39話 波乱の予感
最近体調崩して書けなかった。
ソラの事天地カケルは5月の時の事件の夢を見ている。カケルと言っている傍から他の男に抱きつくレッドを見ていて悲しかったのと同時に男への怒りが湧いていたが仕事なのでギリギリ冷静さを保っていた。其れが2~3回同じシーンを繰り返してみている。色々パターンがあり思わずマサヒトを殴ってレッドを抱きしめたりと現実とは違う夢を見ていた。突然美術館に来ていた。そこには実際には無い絵を見ていた。レッドは何故か怖がり行っちゃ嫌だと言って傍に駆け寄った。止めろ。この子に手を出すな。俺の大好きなレッドを連れて行かないでくれと思った。
「お前が行くのか。」レッドの夢とは違い死神は尋ねた。時は止まっているらしくレッドは動かない。
「行くな。傷つけるつもりか。この子を。」声は何処かで聞いたような気がしたが分からない。
「其れでも彼女は俺を残して死んで欲しくない。俺はそこまで強くないんだ。彼女と違って。」カケルが答えた後映像を見せた。小さなシネマだ。
「・・・なんで残して逝ったんだ。俺も連れて逝って欲しかった。」そう言ってレッドは号泣していた。今まで見た事無い位泣いていた。
「彼女も同じだよ。ずっと会いたがっている。今でも助けられなかった事を後悔しているよ。大好きなカケル君が居なくなって彼女も寂しがっているよ。会わないのかい。」何処か中性的だったが何となくだが女性だと思った。
「あの時とは違うんだよ。もうあの時みたいに無邪気に笑って傍に居られない。薄汚れちまったよ。彼女に会うためとはいえ汚い仕事もやってきたんだ。一年間は俺は長く感じた。」カケルは答えた。
「他にも懺悔したい事はないか。まあ少なくても此処の彼女は知らないけどな。お前の一年間の仕事内容。」全てを見通しているような死神の女はそう言った。実際女かは分からないが恐らく女だと思った。其のせいか分からないが胸が大きくなっているような気がした。
「ああくそ。お前俺を女だと思ったな。だからこの死神は嫌だったんだ。」どんどん現在のレッドの姿になっていく。カケルの心拍数が上がった。
「いっとくがな。俺らの類は本来は中性的で肉体が無いとされているんだ。大好きな彼女にもなれるし大嫌いな男にもなれるんだ。この通り。」マサヒトの姿になった。途端にテンションも低くなった。
「用件は何だ。言ってみろ。」カケルはそう言った。
「実は彼女が大好きでな。お前という恋人が居て憎くてしょうがない。別れるのが無理なら周りの人も犠牲にしながらの恋愛になるぞ。覚悟出来るだろうな。生半可によりを戻そう何て魂胆は止めろ。それだけだ。」そのときだけはマサヒトの姿になりカケルが一発殴ろうとしたが通り抜けた。
「馬鹿だな。肉体が無いって言ったろ。あくまでこれはイメージ図だ。」死神はそう言った。
「・・・知っているか。死神の夢の意味は変化や心変わりの意味だって。」その言葉にビックリして目が覚めた。今はフィルダ本部の宿舎に居りフィルダ本部時間夜中の1時だった。誰も起きてないなこれはと思った。この間死神の夢を見ちゃったから占ったらとさっきの死神の夢の意味を教えてもらった事があった。無意識にに思い出したのかよと思う事にした。男か女か分からない精神体が彼女に付きまとってこれ以上の妨害をしているとは考えたく無かった。
「ちょっと考えすぎだ。せめてレッドとチューしている夢ぐらい見させろよ。夢枕。そう言って枕の下にはレッドさんの最新バージョンの水着姿の写真が入ってました。嫌らしいなお前と死神が言っているような気がした。
真人は二つの空いた席を見ている。其処は真由美とさつきが座っていた場所だ。あの二人みたいにクラスメイトや身近な人たちが狙われる事もある。其の場合レッド達は必ずも助けることはあるのだろうかと真人は今まで考えが甘かったことを後悔した。終了式が近づいている。
「そうだ。真人。気分転換にモンスターバスターのレクリエーションに参加しないか。美加ちゃん達も誘って良いよって上司に言われてな。」藤子はそう言った。
