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魔物の微笑み  作者: 宮川ちい
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33話 森の奥

終盤近くになりました。VR編です。圭一は見つかり救助されるのか。

一応見張りを立てながら寝ることにした。何があるか分からないからだ。マサヒトはカケルにお前と同室嫌だと言った。俺もだよとカケルは言った。

「だからレッドとイチャイチャするテントまで用意したんだ。彼女は拒否したけど。」カケルはそう言った。こいつ割合自分に正直な奴だとマサヒトは思った。真人も苦笑いをしているがシアターで見ているのでその様子はカケルは知らない。寝ている間だけだから我慢するように真人はマサヒトに言った。

「寝る時は真人でな。マサヒトだと嫌だ。」カケルはそう言った。

「其れは妙案だ。」マサヒトはそう言った。

「見張りの時は代わってくれ。俺一様戦えるけどお前ほど強くないし。」真人はそう言った。気配の読み方知らないもんなとマサヒトは言った。何事もなく2日過ぎた。かなり移動距離になったが相変わらず奥まで着かない。

「前も話したが三つの国をまたがる森だからな。」レッドは朝食を食べながらそう言った。今は午前8時ぐらいだ。カケルは寝起きが悪いので未だ寝てる。

「そろそろ出発したいから起こしてくれないか。」レッドはマサヒトに言った。

「えー。アイツ寝起き悪い上にお前の起こし方気に食わないとか言うんだぜ。」マサヒトはそう言った。

「恋人になる前からそうだったから気にしないでくれ。」レッドはそう言った。そういうもんもなんだろうかバディってとマサヒトは思ったという。マサヒトに起こされて不機嫌なカケルが出てきた。

「どうせならレッドに起こして欲しかった。」カケルはそう言った。多分起こし方マサヒト同様荒っぽい起こし方になるぞとレッドは思った。そうでもしないと起きないからだ。

「お前が普通に起きたら何も腹の上で正座なんてやらないけどな。」マサヒトはそう言った。そんな起こし方したんだとクリスとレッドは思った。

「乗っかられるのは男より女の方がよかった。」カケルは呟いた。ろくな事にならないかそれとレッドは思った。カケルは文句を言いつつ朝食を食べた。暫くして出発した。カケルは朝の事引きずっているのか未だ不機嫌だ。途中林檎(りんご)畑が何故か見えた。ここ森の中だよなマサヒトは確認のためレッドに言った。

「未だ季節じゃないせいか実は付けていないようだな。」レッドはそう言った。林檎は秋に実を付ける未だ早いと言っていた。年がら年中売られているので真人はスーパーなど見ていたがその殆どがビニールハウスで人工的に作られているというのは知っている。

「秋田の方で見たことあるけど魔物が育てているのかな。」真人はマサヒトの口を借りて喋った。

「多分な。こっちまで普通の人は来ないし。」カケルはそう言った。その中にビニールハウスでも無いのに実を付けた林檎があった。何か変だなとマサヒト達は思った。

「多分毒林檎じゃないか。日本では見かけてないけどそういう品種もあるって聞いたことあったから。」レッドはそう言った。林檎としては小ぶりでサクランボより少し大きいぐらいの実を付けている。魔物が収穫しているのが見えた。四人を見たとたん逃げ出した。人馴れしている訳じゃないのかと思ったら違った。

「麻薬用の林檎の収穫現場を見られた。」魔物はスマホでそう言っている。

「通報するか。」カケルはスマホを出した。

「した方が良いだろうな。」レッドはそう言った。暫くして警察が来た。

「全く森の中で麻薬用の林檎を作っている魔物がいるとは。」刑事はそう言った。長年やっているらしく特殊な品種作るのにどれ位時間掛かったと思っているんだと魔物は主張している。こういうのは金になるからなレッドはマサヒトに説明している。

「だからってまねしちゃ駄目だからな。」レッドはマサヒトにそう言った。しないよ俺らと真人とマサヒトは言った。木が成長するにも時間が掛かるが品種改良も相当時間掛かると聞いたことがあったがとカケルは思った。暫く足止めをくらったが圭一捜索を再開した。林檎畑は見えなくなった。因みに魔物たちがメンバーなので四百年位掛けて麻薬林檎を作ったという事実は知らない。

