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魔物の微笑み  作者: 宮川ちい
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三十話 狙われた圭一

本編に戻ったんですが書き直しました。

クルセル島に行ってから数日が経った5月の終わりごろになった。岡田真人(おかだまさひと)はレッドのこと望月藤子(もちづきふじこ)溜息(ためいき)をついていることに気が付いた。

「ふーちゃん。最近溜気ばかりついているけど何か変わった事あったの。」山下美加(やましたみか)は真人に尋ねた。色々有りましたと心の中で答えたが流石に口では言わなかった。ただ真人は藤子がため息ついている理由は何となくだが分かっている。昔の恋人の事が忘れられないと最近そのことを知った。

「知らない。」真人は知らない振りをするしかなかった。何か最近ため息ばかりついてどうしたんだと速見圭一(はやみけいいち)は藤子に尋ねた。何でもないよと藤子は答えた。

「其れより中間テスト有るから勉強会する?」そう言って藤子は話題を変えた。美加ちゃんも二人の岡田君も勉強する藤子は言った。美加と真人雅人を勉強会を話し始めた。

「やる。私理科は苦手なんだ。」美加はそう言って勉強会の話は話に乗った。

「俺もやるよ。俺は英語苦手だし。」岡田雅人(おかだまさひと)も話に乗った。

「俺は数学が・・・。」圭一はそう言って話に乗った。まー君はと美加は真人に尋ねた。

「行くよ。俺は音楽のテストが心配だから。」真人は答えた。真人は音楽は上手いのだがテストの成績が悪く成績が下になってしまった時があった。勉強会は藤子の家で行われた。フレイヤは勉強会なので人数分ジュースの入ったコップを用意した。最初藤子の部屋で行われており金庫を魔法で隠していた。

「藤子の家って広いな。」圭一はそう呟いた。藤子のベットには可愛らしいクッションが置かれいかにも女の子の部屋という感じで男子三人は落ち着かなかった。

「なあ。藤子やっぱり場所変えよう。」真人は最初切り出した。俺ら女の子の部屋で勉強するの慣れていなくてと雅人もそう言ったので勉強会を居間でやることにした。居間は比較的落ち着いたインテリアになっている。6人は早速、勉強会を始めた。コンコンは豆柴の豆太になっており様子を見ている。近くに藤子の弟優太(ゆうた)正体は白虎(びゃっこ)のも居て話し合っている。

「コンコン。今日勉強会だって。」優太はそう言った。もうすぐで中間テストだから恒例のテスト点数競いでもするつもりじゃないかワンと豆太は言った。フレイヤは人数分ジュースを置いた。

「皆さん。頑張ってください。」フレイヤはそう言って部屋を出た。

(うわさ)に聞いていたけど藤子の姉ちゃんも綺麗な人だな。」圭一はそう言って一応勉強の方に専念している。暫くしてアレクが遊びに来たアレクは藤子ちゃんと真人君達は勉強会だってと言って客間に移動した。彼氏居たんだと圭一はガックリしている。アレクは最近フレイヤに会いたいためか遊びに来るようになった。フレイヤはいちゃつきたいのか客間の方に行ってしまった。

勉強会中なので邪魔しない程度に、いちゃついているのだろうかとマサヒトは思った。

「あの二人付き合っているのか。」真人は小声でそう言った。

「そうみたい。」藤子はそう小声で答えた。

「二人でひそひそ話しているんだ。」圭一は最近藤子のことが本当に好きになっていたが恥ずかしいので其れが分からないように軽い感じで聞いている。実は『魔王』の作曲者は誰かって聞いていたんだと誤魔化した。そんなのシューベルトだろうと雅人は茶々を入れた。6人の勉強会も楽しく終わりを告げた。なあ。真人。本当に魔王の作曲者が分からなかったのかとマサヒトは尋ねた。それは完全に覚えてたよと真人はそう答えた。アレクとフレイヤ未だ話をしている。美加と雅人は先に自宅に帰っていたが圭一が藤子の事が気になり家の外にいた。あの二人家が隣同士だったのかと、この時初めて気が付いた。真人は藤子の家から出た。圭一がいることに真人は気が付いた。