「考えておくよ。」真人はそう言った。マサヒトは参加したいと騒いでいるが他のメンバー次第だなと真人は思った。圭一は当然のところ行くと言い雅人も美加が良いって言うならと言った。美加はイベントが大好きなので行くと言った。真人は結局行くと答えた。よっしゃああとマサヒトはそう言った。終了式が始まり先生たちや校長の話が続いている。一方カケル(ソラ)も終了式だった。学校は違ったが日付は一緒だった。そろそろこの学校とおさらばだなとカケル自身は思った。1ヶ月も居なかったので成績表はあまり良くは無かった。本来なら優秀である。あいつ最後までグラサン取らなかったなと他の不良は思っている。話は戻り藤子たちも通信簿を見ている。雅人が一番目で二番目が真人である。雅人は小学時代から成績優秀である。通信簿を見てほっとしたところを見ると今回も良かったんだと真人は思った。次は真人の番だった。音楽は意外と良くて美術が少し下にいったくらいで後は普通の成績だった。圭一が呼ばれて驚いた表情をしていた。男子全員呼ばれた後女子の名前が呼ばれ始めた。藤子はホッとした表情だったので、もしかしたら良い成績だったんだなと真人は思っている。次に美加が最後で驚きの表情をしている。どうしたんだろうマサヒトや真人は思った。後で成績披露をしようという話を校長の話の前に言っていたので先生が解散と言った後5人は成績表を見せあった。
「まさか国語の作文が悪かったが駄目なんてな。」圭一はそう言った。驚いたの其れかと真人は思った。美加は苦手な理科が思ったより成績が良く最高ランク付いたという。
「苦手教科だったけど成績良くて良かった。」美加はそう言った。そうなんだと真人は思った。藤子はかなりのランクでたたき出した。同じく雅人もだ。ただし雅人も美術は余り得意な方ではないが一応上の方だ。
「美術ばかりは先生も教えてくれないからな。」雅人は答えた。音楽もだろうと思うマサヒトだった。そっちは雅人は得意分野の方だ。
「実はピアノを習っていたからかも。」雅人はそう言った。お前がピアノってと思うマサヒトだった。
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其の頃酸川はそろそろこの山神県に居るフィルダ員が他の組織と対立して大変だという男の様子をカケルに頼むか考えていた。というのも別件で違う事件が同じ場所で起きていた。二手に分かれようとしていた。未だ其の事をカケルは言っていない。また中学の下校途中不良の喧嘩に巻き込まれてしまい少し遅くなると連絡していた。無論カケル(ソラ)の圧勝である。今から泊まっているホテルへ戻る途中である。一応住所はアジトにしている。青木友広と緑川宇佐子にアジトの情報が入り踏み込んだが時にはもうものけのからだった。もうフィルダに情報が漏れていたようだ。どういう事なんだと思う友広と宇佐子だった。3日前に引っ越していったが何処に行ったかまではと近所の人々はそう言った。
「あのさ。何で街中から山側にしたんだ。不便。」カケルはアシッドにそう言った。
「アジトがばれたらしくてさ。もうソラって名乗らない方が良いかもな。」酸川はそう言った。今はコテージに居る。場所は山神県のとあるキャンプ場である。サングラスは目立つからしないようにと呟いた。
「俺は別件が在るからあるから此処にはほとんど戻らない。あいつの監視よろしくな。」酸川はカケルにそう言った。了解とカケルは渋々引き受けた。もう夏休みだからほとんど観光客やらなにやら増えていく時期でもある。温泉あるからタトゥーだけ消しておこうとカケルは思った。唯一の救いは近くに大好きなシュークリーム屋さんが近くでもやっている事だった。異空間を知っているから近いが本当なら車じゃなきゃ来れない距離だもんなとカケルは思った。近くにスーパーもありそこで実質一人なので簡単な料理をしていよう思っている。監視されている男はカケルの存在に気が付いていない。無論レッドは其の事を知らずカケルが死んでいるものと思っていた。これから行くところって何処と真人は尋ねた。
「竜神沼っていう場所だ。多分知っていると思うが。」レッドはそう言った。