「圭一無事でいて欲しいけど。」真人は呟いた。すでに3日目なので食べられた可能性も否定できない。多分未だ大丈夫だと思いたいとレッドは思っている。余り進まないうちに日が暮れてしまった。

「今日も野宿決定だな。」カケルはため息をついた。レッドと一緒に寝られるわけ無いのでテンションが下がった。そんなにマサヒトの事嫌なんだなとレッドは思った。

夕食を終えて真人をはじめ皆寝ていると思われた。マサヒトは目を覚ました。あれカケルの奴テントには居ないようだと思った。外で見張りのレッドとテントを抜け出したカケルが居た。二人っきりだ。普段の二人とは違っていちゃついているんだろうかとマサヒトは慌てて様子を見ている。他愛の無い会話をしている。

「あの星座知っている。」レッドはそう言った。

「猫又座。」かけるはそう言った。

「違うよ。可愛いけどそんな名前じゃないぞ。」

「じゃあ。ゴ○ブリ座。」カケルはそう言った。

「引くよ。其れ星座にするの。ドン引きレベルだよ。」レッドはそう突っ込んだ。

「知らないのか。」レッドは呆れながらそう言った。

「知っているけど此処では言いにくい。」カケルはそう言った。因みにレッドが言って欲しかった星座はエージリング座という星座だったという。無論かける今まではぐらかしている。

「ゴ○ブリも一応生物だぞ。偏見良くない。」カケルはそう言った。マサヒトは思った。全然甘くない会話だと。

「俺苦手なの知っているくせに。」レッドはそう言った。

「普通に倒しているくせに。」カケルはそう言った。其れとこれは別だとレッドは答えた。マサヒトは本当にストロベリートークしないんだなと思った。

「おい。覗き見してるんじゃない。恥ずかしくて言いたい事言えないじゃないか。」カケルは最初からマサヒトが目を覚まして見ている事に気が付いていた。意外とシャイとマサヒトは思った。

「クリスもだぞ。」もう一人覗いていた。レッドは通りで本当なら口説いているシチュエーションなのにギャグ言っていたのかとレッドは思った。

「この先は有料になります、」カケルはそう言った。マサヒトとクリスは魔法で寝かされたという。翌日起きた時には隣でレッドの夢を見ているらしくニヤニヤしている顔をしている。レッドはおはようとご機嫌である。あの後イチャイチャしたのだろうかとマサヒトは思った。

「おい。起きろ。あの後どうなったんだよ。」マサヒトはカケルにそう言った。

「秘密さ。野郎に教えるほど俺は度量が無いんだ。」カケルはそう言って起きた。器でっかいんだか小さいのか良く分からないとマサヒトは思った。レッドはカケルを見るなり赤くなった。カケルはにっこり微笑んだ。本当何したんだよお前・・・。マサヒトは思った。真人は流れが良く分からないと思っている。クリスは如何だったんですかとこそっと聞いている。レッドは真っ赤になった。実はカケルにキス攻めにあっていましたとさ。コンコン達はもう慣れており鼻血は出しませんでした。馬達は爆睡していたため知らない。レッドはクリスにも話さなかったという。ひとまず出発をした。圭一は森の中を歩いている。思ったよりも早く相手は来るようだな。馬でも乗っているのだろうかとラビット・スリーシックスは思った。彼自身は気配が読めた。圭一は不安そうにシアターを見ている。あれから4日経ったが大丈夫なんだろうか捜索願いとか出されていないだろうかと圭一は思っていた。ラビット・スリーシックスは未だ歩いている。