「何だ。圭一未だ帰ってなかったんだ。」真人は圭一が居たので少し驚いている。

「なあ。真人。お前藤子と何処まで行っている。」突然の圭一の質問に真人は面食らった。

「やだな。圭一。俺と藤子は付き合ってないよ。」真人は赤くなりながら答えた。

「えー。だって最近一緒に帰っているし内緒話が多いし付き合ってないというのが嘘だろう。」圭一はその事が一番知りたかった。

「本当なんだ。信じられないだろうけど藤子には別に好きな男がいるんだ。」真人は本当は認めたくない事を話した。圭一は真人の表情を見てこれは本当だと思った。同時にその人物は誰なのか気になった。

「そうなのか。ごめん。変な事聞いて。」圭一は気まずいことを聞いてしまったと後悔した。

「気にしないで。俺も誤解されるような行動多かったから人のことが言えない。」真人はそう言って隣の自分の家へ帰っていった。何か真人無理しているような明るい表情をしているのを見て圭一はアイツも苦労してしているんだなと思った。そして一人で家路につくことにした。その数分後アレクは藤子の家から出てきた。圭一はやっと家の近くまで来たと思った途端、周りが真っ黒になった。何だこれはと周りを見渡した。ウサギの()いぐるみみたいな魔物がひょこひょこ歩くのが圭一には見えた。まさか久々に魔物と遭遇しちゃったのかとうすうす感じた。

「やあ少年。何か悩んでいる様だね。」ウサギの縫いぐるみの様な魔物はそう言った。

「別に悩んでいない。それより家に帰りたいんだけど。」無理だと圭一は気が付いても、やはり帰りたかった。

「嘘を付いちゃ駄目だよ。ちゃんと顔に書いているよ。」ウサギの縫いぐるみの様な魔物はそう言って圭一の肩に乗った。圭一は気味が悪くてウサギの縫いぐるみの様な魔物を手で払い落とした。酷いとウサギの縫いぐるみの様な魔物は落とされて呟いた。

ウサギの縫いぐるみの様な魔物は未だ話したい事があったので圭一を通常空間に戻していない。

「君が悩んでいるのはズバリ『恋愛』だね。友人と同じ人を好きになったパターンか。」縫いぐるみのような魔物はそう頷いて圭一の悩み事を言い当てた。

「お前見ていたのか。」圭一は縫いぐるみの様な魔物にそう言った。

「ううん。見てないよ。」魔物は答えた。

「お前。何が目的だ。」圭一は魔物を警戒している。

「オカダマサヒトの抹殺。彼には消えてもらわないと色々都合が悪くてね。」魔物はそう答えたので敵だと判断した。圭一はそんなことより家に帰せと騒いだ。魔物は駄目だよ君には人質になってもらうからと圭一に答えた。

「オカダマサヒトの友人みたいだし今回はもう一つ君を選んだ理由がある。」圭一は聞きたくないと思ったがウサギの声に惹かれてしまって聞きたいと考えそうで怖かった。

「君。レッドの事嫌いだったよね。だからあえて君を選んだんだ。」魔物はそう言った。何故其の事知っているんだ不気味に思えてきた。

「お前は何者だ。」圭一は怒鳴って聞いた。

「僕はラビット・スリーシックス。君の事はお見通しだよ。」圭一はふざけた奴と思ったが腹の中から恐怖を感じた。

「でも、ただの人質というのは面白くないから少しだけ今の君は寝てもらうよ。」ラビット・スリーシックスに圭一は何をされるか分かり嫌だと暴れた。

「大丈夫。終わったら元に戻すから。」ラビット・スリーシックスは有無を言わせず圭一の体に入った。その時体がざわめき異物が入ったような気持ち悪さを感じた。暫くして圭一の意識が途絶えた。代わりにラビット・スリーシックスが圭一の体を支配した。

「第一ミッション完了。これより第二ミッションに入ります。」誰が居る訳ではなく呟いた。翌日藤子と真人は早めに登校してきたが圭一がすでに教室にいる。

「おはよう。二人とも朝から早いね。」圭一は何時もと変わりなく答えた。藤子は何故か圭一が変だと直感した。真人の方は全く気が付いていないがマサヒトも雰囲気がおかしいと感じていた。