「知っている。一度だけキャンプに行った。」真人はそう言った。子供会のキャンプでだった。家ではした事がなかったので良く覚えている。レッドは意外そうな表情をしていた。何故か分からないがマサヒトはぴんと来たらしくあの時の気配ってレッドなのかと言っていた。如何やら遭遇までは行かなかったもののお互い妙に思っていたらしい。
「あの時はカケルも生きていて近くで仕事をしていたんだ。」レッドはそう言った。其のカケルが生きている事は其の時は知らない。しかも行くところがカケルが居るところだとは其の時は思ってない。又カケルもレッドが来ることは知る由も無く今日はカップラーメンにしようとスーパーで買い物をしていた。後でシュークリームの店のところにも行くかと思っていたという。
ゴゼルダは暇なので自分でコーヒーを注いでいる。ざっとこんなものですかねと思っている。彼は秘密にしているがバリスタの資格を持つほどコーヒー大好きだ。本当は無糖でもいけたがコーヒーに会う砂糖生物作るために日夜砂糖の研究までする始末だ。練乳が邪道とカケルに言われたため出来るだけミルクと砂糖に近い味にしようと考え付いた。元からブラック派をそっちにシフトさせるのは大変なので研究員Dで試している。最初は抵抗があったようだが味には自信があった意外といけますよと言った。
「粉末にした方が宜しいかと思いますが。」Dはそう言ったそっちの方が一般受けはするだろうとは言っていた。
「それじゃ意味無いんですよ。普通の砂糖と変わらないじゃないですか。」
「いえいえ。ミルク味のする砂糖って他のところで開発は多分されていません。いけるとは思うんですが。」Dはそう言った。
「生物が売りなので却下します。そっちは他の部署がすべきです。」ゴゼルダはそう言った。いけると思ったんだけどなとDは思った。
「多分お前が言った方が売れるとは思うがな。」ブラックコーヒーを飲む酸川はそう言った。
「説得力欠けますよ。ブラック主義者の貴方が言っても。」ゴゼルダはそう言った。研究員Dはひとまず理解者が居てよかったと思ったが普段ブラックしか飲まない人なのでひとまず一回でいいので飲んでくださいと言った。
「無理。今度はコーヒー恐怖症になっても困る。前紅茶の時もそうだったしな。」酸川はそう言った。過去に何かやらかした様だとシュウは思った。美味しい紅茶生物が出来たと言うので一回試しに飲んでみろよと一種の度胸試し感覚で飲んだがたまたま調子が悪い奴に当たったらしく味は美味しくてもおなかを下し高熱まで出た事があった。以来飲まないことにしている。
「あれはたまたまですよ。私が飲んだときは大丈夫でしたし。」ゴゼルダはそう言った。一番の被験者で開発者のゴゼルダはそう言った。
「ゴゼルダさんは言いませんでしたが仕事に差支えが悪いと思って出来るだけ健康な奴だけを厳選しているんです。」Dは其の後でそう言った。つまり酸川には少し健康状態が芳しくない状態奴を飲ませたらしい。後にDは転勤してしまったという。
「デールの奴。飛ばされたな。」他の研究員はそう言った。
「そりゃ。酸川さんカンカンだったしな。自分だけ健康な奴使いやがってって言われたそうで。忘れがちですが酸川さんゴゼルダさんは上層部の人間ですよ。軍なら軍法会議にされてもおかしくはないですよ。」ノーマル助手はそう言った。余りに特徴が無さ過ぎるためカケルがそう名付けたらしい。無論男性である。忍者助手とか色々変な奴が集まってくるため妙なあだ名の奴が多いためか逆に有名人になっていました。
「ついにノーマル助手がアブノーマル助手になる日が楽しみですね。」ゴゼルダは微笑みながら其れを聞いてました。ノーマル助手危うしと他の職員は思った。3日後山の中で野生児としての生活しているノーマル助手が居たという噂が流れた。あれ以降誰も見ていない。何があったとカケルは思った。
