28話 狙われたレッド
私生活が忙しくて一週間書けなかったが何とか書いている。
レッドは一番後ろに来た。
「マサヒト君が止めるの失敗しても後ろには私達がいますから安心してください。」ソラはそう言って前のほうを向いた。マサヒトはその言葉にカチンときていたが今は前にいる敵に集中しなければならない。
「ターゲット。後退。今一番後ろにいる。」指揮を取っている魔物が他の魔物にそう言うと了解と叫び魔物たちはレッドを目指して走り出した。マサヒトとアレクは止めに掛かった。マサヒトはブレイドで2匹足を止めた。
「くそっ。邪魔をするな。」足止めされた魔物は怒鳴った。アレクは動けないように魔物の足を狙った。警部が2匹殺し刑事の一人が魔物の銃弾で倒れた。警部は撃たれた刑事の名前を呼んだが反応は無かった。くそっ。爆弾犯め。絶対に捕まえてやる。警部の目に怒りの炎が上がった。そして警部は5匹魔物を殺した。マサヒトは足止めをした魔物を含めて7匹を一気に斬っていった。フレイヤは3匹銃でしとめた。
「この先は通しません。」そう言ってソラの前に1匹も通さなかったが5匹フレイヤの隙を突きソラの前に来た。ソラは早撃ちで、あっという間に来た5匹を倒した。
「ほら。大丈夫でしょう。」そう言ってレッドを見た後すぐ前を向いて戦闘体勢に入った。レッドもフェニックスソードを持っていて何時でも戦えられるようにしている。やがて魔物の数も減っていた。
「しかし良くこんなにも侵入を許したものだ。」警部は皮肉を呟いた。刑事は何人かけがをした。死亡者は3名出た。魔物達は時計を見て一旦引き上げた。怪我をした刑事達を銃弾を取り除き怪我を癒した。
「今の俺はこんなことしか出来ない。」レッドはそう呟いたが警部は微笑んだ。
「いや。それで十分だよ。」そう彼は答えた。死亡した3人は会議室から運び出された。怪我人も一様病院に運ばれた。
「やれやれ。とんだ捜査妨害だったな。」警部はそう言って会議室を変えた。レッドは又魔物が来るのではないかと警戒しモンスターバスターにも協力してもらった。
「レッド。久しぶり。」レッドは聞き覚えのある声に振り返った。
「アレン。そうか。転勤先ここだっけ。」アレンは古い付き合いのある友人だった。
「この人誰だ。」マサヒトはレッドに聞いた。
「アレン・シャルズ。俺の昔からの友人だ。」レッドは久々に会った友人との再会を喜んだ。アレンも喜んでいる。
「あっ。隣にいる少年って噂の・・・。」オカダマサヒト君だねとレッドもマサヒトは期待したが答えが違った。
「新恋人だね。」アレンの言葉にレッドとマサヒトは赤くなった。
「誰が言ってたんだ。そんな事。」レッドはそう言った。
「えっ。由真がメールしてきたんだ。レッドが入院先で守っている少年といい感じだって。」アレンはそう答えた。
そういえばあの子はレッドの手を真人が握っている姿を見られたんだっけとマサヒトは思い出した。
「別に付き合っている訳じゃないよ。」レッドはアレンにそう言うとアレンは笑った。
「だろうね。天国でカケルが焼きもち焼いて化けて出てきそうだもんな。」アレンはそう言った。それって帰るとき天国に戻れないじゃん。マサヒトはアレンに心の中で突っ込んだ。レッドは会議室に戻り警部と話した。アレンと話している間ある考えが浮かんだ。
「星というのは時刻が変わると場所が変わります。もしかしたら時計台にあるのかもしれません。」レッドはそう言うと警部は美しい時計台と思い出した。
「確かにこの町にシンボル的な時計台がある。」警部は目に力が入った。刑事達は急いで時計台に向かった。時計台にはヤザ・ビクトールの死体とトランクには爆弾が有った。死後1日位は経っていた。どういうことなんだ。犯人は別にいるって事なのか刑事や爆弾処理班は冷や汗が流れた。死体から爆弾を外すのは困難だった。しかたなくヤザに抱かせたまま爆弾を処理した。
「何かきな臭くなってきたな。」爆弾処理の男はそう言って爆弾を処理をした。
