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魔物の微笑み  作者: 宮川ちい
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四十八話 スローデンの起こした事件

まだまだ夏休み水着回。

レッド達が来る日のやって来る2時間前に遡る。スローデンはエスプリに概要を聞かされた。彼女は二日酔いらしく調子が悪そうだった。

「ホーリーブラッドの総裁暗殺だって。まだ代替わりして間もないのに殺せと命令よ。」エスプリはそう言った。

「何でうちの組織が。」スローデンは尋ねた。他の組織特にフィルダが起こすのだが何故まだ名を馳せたばかりのぺーぺー新参テロ組織がやるんだと思ったという。

「名を残すチャンスよ。」エスプリは妙に乗る気である。そのテンションのまま目撃者とホーリーブラッドの総裁を暗殺しエスプリはこの後合コンがありますと言って居なくなった。妙にやる気だと思ったら合コンのお誘いがあったからかよと思うスローデンだった。後で始末した後その場所から居なくなった。ホリーブラッド総裁がローズクロスに殺やれたという犯行声明文を出した。声明文を書いたのはスローデン自身ではない。

「やっと総裁が決まって権力争いも落ち着いてきたのに。」No2に成ったばっかりの男はそう言った。彼は依頼主ではないと言っておこう。No1に成りたがっていた人物が仕組んだことなのだが未だこの時は素知らぬふりをしていた。

「総裁が亡くなりました。」幹部職員の女性はそう言った。皆嘆いていたそうだ。そんな雰囲気にしないとゴーストとして化けて出てきても困ると皆思っていたという。その時青木友広犬野由貴とぶつかりモンスターバスターとは気が付かずまた二人もテロリストとは気が付かず争いは起きなかった。まさかホーリーブラッドの総裁が殺されていることを知らずまだまだこれから報告が入ったのは帰って来た時にスフォンからのメールで分かった。

「ローズクロスがホーリーブラッドの総裁暗殺を実行した模様。犯人は未だ特定できず」スフォンのメールで事態に気が付いた。レッドは今出られないので一先ずカミラシさん後で見ますんでごめんなさいと思った。

「メール来てるみたいだが。」カケルはそう言った。

「後で見るさ。それよりスローデンを倒さないと戻るに戻れないだろ。」レッドはそう言った。もうそろそろ逃げた方が良いだろうな他のモンスターバスターが勘づく頃だろうしなと思った。復讐はまた今度と思ったがカケルがブラッティードラゴンが逃さなかった。

「一先ず言っておくぞ。俺の女に手を出した奴はとことん許さない性分でね。上着一枚だろうとセクシーシーンを見られないだけじゃなく殺そうとする奴は容赦しないぞ。」カケルはそう言った。暗黒面出たぞ今とマサヒトは思った.

ものすごい威圧感が出せる超美形で他に居ないんじゃないかと思わせる節があった。此処でかたを付けるしかないと腹を決めて全員殺すと言った。

レッドが戦闘中の奴ってもしかして犯人の可能性があると数名行くことにしたようだ。

「応援が来るみたいだな。」カケルはそう言った。

「捕まるのは覚悟の上だ。死ねぇぇ。レッド」スローデンはそう言ったがレッドに避けられて柄で溝に入れた。

「一先ずテロリスト一名確保。」レッドはそう言った。くそぉぉーとスローデンは叫んでいた。

「容疑者っぽいテロリストをレッドが確保した模様。繰り返す・・・。」青木友広は無線で伝えている、レッドは何の事件だと言っていた。メール見ろよと黒翼はそう言った。やっと事態に気付き又ホーリーブラッドはごたごたするだろうなと言った。スローデンの供述で合コン中だったエスプリは逮捕。エスプリの供述でホーリーブラッドの男が逮捕された。後で男は粛清される事になる。

「とんだ騒ぎだな。」黒翼はそう言った。NO1は結局NO2が成り何で私がと胃がキリキリ痛くなったのは間違いない。NO1に成りたがってた男は居なくなり牢獄でNO1は私が相応しいと言ってたらしかった。其処を射殺されたという。スローデンは幹部と言っても田舎部署なので重要なことを知らずエスプリに任せていたから言った。ゴーストになりイケメーンと叫んでいたという噂が流れた。女子刑務所なので当然イケメンは居ないと言っておこう。スローデンは刑に処されるかと思われたが。