「おはよう。」藤子と真人は答えた。

「そうだ。二人とも。たまにはゲーセン行かない。新しい所を見つけたんだ。」圭一がそう言ったので真人はゲーセンって怖い高校生もいるから、ちょっとと答えた。藤子は今中学生だから止めた方がいいなと思い断っていたが圭一は引かなかった。

「大丈夫だって。怖い人は居ないし穴場なんだ。」圭一のごり押しで放課後行くことにした。

「美加ちゃんと茶髪の雅人も誘う。」藤子は圭一に尋ねた。圭一はこんかいは三人で行こうと言った。藤子は不審に思いながらも放課後真人と一緒に待ち合わせの森林公園に来た。もうすでに圭一もいた。

「じゃあ行こうか。」そう言って街の中に入っていった。


***********************************************


暫く歩いてゲームセンターを見つけた。

「もしかして此処?」真人は圭一に尋ねた。圭一はにっこり笑ってそうと答えた。マサヒトは真人に気をつけろ圭一の様子が変だと言った。圭一の意識が戻った。目を開けたら映画館にいた。

「何だ。これ。」圭一は混乱したがシアターを見て此処が何処か理解をした。藤子と真人がゲームセンターに入ろうとしていたが藤子は危険と思い真人を止めた。

「これはどういう事なの。」藤子は振り返って聞いた。真人は何のことが分からず困っていた。マサヒトは真人に圭一の体をしているが中身が違うと説明した。

「あれえ。もう気が付いちゃったの。」『圭一』はクスクス笑い始めた。

「兎も角入ってよ。話は其れからだ。」圭一は普通の人間のはずなのにそう言うとゲームセンターのドアが全開になり中に吸い込まれた。真人と藤子は気が付くと店内に入ったことに気が付いた。そこにはプラネタリウムみたいな幕と見たことの無い機械があった。

「これはホロンドのVR。何故圭一君が持っているの。」流石の藤子もそろそろレッドの姿に変わってきた。圭一の意識はショックを受けた。藤子がレッドだったなんて怒りや哀しみ憎しみ好きな気持ちの入り乱れた感情が芽生えた。どうして。どうして真人は其の事黙っていたんだと怒鳴り声を上げた。圭一が怒鳴っている頃、真人もマサヒトと入れ替わりマサヒトの姿になっていた。

「これがホロンドのVR。プラネタリウムみたいだな。」マサヒトは正直な感想を述べた。

「圭一君はお前の中にいるね。」レッドは圭一を指差した。圭一の姿をした何かは笑って答えた。

「当たり。この子は大事な人質だ。他の奴に食われないように僕が入っているんだ。」圭一の姿をした何かは答えた。

「お前は何者だ。」レッドは相手が圭一の体に入っているのでソードが出せない。

「僕はラビット・スリーシックス。在る人から頼まれて君たち二人の相手をすることになったんだ。よろしくね。」ラビット・スリーシックスはそう言った。マサヒトとレッドは調子狂う奴だと思いながら様子を見ている。VRを起動させた。どうやらVRの世界へ行く気のようだ。

「お前一体何するつもりだ。」レッドは何処か変な場所に飛ばされるのではないかと警戒をした。

「行ってからのお楽しみ。」圭一の姿をしたラビット・スリーシックスふざけて答えた。そして周りが白く光った。眩しくてつい目をつぶった。

「気を付けろ。VRの世界に飛ばされる。VRの世界は何が起こるか分からない。」レッドは注意しマサヒトは分かったと答えた。暫くしたら光は消えた。やっと眩しいのが消えたと思いマサヒトは起き上がった。此処は何処だと周りを見渡すと其処は何時も通っている中学校だった。真人は学校みたいだねとマサヒトに言った。

真人とマサヒトは状況を整理している。圭一の体に入っているラビット・スリーシックスにVRを起動させて眩しくて思わず目を(つむ)ったら来たのは何時も通う中学校だった。

