第15話 ハロウィンパーティー「最終回」
私は犬の散歩で知り合ったお爺さんに、ハロウィンパーティーの会場の話を持ち掛けた。するとそのお爺さんから私は、お爺さんの所有するドックラン用の別荘でハロウィンパーティーをする提案を受けたのだ。
次の日、私は学校でクラスの皆んなに、お爺さんの所有する別荘の話をした。すると皆んなが私の提案に賛同してくれたのだ。10月31日と言う日がもう間近に迫り、私のクラスメイトはどんな格好でハロウィンパーティーに臨むか、皆んなソワソワし始めた。
そんな時、クラスメイトのサトミから、こんな事を言われたのだ。
「前にも話したかも知れないけど、マサトとハロウィンの約束をしてて…」
そこまで話を聴いた私は、サトミに裏切られたと思った。だが私はサトミに、こう言ったのだ。
「そうだよね。サトミ 前からマサトと、約束してたもんね」
今の私は、もう前の私とは違った。自分に前向きに受け止める事が出来たのだ。するとサトミが私に、こう切り出した。
「実は… マサト達も、ウチらと一緒にハロウィンパーティーをしたいから、ハルカに聴いてくれって…」
私はどう答えたら良いか一瞬迷った。でもクララ役のサトミが、クラスで一番最初にハロウィンパーティーに賛同してくれたのだ。
そして私はもう、ハイジの様に一生懸命にクラス皆んなの為に頑張っている。自分に言い訳して逃げて居たクララからハイジへと、自分は変われた。
そこまで言えば私の返事は、もう皆さんもお分かりだろう。
終わり