結局その日も野宿が確定した。マサヒトが見張りの時に感じたことの無いほどの邪気を放っている魔物が現れた。時間は丁度深夜位だ。他のメンバーも慌てて起きてきた。

「この気配。深夜の魔物だ。」レッドはそう言った。その姿を見てマサヒトはぎょっとした。黒い包帯みたいのが巻かれている。


***********************************************


「何故人間が居る。この森から出て行け。」深夜の魔物はそう言った。

「友達がこの森の奥に居るんだ。帰られるか。」レッドはそう言った。魔物は力で帰そうとしているのか攻撃してきた。全員で3匹だ。レッド達は武器を構えた。マサヒトは大剣で魔物を斬ろうとしたが避けられた。カケルはリボルバーで2発撃ち1発当たった。魔物は怪我をしている。レッドは剣で傷つけたがあんまりダメージは食らっていない。クリスはナイフで戦おうとしたが避けられた。コンコン白虎は馬を守っているので来られない。魔物は魔法を使った。妖術みたいな魔法で増えたように見えたが実際は三匹である。三匹は一斉に四人に仕掛けてきた。最初は混乱したが目で見ずに感じる作業に切り替えた。するとレッドが深夜の魔物を斬り、かけるはリボルバーで撃ち魔物は一匹倒れた。マサヒトは魔物を倒した。クリスはナイフで魔物を倒した。すると目が元の状態に戻った。その日はその襲撃だけで終わりマサヒトはカケルに見張り次お前なといって寝てしまった。ちっ。分かったよとカケルは答えて見張りをした。女子テントの方が気になるが少女二人下着姿で寝ているんだろうかと思っている。実際のところパジャマ着ていました。何が起きるか予測不可能なので出来るだけ服らしいものは着てた方が良いだろうと起きている時にクリスとレッドはそう言っていた。本来アメミスではパジャマを着ない人も多いクリスも旅じゃなかったら服を着てないかもしれないとレッドは思ってそう言った。

「そうですね。見られたら恥ずかしいですからね。」クリスも起きている時そう言った。クリスは今一人暮らしである。念のため言っておくがクリスは恥ずかしがりやなため昔からパジャマ派だったという。レッドは仕事柄日本に居たので幼い頃からパジャマでカケルと同室だった頃もあったためアイツは今でも着てそうだなとカケルは思った。夜も更けていった。カケルは珍しく目が覚めるのが早くレッドとクリスのテントが二人のお喋りで賑やかになっているのが見えた。レッド胸前より大きくなったとかクリスも少し大きくなっているじゃないかと言っている会話が聞こえた。物凄くその光景が見たいと思うマサヒトとカケルだった。

とうとう奥までたどり着いた。圭一の気配も比較的遠くは無いように思えてきた。

「圭一はひとまず無事みたいだな。」マサヒトはそう言った。真人はホッとした。もう一週間位経っているからだ。

「圭一何食べていたんだろう。」真人はそう呟いた。因みにラビット・スリーシックスはウサギなのでニンジンとか野菜キノコを食べていた。肉が食べたいと圭一は思っていたという。

「豆を食べたらたんぱく質が取れるから大丈夫。」ラビット・スリーシックスはそう言った。ふざけた奴だが言っているのは正しい。

「野菜ばっかり飽きた。肉。」圭一はそう言った。奥には何故か畑が出来てました。魔物たちが耕していました。

「僕が肉受け付けないんで。どっちかと言うと食べられられるほうでしょ。」ラビット・スリーシックスはそう言った。確かにウサギだもんな。お前でも人形っぽいけど圭一はそう思った。

