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リビングのドアが開いて、男性が二人入ってきた
若い方の男性がルイに報告する
「ルイさん、敷地周辺の塀の見回り、終わりました。特に異常はなかったです」
その様子を見ていた蓮華と目が合う
若い方の男性は、何故かマジマジと蓮華を見つめてきた
そして近づいてきて声をかける
「ねえ、君、○○駅あたりで水色のジャージ着て走ってなかった? オレンジのライン入った、めちゃくちゃ目立つやつ」
蓮華はビクッとして反応する
「き、着てました。・・・水色の、ダサいやつ」
最後の方は声が小さくなった
「そうか、やっぱり君か、あの時の水色ジャージの子」
「え、えっと、あのー?」
「ああ、ごめん、わからないよね。実はあの時、見える範囲の所に居たんだよ。遠くから声を掛けたけど、君には聞こえなかったみたいで、走って行ってしまって、さ」
それを聞いて驚く蓮華




