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魔物の微笑み  作者: 宮川ちい
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12話 嵐の中

新キャラ二人登場。

レッドからゼディアス・クロークが起こした事件が捜査中止だと真人は聞いた。危ない人を野放しにして大丈夫なのかなと真人は思った。

「今度狙われたら戦えない。もしかして死ぬかも知れないな。」レッドはそう言っていた。かなり弱気である。

「そんな事言わないで。」真人はそう言った。今藤子の家で作戦会議中である。藤子がレッドと分ってから行っている。フレイヤは家の中を掃除しており内容は聞いていなかった。翌日学校でゼディアスの気配がし始めたので藤子は誰もいない校舎に入り走り始めた。校内の監視カメラにノイズと映像が乱れ藤子が走っている間映らなかった。赤眼赤髪になり屋上を目指した。真人はサッカー部でサッカーの練習をしていた。サッカー部に入る際、藤子は反対したがマサヒトが書いて届けてしまったので入る事になった。仕方なく監視がし易い料理部に入った。今ゼディアスの気配したとマサヒトに言われて制服に着替えた後急いで校舎の中を入って真人はマサヒトと入れ替わって走り始めた。先に着いたのはレッドだった。ゼディアスは意外という表情をした。

「驚いた。君はこの学校の生徒さんだったんだ。」ゼディアスはそう言い始めた。遅れてマサヒトも到着した。

「何故此処(ここ)にいる。」マサヒトはそう言った。

「此処の可愛い生徒さんを見ていたんだよ。」ゼディアスはそう言い始めた。無論ウソである。

「ふざけるな。」レッドはそう言って怒った。ウソだと彼女は見抜いていた。すると鬼桜を抜いたそれを彼女に向けて振り下ろした。レッドは真剣白刃取りをし手攻撃を防いだ。マサヒトはレッドを助けようと近付くが小刀でマサヒトは腹を刺されて気が遠くなりそうになった。真人はいても立ってもいられずスクリーンの中に入っていった。スクリーンには河原が映っている。マサヒトと真人は一緒に話している。

「オレ。レッドを守れなかった。」マサヒトは弱音を吐いた。

「らしくないよ。マサヒトいつもの君はどうした。」真人はそう言った。その頃レッドはゼディアスに脇腹を刺されて倒れた。その様子が何故か真人とマサヒトには見えた。

「レッドが刺された。オレのせいだ。」マサヒトは言い始めた。

「オレが行く。マサヒトはシアターで待っていて。」そう言って真人は入れ替わろうとしている。マサヒトの傷がみるみるうちに治ってゆくがゼディアスは気付かない。

「女の子だから見えないところに傷を付けました。」そうゼディアスは言っている。レッドは内心、くそっ。こんな奴戦えたら牢にぶち込んでいるのにと思っている。制服は血で染まっている。余裕たっぷりにゼディアスは刀を引き抜いた。その時真人が姿を現した。

「君はあの時の。」ゼディアスは真人の事を覚えていた。


真人の勾玉が光り彼は金眼金髪になった。

「金髪の少年は君か。」ゼディアスは驚いた。真人は大剣を出して構えた。

「レッドやマサヒトみたいに手加減しない。」真人はそう言い始めた。ゼディアスの刀と真人の大剣は刀と交戦していた。。

「もしかしてそれタイガーブレイドじゃないか。」ゼディアスはそう言った。言ったら盗られるから誤魔化せとマサヒトの声がした。

「違う。名前は知らない。」真人はとっさに嘘を付いた。そのせいか盗ろうとはしなかった。

「そうか。あれもコレクションにしたい大剣なんだが知らないなら要らないな。」そうゼディアスはそう言ってもう一回攻撃をしようとしたときゼディアスの動きが止った。モンスターバスターの応援が来たのだ。

「ちっ。勝負はお預けだ少年。」そう言ってゼディアスはいなくなった。真人はレッドの止血作業に入った。レッドはホロンドのアメミスの首都ドホロにあるモンスターバスター中央病院に運ばれた。フレイヤは家にいたが救急車に運ばれたと聞き急いで病院に来た。真人は傷は治ったが血が足りず貧血で倒れた。ホロンド時間の3日後レッドは意識を取り戻した。真人は退院しレッドのベット近くで寝ていた。コンコン白虎も近くにいるが寝ている。コンコンが目を覚ましレッドが意識を取り戻したと話し始めた。其処に黒翼が来た。

「意識を取り戻したのか。」黒翼はホッとした表情をしている。3日前フレイヤは駆けつけたフィリップに言い始めた。

「私親代わり失格です。あの子に怪我をさせてしまいました。」フレイヤはそう言った。

「君のせいじゃない。」フィリップはそう答えた。真人はレッドが手術室に入った後貧血で倒れてしまいその光景がフレイヤには印象が残っていた。あの子が頑張っているのに私はと思い始めたのだ。レッドは3日後に意識を取り戻しフレイヤもホッとした。