「一体誰なんでしょうか。」ジニーも不気味さがこみ上げてきた。その報告を警部にも入ってきた。一体犯人は何処の誰なんだ。何の目的でレッドを狙っているんだ。警部は目に見えない犯人に寒気を覚えた。その話はレッドたちにも届いた。レッドたちをはじめモンスターバスターたちも動揺が広がった。一体誰なんだ。何の目的でこんな事をしたのかレッドも誰か分からない人物に狙われるのは恐怖でしかなかった。ヤザじゃなかったら誰なんだ物凄く怖い彼女は震えた。見た目は高校生ぐらいだが本当は11歳だの少女だ。11歳なのに誰だか分からない相手に狙われているなんて可愛そうだとマサヒトはレッドを抱きしめたくなったがレッドは大丈夫と答えた。ソラも何とかしてあげたいと気持ちになった。本当は敵なのだがレッドが弱々しく震えている姿はつい助けたくなる。酸川に怒られてしまうが男としてほっとけなかった。アレクもなんか気の毒だなと思っていた。コンコンが大丈夫だコンよとレッドの頭をなでた。
「兎も角ホシはヤザではなかった。一刻も早く最後の爆弾と犯人探しだす。」警部も刑事の士気を強めた。
「はい。」刑事はそれぞれ事件解決に向けて動き出した。犯人は何処かで口をゆがめていた。
「さあ。そろそろフィナーレの爆弾を起動させるか。」男はそう言った。その近くには魔物が居た。レッド達はホテルまで護送された。彼女は怖いからフレイヤの部屋でとまると言い出した。フレイヤもその方が安心ですと答えた。マサヒトは一旦真人に戻った。
「眼鏡の真人君。お帰り。」アレクは真人に言った。ソラは今夜だけこのホテルに泊まった。マサヒトは何だろうと言い始めた。もちろんむかっ腹を立てている。
真人はソラに話し掛けた。
「ソラさん。やっぱり泊まるのか。」真人はソラに聞いた。
「ええ。ここで出会ったのも何かの縁ですから最後まで見届けるつもりです。」ソラは真人にそう答えた。
「ソラさん。サングラス外さないんですか。」真人はソラに聞いた。
「残念ながら外せない事情があるんです。私の眼は通常より色素が薄くこの部屋でさえ眩しいんです。」ソラはそう言って笑った。そんな事情があったのか真人はマサヒトに警戒を解くよう説得した。だがマサヒトはある事に気が付いた。ごく微量では有るが殺気を真人に向けていた。本当に見落とすほど微かでずっと一緒に居ても今の今まで気が付かないほど上手く隠していた。こいつはとんだ食わせ物だとマサヒトは思った。
「真人。こいつの話を信じるな。仮に犯人じゃなくても俺らに敵意を向けている。」マサヒトは真人に忠告をした。ソラはどうやら真人にだけ敵意を向けている様だと食事をしながらマサヒトは思った。
「レッドには敵意を向けては無いの。」真人は心の中でマサヒトに聞いた。
「敵意ってよりは逆の好意。しかも異性として見ている。」マサヒトはイライラしながら答えた。
「やっぱりそうなんだ。」心の中で真人はマサヒトにそう言った。ソラはレッドの隣に座って話をしている。一緒に居られるのも一日も無い。今一番危険な状態だからマサヒトはソラがレッドに手を出さないよう気をつけている。
「レッド本人はどう思っているだろう。」真人は今一番知りたかったことを口にした。
「さあ。話は馬が合っているみたいだけど。そこまでは。」マサヒト自身も知りたいが躊躇っていた。フレイヤとアレクもいい雰囲気だった。俺ら取り残された気分だ。マサヒトはため息をついた。
「あの二人も良い雰囲気だし俺は早く寝ようかな。あっ。でも、そしたらソラの奴レッドに毒牙かけるよな。やっぱり起きてよう。」マサヒトはそんな事を呟いていた。レッドとソラは此処のお土産が何が良いか話が弾んでいる。
「此処でもタピオカが若い人に大人気だそうです。」ソラは世間話をしている。
「あっ。確かそれテレビでもやっていたな。」レッドも楽しそうに答えた。レストランから出たレッドはフロントのホテルマンに呼び止められた。レッドは何だろうと思いフロントに来た。ホテルマンはレッドに荷物が届いていると言って一つのアタッシュケースを渡した。
