行役の魔物が居る為出来ない。殺されるかもしれないのに戻るのと心の中の自分が居て本来なら森の生物だし

戻るべきよと思う自分が居る。

実はホームシックになっていた。大体の魔物は顔見知りで新参者が出たとしても子供だけで大人は知っていた。外来種はあんまり係わりたく無いのか孤立状態である。結構トラブルを起こすので排除を森の中ではしている。そんな中での権力争いだったので正直エリザベスはウンザリしていた。宿題を終えた後ふと思い返した。

亜美の父親は妻で亜美の母親の行方を捜して探偵を雇ったと聞いていたが正直バレるんじゃないかと思い

後で食べるか口封じさせようと亜美が思いついていたなど探偵と他の人物は知らなかった。

 探偵の変死体が見つかったというのはそれから3時間後だった。実は父親の名刺から探偵を割り出した。

そして話があると言って殺し探偵は荷物の中に未使用の危険ドラックを持っていたので

それを盗っていった。彼は食べたいと思うほど魅力が無く白髪のお爺さんだったので殺しただけで

終わった。困ったのは父親だった。殺人の容疑がかけられたが実はエリザベスが父親と自分の容疑を

他の人に擦り付けてないと困ると思い別の容疑者を作らねばならなかった。ナンパしてきた男に罪をきせる為に記憶と探偵の金品なども置き亜美をナンパした記憶を消していた。そいつが容疑者になり

父親は解放された。

危険ドラック吸引の末半狂乱になっていた容疑者なので罪に問えるかと警察はそう言った。納得いかなかったのはその家族だった。絶対逮捕してくださいと言っていた。それは後の話で殺した後別の服に着替え後知り合ったというかナンパしてきた男に探偵の危険ドラック未使用品を亜美は渡し居なくなった。

何も知らない男は煙草だと思い吸ったのが運のつきだった。エリザベスは立ち去る前探偵の所持品を置いて行った。記憶も書き換えられていて亜美の事を忘れた。更に2時間後ラリっている男を捕まえたが殺人をほのめかしたので逮捕されたという形になった。着替える前に呟いた。

「この服もう着られないわね。」

 その服は燃やしたという。別の服を買った。それは翌日になってからだった。

流石に24時間服を売る店が無く仕方なく翌日になってからだった。けっこう安いと有名で流行の服も

買える場所で買った。

「亜美。お前最近服が新しくなったけど何かあった。」

友達の男の子はそう言った。亜美とは幼馴染という男の子だ。亜美自身は地元が此処なので転勤で

この場所を離れるというのは無かった。また地元企業で父と亡くなった母は居る為此処は離れなかった。大企業だったら離れたかもしれないが残念ながら二人とも落ちて中小企業に入った。

二人とも夜闇でセールスをしている。

母の実家は田舎の方なのでよく母の実家を遊びに亜美は行っていた。

去年も今年も行くのだと思っていたがエリザベスに遭ってしまい死亡した。そしてエリザベスが

母親を殺している。

 因みに母親のゴーストは死神の手配で本物の愛娘と再会し大泣きしていたらしかった。

「ごめんね気が付かなくて。」

 母親は亜美を抱きしめながらそう言った。

「良いの。それよりお父さん無事なの。」

不安がる本物の亜美に対し今のところ大丈夫みたいだよと死神は言っていた。

バーでは探偵が泣いていた。とんだ災難だったと言っていた。危険ドラックを吸って犯人にされた男は

訳が分からないままの状態で自殺したらしく何で俺死んでいるんだと正気に戻っていた。

死神は経緯を話した。探偵は自分の危険ドラックを使われたことを知りすまんと言った。

化け物からの煙草かよと言っていた。

「君はもう少し警戒すべきだったよ。未成年が持っている時点で少し変だと思わなかったのか。まあ正体は魔物だけど」

 死神に説教をされたという。

 話は戻り亜美は知らないが幼馴染の少年は亜美の事が好きだった。亜美は眼鏡の真人が好きだったので二人とも片思いでした。因みにエリザベスはうるさい子は苦手でした。

「あんまり詮索する子は嫌いです。」

 一刀両断しました。特別食べたいという欲求が全く起きない普通の男の子に見えたため、

あえて両断した。その日からその男の子はその言葉がトラウマになり相手の事はそんなに詮索しないように努力をした今度はルーズな男と言われることになるとはこの時なるとは知らなかった。

