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○●○  作者: 楓 心
3/4

日常×非日常-3


もう後戻りはできない。


直観だが、そんな気がした。


意を決して謎のUSBを接続して…




なにも起きない。


あれ?


拍子抜けをしている

俺とはじめ。



画面には、PLAY中と

大きく映し出されているだけ。




「なぁ…」

「なんだこれ。PLAY中って…なんにも反応しねぇーぞ?」



PCは、なにも反応しない。


ただ…先ほどのビー玉みたいな物が

ふわりと目の前を浮遊している。


「かずま…これって…?」


「体感型のゲームなのかな?」


若干状況を飲み込み始めた。


--------------------------------------------------



ファンタジー系の小説なんかでよくあるシュチエーションだ。



小説を読みながら

俺だったらこうするな。とか

こんな呪文ってないのか?


とか考えていたが、まさかこんな状況に

自分が置かれるとは、思いもよらなかった。


かずま

「実感がわかないな…とりあえず情報収集だな。」


はじめ

「お前…なんでそんなに冷静なの!?」



確かに。


でも、慌てても仕方がない。

状況を把握しなければいけないからな。




かずま

「俺の部屋は変わりないけれど、外がどうなっているか…

 気になるだろ?」


はじめ

「確かに。状況を把握するためにも、周りを散策してみるか。」



とりあえず財布と家の鍵と携帯…


携帯がおかしい。見た目は俺の携帯だが、画面には…







ようこそFacial Soulへ



[ステータス]    [仲間]



[持ち物]      [ヘルプ]







なんだかRPGのメニュー画面みたいになっている。



迷わずにヘルプをクリック。



だが…


まだ何も記憶されていません。

会話をして、重要な物事を記憶します。

あなただけのヘルプメニューを作成してください。





やはり外を詮索する必要がありそうだ。


幸い一人じゃない。

これは、精神的に大きく違うだろう。


一人より二人。


1+1=2にも3にも成りうるのだから。



かずま

「やっぱり外の詮索をしなければ何もわからないみたいだな。」



はじめ

「そうだな。しかたない。いくか!」


浮遊していたビー玉のようなものを

ポケットに押し込み


二人は部屋を出た。



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