「これは誰から。」レッドは嫌な予感がした。確か最後の爆弾が一つ残っているはずだ。レッドは恐る恐る受け取った。
「さあ。届けて頂いた方は知らない男から渡してくれと頼まれたそうですから。」ホテルマンはそう答えた。レッドに緊張感が高まってきた。まさかホテルまで調べ上げたのか。そんな。まさかな。レッドはそう思いながらも一回、深呼吸をして落ち着かせた。そして改めて神経を集中させてアタッシュケースを視た。デジタルのパネルが見えた後一時間とかかれており赤・青・黄・緑色のコードが見えた。
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緑色だって。前の爆弾には無かったしインターネットの爆弾キッドにも無い色だ。これは明らかに犯人オリジナルタイプだ。レッドはあせり始めた。マサヒトはレッドのタダならぬ緊張の表情を見て嫌な予感がした。3分後ホテルは大パニックになった。レッドはアタッシュケースをいる開けた。やはり透視通りかとレッドはため息をついた。アレクも緑の配線があるタイプは初めて見る。
「これって犯人オリジナルか。」アレクも冷や汗が流れてきた。
「今まで赤だったが赤とは限らない。」レッドも厄介な緑色は気になっていた。普通緑は安心と安全だと意味が含まれているが其れを切ったら犯人の思う壺じゃないかレッドは必死に考えている。
「こんな時設計図があればな。」レッドは小声で呟いた。その頃犯人はニヤニヤ笑ってレッドが必死になって爆弾の止まる線がどれか悩んでいる姿を監視カメラで見ている。同じ頃警察はヤザの最後の足取りを突き止めた。シャルドホテルの903号室が彼が最後に泊まった部屋だ。ホテルマンは鍵を開けて警察が突入したがすでに逃げられた後だった。テーブルにはマップに赤いピンが付いており爆発した場所とレッド達が泊まっているホテルの場所に付けられた。しまった。レッド達が危ない。警部は刑事たちを応援を呼ばせた。警部は部屋の様子をつぶさに観察して他に手がかりが無いか調べていた。残り時間30分を切った。レッドは未だどれを切るか悩んでいた。青は冷酷とか冷静という意味だ。これは明らかに皮肉だ。こんな状況で冷静になれるか。そう思いながらレッドは慌てて他のを切らないように気をつけていた。
「レッド。未だ大丈夫だから落ち着いて考えるんだ。」マサヒトはレッドにそう言った。そんなの分かっていると怒鳴りたい気持ち抑えながら考えている。犯人は魔物たちに命令した。
「もし彼女達が爆弾を止めたら攻撃態勢を入れ。」機械音で命令をした。魔物達は素直に従った。
「分かりました。マスター。仰せのままに。」魔物達はひざまずいた。警部は部屋の机から爆弾の設計図が入っていた。やっぱり此処で今まで指揮を取り爆弾を爆発させていたのかと警部はため息をついた。そして今までとは違う爆弾の構造図だった。
「これは。」警部は手袋をつけて手に取った。今まで無いパターンだ。急いで連絡しなければと警部はレッドに電話をした。レッドのスマホが鳴り響いた。こんな忙しいときに誰だ。レッドはイライラしながら電話に出た。
「もしもし。」レッドはそう言うと警部の声がした。
「レッドか。セルドル署のレクター警部だ。実は君のところに有る爆弾の設計図が見つかった。私が指示をするからその通りに配線を切ってくれ。」レクターがそう言うのでレッドはホッとした。ひとまず間違って配線を切って爆発する心配は無くなった。
「よろしくお願いします。」レッドはそう言ってレクターの指示に従った残り10分である。だいぶ余裕で終わりそうだレッドをはじめ周囲の人もそう思っていた。
魔物の気配が近づくのが分かって真人はマサヒトと入れ替わり姿が変わって出来るだけ爆弾の処理をするレッドから遠ざけようと外に出た。ソラも魔物の気配に気が付き、同じく外へ出た。フレイヤはコンコンにいわれて気が付きアレクとともに外へ来た。白虎はレッドの近くに居た。