「女に手を出す奴は容赦しないって言ったろ。」カケルが突然現れてスローデンを射殺した。一連の作業が終わった後に酸川(すかわ)と合流した。

「酸川。一先ずホーリーブラッド総裁を殺した少年を殺したが何か裏あるよな。」カケルはそう尋ねた。

「ああ。実はな。その総裁を殺した際の目撃者はうちのスパイなんだわ。そいつ迄殺したみたいで、」酸川は答えた。

同じ狢(テロリスト)同じ穴の狢を食う(同業者を殺す)のは頂けないな。」カケルは呆れながらそう言った。フィルダが犯行声明を出した。モンスターバスターは混乱したという。

「一先ず怪しまれるから俺は戻るな。」カケルは帰ろうとしている。

「了解バディ。お疲れさん。」酸川は帰ることを許した。戻るとレッドがぼーっと月を見ていた。

「如何した間抜け面をして。」カケルはそう言った。

「否。モンスターバスターも忙しくて。今戻ってきた。」レッドはそう言った。

「本当は俺用に買ってきた物だがやるよ。」そう言ってホットココアを渡してきた。

「何で暑いのに熱いやつ買ってきた。お前相当疲れているな。」レッドはそう言ったがカケルはもう一つ買っておりそっちは冷たいココアだった。それに気づいたのは一気にカケルが飲んだからだ。

「お前意地悪。」レッドは拗ねた。

「寒そうにしてたから心配してやったのにその言い草は無いだろ。」カケルは呆れてそう言った。

「でも疲れていたから丁度良い。」

「素直でよろしい。」二人はそう会話をした後笑っていた。実はよろしいはスフォンの真似をしていた。スフォンはクシャミをした。翌日レッドはお月様と風邪を引いた。上着の件がたたった様です。あの後カケルが上着を着せたが胸がパツンパツンだった為背が高い黒翼のを着せた。少年二人のやっかみの視線に対しそういう対象として見てませんからと黒翼は言っていた。当然だよなレッド11歳だもんなとカケルは嫌味みたいなことを言った。泣くぞ俺と黒翼は思った。

***********************************************

海の家で熱が下がったものの海に入れない為カケルと一緒に居る。

「風邪うつすなよ。ほいよ。お土産用のイルカの縫いぐるみ。」カケルはそう言ってお土産用のイルカの縫いぐるみを渡していた。

「そういえば知ってるか。最近ここら辺失踪事件が続いているの。」カケルは尋ねた。

「一応知っているがまだ死体が見つかって無いから一応手出しはしてないヤマだ。」藤子はそう答えた。今フレンチsが調べているが休暇中でこっちに来ている。

「一応知っているんだな犯人が人間か魔物か男か女か分からない事件だしな。」カケルはそう言った。時々見る夢でカケルの背後に禍々しい物が居る夢を見るようになった。昔は無かったのにどうしてと藤子は思った。その前は死ぬパターンの夢が多かった。薄々レッドは感じていたのかもしれないと後のカケルは思うがその時は何のことか分からずにどうしたと言っていた。

「何でもないよ。」藤子は笑ってそう言った。因みにこの件はフィルダはノータッチである。一応フィルダじゃないと言いたいがバレるのも嫌だしなカケルは思った。今のところレッドは何処の組織とは考えてませんでした。ただ肉食の魔物なら大変だなと思っていた。マサヒトは真人が海に入りたいと言ってたので仕方なく海の家に残るとは言えませんでした。他のモンスターバスターも居るしな彼も思った。

「藤子風邪引いたんだって早く治ると良いけどな。」真人はマサヒトに話し掛けた。

「だよな。昨日薄着だったから風邪引いたんだしな。」マサヒトはそう言った。彼らはあの後着替えたので風邪は引きませんでした。

「海の方は海風が凄いからな。」友広はそう言った。そんな事を言いながら海水浴していた。美加はお喋りをせずただ泳いでいた。彼女は夜闇で真人と一緒の海水浴が最後になるとは夢にも思わなかった。水の中ではあんまり音がせず外の騒音がぼんやり聞こえる程度だ。静かだった。人が多いけど嘘みたいに静かだと美加は思った。上がると騒音が聞こえる。

「美加ずっと泳いでいたのか。」真人はそう言った。

「まー君はずっとお喋りしてたの。せっかく海に来たのに泳ぎなよ。」美加は真人にそう言った。はいはいと真人はそう言って海に入った。しかしお腹空いて来た。もう少しでお昼の時間かな今は午前中だった。