今回でゴゼルダ監視の役から離れて一人で別の人を監視している。野郎より女の子を見ていたいと思うけど仕事だからしょうがないとカケルは思っている。他の組織とトラブルを起こしている男は単独行動なので温泉に入っていたり山を登ったりと半分遊んでないかコイツと思ってしまうことがあるが喧嘩相手と縁がもしくは繋がりが深いのか分からないが良く鉢合わせをして喧嘩になっている。縄張り争いがそもそもの原因だとは部下からの報告で聞いていた。相手の組織も同じく似たような報告を受けているだろう。一応数人監視役が付いていた。こっちは一人だって言うのにと不満に思うカケルだった。幸いな事に夜の間は其の男が暗視が使えるわけではないので酒を飲んでいるらしかった。そっちのパターンが多いのですぐ寝てしまう。夜は自由時間だが8時以降は外に出ない事を酸川から言われていた。だが大抵その時間まで戦いが終わってしまうのでちょっと退くの早くないか。もしかして8時に好きな番組でもあるのかと思ってしまうぐらい両者とも居なくなる。敵側の情報が入ってこないが一応モンスターバスターの中ではテロリスト集団と断定される組織の奴だと分かっている。正式にはテロ行動ばかりしている訳ではないが地球ではテロ行動しているがホロンドでは教会に属している真逆の立場の組織だったと報告は上がっている。
「やれやれ。とんだ宗教争いになりそうだな。」カケルはものすごく嫌な予感がしている。モンスターバスターが出動する事件が起きないと良いがとカケルは思っている。三つ巴だと調べなきゃいけないことが増えるからだ。敵の動き男の動きモンスターバスターの動きなども調べて男の処分はどうするかだった。ちなみに酸川が調べているのは男の本来の仕事で役目の事項に本当に知りたいことがまだ分からないと言っているので直接見てくるというものだった。正直そっちの方が簡単そうだったなとは思っている。酸川曰くお前だと逆に目立つし外で監視だぞ。あったかい布団で寝られた方がいいじゃねえかだった。最初はラッキーと思ったがモンスターバスターとは出会いたくなかった。かつての仲間を手にかける事態になる可能性もあるも出てきている。未だ心の整理がついてない。突然どん底に落ちた。裏切るつもりだった訳じゃないので愛しのレッドを泣かせる事はしたくなかったがそうも言っていられ無い事態も起きてくるかもしれない。
「ますますレッドに顔向けできない。俺の余計な憂いで終わって欲しいがな。そんな事。」カケルはそう言った。未だモンスターバスター側の動きは情報としては入っていない。他の幹部や部下からは伝わっていないので今のところは心配していない。其の時一本の電話が入って来た。
「極秘情報なんだけどモンスターバスターがレクリエーションに来るらしいわよ。前の彼女も来るかも。」女幹部の情報だ。一応情報を掴むプロの集団の長をしているのでほぼ間違いはないだろう。
「未だ彼女がそこにいるかも俺は分からないしな。あれから一年経っているし。」カケルはそうはぐらかした。一応カケルの墓に死んでも無いのに手を合わせて泣く姿を目撃しているが立場上敵になってしまったのでうかつに声を掛けられない。そういう雰囲気でもない。本当は生きていると言いたくなったり抱きしめたかったが今は亡くなっている方が立場上都合が良かった。未だ味方ですら上層幹部になった事すら知るものは少ない。8月に成ってから本決まりになるからだ。本来ならフィルダ員たちは夏休みに入るはずだった。カケルも本来ならそうなるはずだった。
「くれぐれも昔の仲間に会っても正体がばれない様に。」女幹部は其処は釘をさした。何時かはばれてしまうが其の時まではレッドにこのことを知られたくないなとカケルは思った。其の頃レッド達はレクリエーションがキャンプでの泊まりなので荷物を考えていた。もう泊まるメンバーも調整が付いたとは言っていた。仕切っているのが青木友広と犬野由紀(男)である。カミラシ・スフォンは責任者なので心配そうに見ていたという。そんな事を知らず真人は母親に友達と泊まりに行くと許可を貰っていた。美加と雅人も行くと言ったせいか分からないが行ってらっしゃいと言ってたという。
「藤子も行くみたいだよ。」真人はそう言った。そうなのと笑いながらそう言った。友子は未だマサヒトの存在を知らない。
この後番外編が入ります。