「ところでレッドは何処に居るんだ。」マサヒトはそう言った。周りを見ても彼女の姿は無い。

「もしかしたら、この世界の何処か違う場所に飛ばされたのかもしれない。」真人はそう言った。一旦マサヒトは真人と入れ替わった。近くの廊下に美加がいた。

「美加。藤子と圭一は知らない。」真人はそう言うが美加はきょとんとしている。

「フジコとケイイチって誰、マー君寝ぼけている。」美加の一言で圭一と藤子がいない世界に飛ばされたことに気が付いた。あのふざけた奴本当にふざけた事してくれたなとマサヒトは怒った。待ってくれ。という事はフレイヤさんも居ないのと真人はマサヒトに尋ねた。真人は急いで家に帰りそして隣の家を見た。望月という表札も無く中に入ったが何時もの藤子のいる面影も無く本当の空き家状態だった。そういえばレッドが来る前はこの家ずっと空き家だっけと二人は思い始めた。

「この様子だとこの世界では俺らと会ってないことになるな。」マサヒトは思わずそう言った。誰か別の警護者(けいごしゃ)だろうなと真人は思った。

「なあ、だとするとレッドは何処に飛ばされたんだ。」マサヒトはそう言った。

「多分ホロンドじゃないかな。」真人はそう答えた。

「ああ。くそ。レッドからホロンドの行き方教えてもらうんだった。」マサヒトはシネマで暴れた。早くVR世界から抜けないとな。どれ位経っているか分からないしと真人は比較的冷静だった。数分前レッドは目を覚ました。。何処だ此処はと見てみるとトイレのようだ。知っている場所とは思っていた。何処だ此処。レッドはトイレでメイク直しをしていた様だ。どういう場所だと思いトイレの外はホテルのようで外にはカケルが居た。一応服は着ているのでまだ行為はしていないようだ。

「何でいるんだ。」思わずそう言った。一年前彼は死亡している。如何やら死ぬ出来事は起きてないと判断した。カケルは少し不機嫌だ。まさかホテルに連れて来たのに出来ないとは予想はしていない。何でこんな恥ずかしいシチュエーションにしたんだ。俺になんかの恨みあんのかとラビット・スリーシックスとレッドは赤くなった。無論ビンタが飛んだ。何でという思いがカケルには強い。

「えーっと。俺が状況が理解出来ないんだが。」カケルは泣きたい気持ちになった。俺だって同じだ。馬鹿野郎とレッドは思った。

「どういうシチュエーションになってこうなったのか知らないけど一年ぶりにしては過激だぞ。」レッドはそう言った。流石にカケルは話がかみ合わなかったので不審に思い何処まで記憶を持っているか確認をした。この世界の状況と現実とは異なる展開を迎えた。カケルの話によるとこの世界ではカケルが殺される事態にはならずその直後レッドとカケルは大喧嘩し中が険悪になったが3日前仲直りしたらしい。喧嘩の原因は何故かカケルの口からは出てこなかったがようやく一夜過ごしたと言う。

「レッド。記憶一部失っているようだな。」

「いや。俺が知っている事とここの出来事が違っているだけで俺自身は問題ないから。」レッドは釈明をした。カケルは本当に覚えてないのと不安な顔だ。ひとまずカケルは残念がりながらチェックアウトをしたレッドは本来ならさっきあったシチュエーションも起きてもおかしくないとカケルとの関係を思い出した。だがこれは悪魔でもバーチャル世界でありバーチャルでは一様行為自体は出来ないようプログラムされているのでひとまず未だ彼女は処○という状態なので変わらない。おまけにカケルは京都で死んでいる。レッドは複雑な思いがした。

「そういえば今何の事件担当しているんだ。」レッドはカケルに聞いた。もしかしたら真人とコンタクトを取れるかもしれないと思っていたが期待は外れた。

「いや。東京だぞ。本当に覚えてないんだな。」カケルはむすっとしながらそう言った。

「いきなり引っぱたいたのは謝る。たがもしあのまま記憶のないまま裸だったら取り返しつかない事になってたかもな。」レッドの言葉にカケルは意気消沈した。それと同時に警察沙汰はやっぱり勘弁とおもっていた。


再び奴が現れます。書き直されて意気消沈しています。

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