「一先ずハンバーグ希望。」マサヒトはそうはしゃぎながら答えた。お前好きなのかハンバーグと真人は思ったが泳いでいるため喋れない。泳ぎ終わり昼食にしようという話になった。海の家に行くと藤子とカケルがお前ら来てたのという風に見ていた。

「昼食此処で取るから。」友広はそう言った。

「了解。」カケルはそう言った。

「ハンバーグ無いの。」マサヒトは期待してたらしく少ししょんぼりしている。

「海の家にあるかよ。」真人はそう言った。結局海の家で焼きそばを食べた。ハンバーグが良かったとマサヒトはしくしく泣くふりをした。そんなに食べたかったのかハンバーグと真人は言った。カケルも焼きそばを食べている。マサヒトが同じの嫌と言わないように藤子は焼きそばでと言っていたので焼きそばになった。

「美味しいね。焼きそば。」藤子は微笑みながらそう言った。カケルは赤くなりそうだなと言っている。皆焼きそばにしたせいか売り切れたという。

藤子は真人を見ている。一応警護相手だからだ。

「肌。すっかり小麦色だね。」藤子はそう言った。

「もしかしてレッドって小麦肌嫌いなのか。」真人は質問をした。

「ちょっと待て。恋人俺だぞ。」カケルは口をはさんだが藤子はスルーをした。

「否嫌いじゃないよ。少し憧れるけど。俺の場合水膨れみたいになるから羨ましいだけだ。」藤子はそう言った。本当は肌白いもんなと真人は思った。藤子も日本人にしては色白の方だと言っておこう。

「肌白いのも大変なんだね。色白は羨ましいけど。」美加はそう言った。焼きそばを食べ終えていて少し休憩してから又入ろうという話になっている。俺ら此処にいるからと藤子とカケルはそう言った。

「お前結局泳がないのか。付き合い悪いぞ。」犬野はそう言った。フィルダとバレたくなくて水着を持ってきても着替えられなかった。

「悪いな。微妙に風邪を引いていて。」カケルは嘘をついた。

「悪いうつしたのか。」藤子はそう言った。

「否。そういう訳じゃないが。」カケルはそう答えた。暫くして又泳ぎに皆出かけた。藤子とカケルは残っている。

「又行っちゃったな。3時間ぐらい戻って来ないじゃないか。」カケルはそう言った。

「一先ず人が多い所で眼鏡の真人と金髪のマサヒトの命を狙う輩は居ないと思いたいが念のために双眼鏡を使って様子を見よう。」藤子はそう言った。

「そう言えば藤子。お前彼奴の事を異性として好きなのか。」カケルはそう言った途端藤子は赤くなった。

「そんなんじゃなくてば。ちゃんと警護相手として見てるから。」藤子はそう答えたのでカケルはへそを曲げた。

「ふーん。そうなんだ。彼氏以外も気になるんだ。」カケルは怒っている。

「そうじゃないってば。」藤子そう言ってカケルを抱きしめた。

「そんなに自分の彼女信頼して無いのか。お前は。」藤子は赤くなりながらそう言った。カケルも赤くなりそうじゃないんだがと言っていた偶に目を離すとフラフラと別の男に行くんじゃないかと不安に思っていた。あー。くそ。何でこんなにときめいているんだカケルは藤子が思っている以上に彼女が好きだった。そんなやり取りがあったとは知らずマサヒトは焼きもちを焼いていた。また彼奴藤子と二人だズルいと言っていた。

「彼氏だぞ。別におかしくないだろ。」真人は呆れながらそう言った。

「だけどさ。俺としては1年間ほったらかしは許せなかったけどな。」マサヒトはそう言った。嘘の情報を信じてた二人はしょうがないだろ真人はそう言ったのはマサヒトも分かった。

「俺も許せない所があるが記憶が無いんじゃしょうがないよ。じゃなかったら許せなかった。」真人はそう言った。言うと思ったとマサヒトは思った。真人は生真面目なところがあるので嘘の情報を信じ切っていた。特別不審な点が無かったからだ。何故生きているという点を考えるとそれが理屈が合っていたからだ。カケルもそっちの方が信じやすいと思ったからだ。事情の知らない美加も居る為余計言えなかった事情もある。カケル自身は罪悪感は感じていない。