「こういう稼業しているとね。色んなもの見るんだよ。見るのも無残な死体とか・・・。」ラビット・スリーシックスは語った。

「やめろ。俺まで肉食えなくなるじゃないか。」圭一はそう言った。そんなやり取りをしていたとは知らずレッド達は本気で圭一を心配していました。

「一応(ぬし)っぽいのは遭遇したけど圭一大丈夫かな。無傷だといいけど。」真人は心配していました。マサヒトも俺もそこ心配なんだよなと言っている。

「お前らもか。」レッドはそう言った。何せ体が普通の日本人なので不思議な力は使えない上彼一人だと察知できない。其れが分かる真人は他のメンバーより心配している。

「ひとまず食われて無いだけでも安心した方がいいぞ。食われる奴も中には居るから。」カケルはそう言った。

「余計な心配させるな。」レッドはカケルにそう言った。未だ食べられてないだけで食われる可能性も否定できなかった。間に合えばいいがとレッドは思った。

「お嬢。そろそろ圭一とか言う坊主が居る場所付近に着くぜ。」闘馬はそう言った。視界に急に広がったのは畑でした。何これこんな展開とレッド達は思った。

「遅いぞモンスターバスター。体の少年が肉食いたいって騒ぎ出したぞ。」ラビット・スリーシックスはそう言った。

「仕事柄死体見なきゃいけないのに肉なんて食えるか。」ラビット・スリーシックスは意外と繊細でした。

「俺らも仕事柄見るがよっぽど酷い状態でも無い限り食うぞ。」カケルはそう言った。

「俺も。」レッドさんもそうでした。クリスは私も余りお肉は好きではありませんのでと言って置いた。マサヒトは何も言わないが真人は俺なら無理かもしれないと思った。

「まあ。お前が森の奥に来るのが悪いんだけどな。」闘馬はそう言った。さてどうやって圭一とラビット・スリーシックスを引き離すかだとレッドはそう言った。ラビット・スリーシックスは圭一の体の中に居り普通に傷つけると圭一が傷つく恐れがある。難題吹っ掛けやがってとレッドは思った。手口から悪質で手馴れている感はあった。ラビット・スリーシックスは知能犯である。

圭一は思春期の少年である。ずっと危ないから外に出るなと言われてストレスが大人より溜めている。

「いい加減に外へ出せ。この野郎。」圭一は叫んだ。その声が真人には聞こえるぐらい魂の叫びだった。

「マサヒト。どうやら圭一はシネマにずっと居た様だ。」真人はそう言った。マジでとマサヒトはそう言った。

「シネマの扉の一つに他の人のシネマに行けるドアがある時々しか開かないから注意しろ。」マサヒトはそう言った。マサヒトは言われた通り入り口を確認した。全部で四つある。下に2つで上に2つ。一つは変な音がしており木をチェーンソーの音が聞こえる。其処は危険だから入るなとマサヒトが言ってた事を思い出し此処じゃないなと思った。後の二つは開かなかった。残りの一つにが開いた。シネマの外には色んな人の人生がシネマがとして映しているらしい。雅人を助けた時も入ったらしい。圭一という名前のシネマがあったので入った。

「圭一。」

「真人。何で此処に。」真人と圭一は再会を果たした。ひとまず現実世界の帰り方を教えた。スクリーンに入れば戻れることを教えた後マサヒトが心配だからと自分のシネマに戻っていった。圭一は駄目元でスクリーンの中へ入った。圭一の場合おもちゃ箱のような精神世界だ。そこにラビット・スリーシックスが居る。

「てめえな。人の体にいきなり入りやがって。」圭一はそう言うとラビット・スリーシックスはどうやって来れたんだと思いながらも本当の体の所有者である圭一の方が有利だ。精神上で殺されたら堪らないと思ったのかラビット・スリーシックスは出てきた。二人の人格が出ている時体が寝てる場合があり、このまま目が覚めないんじゃないかと皆思った。ラビット・スリーシックスは出てきて捕まえている。圭一が戻り方分からなくて困惑しているんじゃないかと真人は思った。その時圭一が目を覚ました。

「レッド。」圭一はそう言った。皆安堵の表情になった。

「ひとまず森から出ましょうか。」ブラッドはそう言った。彼は中間報告に行っていた。場面が変わり本部の場所に居た。

「無事に圭一少年が戻ってよかったですね。」スフォンはそう言った。カケルは今回は怒られる事をしていなかったので怒られないと思った。

「あのさ。言いにくいんだけどさ。俺等元の世界に戻らなきゃいけないんだ。元凶のコイツも捕まえたし。」レッドはそう言った。元凶とはラビット・スリーシックスの事である。そうか確か現実ではカケル死亡していたんだよなとマサヒトもその事を忘れそうになった。

2度目の別れ。切ないですね。

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