「大丈夫か。」真人はレッドの手を握った。

「ずっと起きないから心配したよ」真人はそう言うと其処にレッドの同僚の犬崎由真(いぬざきゆま)がやって来た。背が小さく小学生に見えるが16歳である。

「何や。おじゃまだったみたいやな。」彼女は関西弁を使うのが特徴だった。レッドと真人は真っ赤になった。真人はその際手を離した。真人はしばらくして黒翼と共に売店にやってきた。黒翼はレッドが読みたい本を代りに買ってきてと頼まれている。レッドってどんな本読むんだろうと思い黒翼の方を見ていた。一冊彼女が頼んだ本がなかった。

「一冊無いな。後でなかったって言わないとな。」黒翼は言い始めた。

「真人君。レッドを助けて有り難う。あの子はオレの妹みたいな子だ。カミラシさんも同じ気持ちだと思う。」黒翼は廊下でそう言った。黒翼はレッドに買った本を渡した。それの一冊をレッドが読み始めた。本のタイトルはファイヤーバード戦記である。


***********************************************


コンコンはレッドの読んでいる本に反応した。

「此って伝説の巫女の話だコンか。」コンコンの言葉にレッドはそうだよと答えた。

「後でコンコンも読むか。結構面白く書かれているぞ。」レッドはそう言った。病院の屋上でスフォンと真人が話し合っている。

「レッドを助けてくれて有り難う。私にとってもレッドは兄妹同然に育てられたので正直ホッとしました。感謝します。」スフォンはそう言い始めた。真人はそうなんですかと思っている。

「ゼディアスの事なんですが上には捜査するなと言われたのですがレッドが大けがする事態となったので捜査を私の独断で続行します。」スフォンはそう言い始めた。それはどれほど大変か真人やマサヒトは解らなかったがカミラシさんっていい人だなと二人は思っていた。由真がレッドの病室花を替えてる。フレイヤはお客様がしなくてもと言い始めた。

「困ったときはお互い様や。」由真はそう言った。レッドは驚異的なスピードで回復をしていた。担当医のグリーン・ゴットスはレントゲン写真を見ながら言い始めた。

「流石、鳳凰族。人より回復スピードが速い。」グリーンはそう言い始めた。彼はカラーの称号を持つ医者だ。

「その話は内密にしてくれって言っているだろ。」レッドはそう言い始めた。

「そうだったな。すまん。」グリーンはそう言い始めたレッドはある事を尋ねた。

「お前は鳳凰族って聞いて何も思わないのか。」レッドはそう言い始めた。

「まあ。ガキに興味はない。25歳~40歳くらいの女が好みだからな。」グリーンはそう答えた。彼の好みは比較的高い水準の年齢だった。

「まあ。鳳凰族は力や容姿が良いって言うからな。気を付けろよ。」グリーンはそう言った。その言葉にレッドはホッとした。その頃ゼディアスはレッドを追いかけて、やっと病院の搬送先を突き止めた。襲撃の準備をしてモンスターバスター中央病院前に来た。その気配をレッドとマサヒトは感じ取った。

「ゼディアスの奴。レッドを追ってきたな。」マサヒトがそう言ったので真人は大変だと思った。レッドはマサヒトに行かなくても大丈夫だと言い始めた。

「此処には番人がいる。そう易々と入ってこれないさ。」レッドはそう言った。その番人がグリーンである。何人かモンスターバスターがおりその前にはゼディアスが居た

「通してください。」ゼディアスはそう言った。

「通せるかよ。刀を持ったガキに暴れられるのは困るんだよ。病院でドンパチしてたら患者が大変だからな。」グリーンはそう言った。追っている物を持っている子がいるんですよとゼディアスはそう言った。

「女か。女を追い回すと嫌われるぜ。ママに教わんなかったのかい。」グリーンはそう言った。挑発に乗ることなくゼディアスは冷静に言い始めた。

「力ずくでも通して貰いますよ。」そう言って彼は抜刀した。血気盛んなガキだねとグリーンは思った。


グリーンはバズーカーを出した。いきなりバズーカーですかとゼディアスは思ったグリーンは発射した。それをゼディアスは刀で真っ二つにした。それが門の所に当たった。やるなとグリーンは思いながらバズーカーをしまい剣に武器を変えた。今さっき上司からバズーカーは止めなさいとと言われたのだ。しょうがねえなと思いつつ剣に替えたのだ。

「相手が悪かったな。」そう言ってグリーンは緑色の眼緑色の髪になった。

「俺の名はグリーン・ゴットス。此処の医者でもありお前みたいな侵入者を此処で足止めさせる役でもある。」そうグリーンは言い始めた。ゼディアスは驚いた。グリーンは数々の強者を捕まえた経歴の持ち主の男である。本当の年齢は誰も知らない。40代に見えるがもっといっている。こんなの相手にしていたらフェニックスソードを盗る前に捕まると思いゼディアスは一旦退散した。何でカラーの称号を持つグリーンが病院勤務なんだと思いながらもグリーンが追ってこないか一旦確認をした。レッドは真人に、なっ。来なかったろと言い始めた。レッドは過去にグリーンと仕事をしていたことがあり実力を知っていた。なので、今日も敵が退散したのだろうと思った。真人はある心配をしていた。