スローデンはゴーストパブに居る。本当は未成年だがヤケ酒をしている。生前の事抜きというルールらしく墓場の前でやっているところは多いゴースト達の為の酒場である。

「若いのに随分早く亡くなったみたいだな。何があったか聞かないが余り飲み過ぎるなよ。」お爺さんはそう言った。おそらく病死だろうとスローデンは思った。スローデンが頼んだのはカシスソーダーである。アルコールに弱い体質らしく泣いている。彼は泣き上戸だった。

「うわーん。俺の人生何だったんだ。」そう言ってまた一口飲むがどんどん悲しくなる。

「泣くな息子よ。」スローデンの父親が現れた。

「父さん。ずっと復讐をしようとしてたんだ。父さんの為に。」スローデンはそう言った。

「俺は復讐は望んでいない。お前の幸せならそれで良かったんだよ。」父親の言葉に涙がこぼれ彼も父親も無事成仏した。マスターは良かったですねと言っていた。一応前払いなのでお酒の代金という事は無かった。

「あのあんちゃん。全部飲んでいかないで成仏したな。もったいないから俺飲むわ。」男はそう言って飲んだ。

「ただのみ禁止です。」マスターはそう言った。バーの従業員は死神が多い。かくいうマスターも死神である。話は変わり今アメミスでも7月後半である。そろそろ何時もならモンスターバスターも夏休みである。レッドは今年は両親のもとへ行かなかった。真人やマサヒトの事が心配だった。フィリップは残念だなと電話越しで言っていた事を藤子は思い出した。

「親父に上げる土産を買わないとなTシャツにしようかな。」藤子はそう言ったがTシャツ姿のフィリップを見たことが無い。

「ああ。あの親父さんにあげるのか、」カケルはレッドの父親と出会ったことがあったが娘の彼氏と聞くと頭に血が上ったらしくカンカンだった事を思い出した。

「レッドが選んだ奴なら着るんじゃないかな。」カケルはそう言った。あんまり変な柄は避けておこうと思う藤子だった。後で郵送しておこうと彼女は思った。

「あのさ。撃たれた傷もう治ったか。確か胸の方に付いてたって聞いていたけど。」藤子はそう言った。

「良く分からないが傷は消えなかった。他のけがは治っているけどそれだけははっきり残っている。」カケルはそう言った。一応証拠写真自分がとったものを見せた。フィルダだとバレない洋服は脱がなかった。写真には確かに庇った時撃たれていたのでくっきり残っている。何時もなら綺麗に治るのになと言っていた。一先ず藤子は罪悪感に囚われた。自分の罪の様に感じた。下手をすれば自分が死んでたからだろうというレッドとしての自分が囁く。と言っても人格が分かれているのではなく心の中で思っていた。写真を回収した。

「気にすんなよ。俺はお前が守れてよかったと思っているし。」カケルはそう言った。フィルダになってしまったがと会えたしなとカケルは思っている。藤子はそんなことを思っているとは知らずお陰で記憶喪失になってしまったがと思っている。

「一先ず記憶戻ってよかった。」藤子の言葉に実は嘘とは言えなくなるなとカケルは思っている。そんな事を思っているとは知らず藤子は彼を信じていた。記憶喪失者だと思っていた。今回は仕事じゃなくてオフなので酸川は此処には居ない。友達の方は行かないのと言っていたら行かないって言ってたよとカケルは言っていたので友達…否酸川の事を言わなかった。レッドは気になるとは言っていたがバレたら大変なことになるとはカケルも薄々思っている。彼女がフィルダに拘っているからだ。何があったか昔話していたが真人やマサヒトに未だ言っていないだろうなとカケルは思った。

「あっ。真人達が戻ってきた。」藤子はそう言った。やっと海から上がってきたようだ。

「俺ら砂を落としてくるから。もう少し待って。」真人は藤子にそう言った。了解と藤子は答えた。シャワーで砂を落としていた。特に女子の水着の中に砂は入りやすい。なので女子たちは和気あいあい話ながら落としている。先に終わったのは男子で女子まだ来ないかなと言っていたという。暫くして女性陣もやって来た。

「じゃあ。一回コテージに戻って着替えしないとな。」真人はそう言った。皆コテージに戻ったという。気配を消している魔物がが居る。今は女性の姿をしており寝ている。昼間の生き物ではないため眠くて仕方なかったという。


水着は終了でーす。

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