「行かないのか、」レッドは電話のマイクを抑えて白虎に小声で聞いた。
「だって。この中に魔物が入ってきたらレッドが大変だろ。だから此処に居る。」白虎はそう答えた。レッドはレクター警部の指示がくるのを待った。レクター警部はレッドに爆弾の設計図の話をしようとしたが近くに魔物の気配が漂ってきたので待ってくれと言いスマホを机に置きリボルバーを出した。
「あーあ。もうこの場所がばれたのか。」少年のような声で魔物はレクター警部を見て喋った。レッドはレクター警部が魔物と遭遇した事が分かり早く決着が付くよう祈った。あと9分30秒。レッドの居るホテル近くにも魔物の気配が漂い白虎とレッドを残して外に出ている。レクター警部は熊の様な魔物に2発発砲して仕留めた。
「まさか戻ってくるとはな。」レクター警部は呟きながら電話に戻ろうとしたが敵は1匹だけではなかった。さっきの者を皮切りに次々と魔物が襲撃し始めた、襲撃の音がレッドにも聞こえてきた。外からも襲撃の魔物のうなり声や魔物を斬る音が聞こえてきた。
「こりゃしばらく作業は無理そうだな。」レッドは呟いた。白虎は外を見ていた。発砲の光が何回もチカチカ光っている。かなりの数が襲ってきたんだと白虎は思いながらレッドの方を向いた。マサヒトは魔物たちを見つけてタイガーブレイドを出した。フレイヤは銃を構えていた。アレクも構えて何時でも戦える状態だ。ソラは移動しながら弾を込めて準備をしたので構えて何時でも撃てる状態だ。コンコンは魔物が気付け薬持ってないか臭いを嗅ぎ、結果は気付け薬を持っていないので妖術を使った。マサヒトは3匹の魔物を斜めに斬りおとして間髪を入れず巨大鼠をXの字に斬った。
「しかし良くこれだけ集めたな。」マサヒトは呟き又攻撃に入った。ソラは早撃ちで一発ずつ魔物の脳天をぶち抜いた。フレイヤはすばしっこい魔物に苦戦した。
「ちょこまかと。」彼女はそう言って3発撃ったが他の魔物に当たった。素早い魔物はフレイヤを馬鹿にしているので唸り声を上げた。フレイヤは悔しがり連続5発撃ちそのうち魔物の脇腹と心臓を打ち抜くことが出来た。アレクは短時間で10匹倒したが11匹目がなかなか倒れない。胸には10箇所腕に4箇所穴が開いているが死ななかった。
「こいつゴーレムか。」アレクは言った。弾の消費になってしまうが止まらない訳じゃない。アレクは粘り強く撃つことを専念した。ゴーレムはそのままアレクの放った弾に新たに足に3発撃ったが動きが止まらずホテルの方に近づいた。まずいとアレクはゴーレムの足を狙って打ち続けたが止まる気配が無い。ソラも10発ゴーレムの足を撃ったが止まらない。
「このゴーレム。頑丈に作られていますね。」ソラは冷や汗が流れてきた。フレイヤも8発撃ち続けたが止まる気配は無い。マサヒトはブレイドで8の字を書くように斬りゴーレムの腕を斬り落とした。だが痛みは感じとることが無いゴーレムは止まらなかった。とうとうホテルの中に突入してきた。
「みんな避けて。」白虎はそう言ってゴーレムを強烈な突風を呼び吹き飛ばそうとしたが予想より重かった。レッドは仕方なく爆弾から離れてゴーレムを見た。
「ターゲット発見。直ちに攻撃を開始する。」そう言ってゴーレムは足でレッドを蹴り上げようとしている。ゴーレムは動きが遅くレッドは足と足の間に入り素早くフェニックスソードで踊るように移動しながら斬って行った。ゴーレムは倒れて動かなくなった。幸い爆弾は白虎が持って振動を避けていたので爆発はしなかった。レッドがゴーレムを倒した頃レクター警部は一人で13匹の魔物を倒し14匹目を今リボルバーから煙が上げ魔物の脳天を撃ち抜いた。やれやれやっと一段落した様だ。ドアから他にも魔物が居ないか確認し終わりホッと胸をなでおろした。
前回の弟の話はフラグです。妹と弟よ。話の出しにして済まなかった。