「今頃大騒ぎになってないかな。3日も留守にしていたし。」真人はそう言ったがレッドは大丈夫だよと答えた。

「ホロンドと地球の時間経過は別なんだ。ホロンドで3日過ごしていても地球では3時間しか経っていない事もあるし逆もある。」レッドは説明をした。実際真人の母友子はいつもより遅いわね位にしか考えてなかった。まさか異世界で3日間も病院にいたとは夢にも思ってない。そんな事は真人は知らず半信半疑で聞いていた。翌日傷が元から無かったかのように綺麗に治り内蔵なども正常に動いているので退院した。

「仕事を増やして済まない。」レッドはグリーンに言い始めた。あれぐらいはお安い御用さとグリーンは答えた。グリーンはレッドに耳打ちをした。

「所で岡田君の事だが未だあのことは言ってないのか。」グリーンはそう言った。

「未だだ。あれはショックが大きいだろ。まさか今の両親が本当の両親じゃないっていうのは。」小声でレッドは答えた。実は真人は赤ん坊の頃フィルダから逃れるため今の両親と日本にやって来た。彼は未だそのことを知らなかった。タクシーに乗りフレイヤはグリーンとレッドが何か話し込んでいたので何を話していたのですかと聞いたがレッドと真人はタクシーの中で寝ていた。

「ゆっくり寝かせてあげましょう。疲れたんでしょう。」タクシードライバーの男はそう言い始めた。

「そうですね。」フレイヤはそう言った。真人は目を覚ますともう見慣れた光景が広がっていた。もう着いちゃったのかと彼は思った。隣でレッドが寝ているので真人は赤くなった。

四日ぶりに真人は自分の家に戻ったが母親の友子が今日は遅かったわねと言っていたので四日いや一日すら経過しておらず真人は気付き正直複雑寝気持ちになった。もしかして美加達もオレが四日間も居なかった事を気付いていないのかと彼は思った。

「この世界では一日も経っていないからな。」マサヒトは真人にだけ聞こえるように話した。そうなんだよなと真人は思った。制服は新しい物を買いレッドが魔法を使い制服が少しだけ色あせたように見えたので母親は気が付いていない。藤子も制服を買い古いのはホロンドで捨てた。

「まさか制服を新調するハメになるなんて。」藤子はそう言った。血や穴が付いており着られる状態ではなかった。真人は寝る時間になったので寝始めた。夢の中では未だレッドが入院していた時フィリップが心配そうにレッドを見ている。まるで父親のように心配している。もう一人誰かがいたがこっちからは見えない。後でレッドの姉だとフィリップから聞かされた。どんな人だったんだろ。見たかったなと真人は思い始めた。目を覚まし過去夢かと真人は思い始めた。朝になりいつもと同じく藤子が登校してくると美加と雅人が着た。

「おはよう。」美加はいつもの様に挨拶をした。まさか4日間ホロンドにいたとは知らずこの世界の昨日に会っているので特に不審に思わなかった。4日振りなのにと真人は思ったが言わなかった。美加は何も知らないのでどうしたの。マー君と言い始めた。何でもないと真人は答えた。最近真人はこそこそと圭一や雅人とよく話し合っているので何だろうと美加は思っていた。美加は昨日の記憶一部がなかった。実はレッドが救急車で搬送されたところを見て驚いているところに記憶処理班が来てその記憶が消された。本当は料理部で作った料理を真人に食べて欲しかったのだ。美加は料理部に入っていた。気が付いたら家に帰っていたなんて、どういう事なんだろうと美加は考え込んだ。その日もサッカー部にいた。サッカーをしている時はメガネを付けていないので先輩からコンタクトにしているのと言われていた。伊達なんですとは言えずそんなところですと彼は答えた。最初藤子が真人の眼鏡を外した後の真人の顔を見て驚いていた。何で驚くのだろうと彼は思った。自分が眼鏡を取ると美形になる事は自覚無しだ。藤子の部活ではチーズケーキを作ろうという事になり作業に入っていた。藤子は動きがてきぱきと早く作っていた。真人に差し入れをするつもりだ。真人はこの間といってもこの世界では昨日だがゼディアスが学校の屋上にいたので今はいないか心配だった。

「今のところ奴は来てないから安心して部活に打ち込め。」マサヒトはそう言い始めた。真人はホッとした。最近真人はマサヒトの力が流れ込み疲れにくくなっておりキックが普通の人よりありゴールが倒れる危険があるのでセーブするように藤子から言われていた。藤子も体育の時も力を使ってない。最初は何でだろうと思ったが魔物に目を付けられないためだとセーブしているのだと彼女は答えた、モンスターバスターだと、ばれると仕事がやりにくいのだと彼女が説明していた事を思い出した。真人の場合メシアだとばれないようにそうしろと言われている。


友広の登場回は色々あって新キャラ登場とは言えなかった。

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