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お茶を出してくれた女の子は蓮華より少し年下に見えた
中学生だろうか
「あ、ありがとうございます」
お礼を言い、お茶を受け取る
「えへへ、私、中田樹里亜、よろしくね」
こそっと自己紹介してくれた
蓮華も笑って小さな声で「よろしくね」と伝えた
樹里亜の笑顔になんだかホッとした
あったかいお茶を飲みながら、この部屋にいる人達をそっと観察してみる
さっき話した樹里亜以外、同じ年くらいの子はいなかった
女性陣はルイを含めて、皆、大人に見えた
男性陣は慎次郎と優の二人以外は、年齢が高め、いわゆる“おじさん”に見えた
ここに全員揃っていないと言っていたので、もしかしたら同い年くらいの子が他にもいるかもしれない
そんなことを考えながら、大人しく過ごしていた




