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魔物の微笑み  作者: 宮川ちい
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序章

前指摘された部分を直しました。

2xxx年の何処かで一人の少年が一のススキ畑の中から出てきた。金眼金髪の美少年で近くに同じく金眼金髪のロン毛で一つ結いをしている美青年がいた。

「君が来るのを待っていたんだ。新しく大剣の持ち主として選ばれたんだ。」青年は少年にそう告げた。少年は見たところ十代前半で、どこかあどけない顔をしている。

「オレが。何でオレなんだ。他にもいるんじゃないか。」少年はそう言った。

 大剣は一部岩の中に入っており少年の力では到底取れそうにない。

「この大剣は人を選ぶんだ。だから持ち主である君しか取れない。」そう言って洞窟の中に入った。少年は半信半疑の目で青年を見つつ大剣の後ろにきて柄を掴み引き抜いた。思ったより軽く取れたので驚きつつも少年は大剣をまじまじと見ている。青年は、ほらねという顔で少年を見ながら。あることを尋ねた。

「君の名前聞いてなかったね。」少年と青年は今回会うのが初めてだった。

「オカダマサヒト。」少年は名前を告げた。周りには二人しかおらず風が吹きススキが揺れている。

「この大剣はタイガーブレイドという名前の聖剣だ。大切にしてくれよ。」青年はそう言うとマサヒトは青年が名前を名乗らない事に気付き名乗らないのかと思いつつこの場から離れた。さっきから姿は現していないが魔物の気配がしており此処に留まるわけにはいかなかった。

「またいづれ会おう。」青年はマサヒトに、そう言い始めた。こそこそと魔物達は話し合いはじめた。

「あいつが今度のタイガーブレイドの所有者だ。間違いないメシアだ。」そう彼らは囁いた。

 あれから三年後の元旦になった。岡田真人は、おみくじを引いていた。いつもなら今頃

秋田の神社で参拝しているのだが父親が刑事なので、このまえ事件があり仕事なので行くことができなかった。幼馴染みの山下美加と岡田雅人と三人で神社にきた。雅人は母親が入院してしまい今回は帰省しなかった。美加は此処が父と母の故郷なのでずっとこの町にいる。此処は山神県夜闇市の八幡宮だ。真人は、おみくじ引き終わり開封すると御守りとくじがありくじを見ると凶とでた。新年早々凶とはと思いつつ少しでも運が良くなるように杉の木におみくじを付けた。

「新年早々ついてない。」真人は呟いた。雅人も、あまり結果は芳しくなかった。だが、この時三人はこれから起こることを全く知る由もなかった。

一人の少女がサングラスをかけて赤い髪を風に靡かせている。

「手がかりはオカダマサヒトと金眼金髪ってじゃ直ぐに見つからないな。」ぽつんと彼女は呟き人波の中へと消えていった。

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