ともかく振られたのが分かりしくしく泣いていましたが特別美形ではないため放置することにしました。

 いよいよ翌日七夕祭りが開始されるので前夜祭として花火大会があった。一応仙台を真似ていたので本場よりは少なめでした。


***********************************************


 この日はみんなで行こうという話になり藤子もカケルも真人も居ました。遠くて分からないが亜美も

居た。何時もよりヒトが多めなので誰もエリザベスが亜美という事を気が付いて無かった。

何匹か人間の姿をしている

魔物が居たため特別警戒はしていない。むしろ喧嘩にならないか心配していた。亜美の父親は

ぐったりしているので今日は亜美一人でした。

「綺麗だったね。花火」

藤子はそう言った。

「明日は浴衣着ろよ」

 カケルは藤子にそう言った。今日は前夜祭なので私服でした。

「俺らも来てたけどお邪魔しているみたいで罪悪感が」

 真人はそう言った。

「たまには良いだろ。一応今日は仕事優先にしてくれたみたいだからマシだろ」

 マサヒトはそう言った。

「自重しろよ。金髪のマサヒト」

 カケルはそう言った。

「ほらほら喧嘩しないの」

 美加はそう言った。圭一は苦笑いをして雅人はため息をついた。

「実はさ。家庭教師のお兄さん。多分何処かでデートしているんじゃないかなと思って」

 雅人はそう言った。確か黒翼だったよな。茶髪の雅人の家庭教師って藤子真人マサヒトカケルは

思った。

「何時もより早めに切り上げていったからさ。」

 雅人はそう言った。時間にうるさい黒翼が早めに切り上げたのは花火があるから多分彼女が居て

その子とデートしてると思ったらしい。あいつリア充ではなかったような気がするがと藤子は思った。

あのゴゼルダから相棒のラーメンというポエムまで作られた程リア充ではない。なんかムスッとするカケルに何で怒っているんだろうと藤子は思った。

黒翼はその頃一人ではなく友達と花火に来ている。と言っても藤子たちが居る場所ではなくビアガーデンに居る。花火のロケーションも悪くない場所だ。

「ビール最高。」イエロー・クラウンという名前で黒翼とよくつるむ相手だった。金髪金眼だがマサヒトとは違う顔付である。結構美形の部類に入る男である。

「お前相変わらずカップ麺生活か」

 イエローは黒翼にそう言った。

「お前はどうなんだよ」

 黒翼はムスッとした口調でそう言った。

「自炊始めました。どうせこの体死にはしないが食べ物入れないとこの体動かないしな。

彼女は出来ないしな」

 イエローはため息をついた。実はイエローをはじめ黒翼や数人のメンバーは不老不死でした。其の為結婚しても相手を失ってしまうので結婚を諦めたが真相でした。

「あいつは来てないみたいだな。まあ今は来れない事情があるけど」

もう一人不老不死が居たが今回は諸事情で現れませんでした。

「まあ居場所は見当がつくが今回は止めよう。まだあいつの話レッドには話してないし」

 黒翼はそう言った。レッドはクシャミをし噂される人物が変装して近くに居ました。

そっちもクシャミをしていた。

「おい風邪か。」

 カケルは藤子を心配に見ている。

「違うと思う」

 藤子はそう言った。後日あの時友達と酒を飲む約束してビアガーデンに言っていたと話すことになる。

「イエローとお前ら仲が良いな。」

呆れるレッドにに対し茶髪の雅人が黒翼に恋人いるんじゃないか発言をしていた事を知り本当はそうしたかったよとブーブー文句を言う黒翼を見てこりゃ暫く無理かもな恋人出来ても結婚はと思うレッドだった。

彼の秘密は彼女は知らない。



皆秘密を持って生きている。

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