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「エレベーターあるけど、基本的には節電のため乗らないで下さい」
エレベーターを指差しながら伊知地優が言った
その言葉に「はい」と返事をし、階段を登って行く優の後に続く
「2階には大きなリビングとキッチン、3階と4階は寝室や図書室などがあります。詳しくは案内されると思うので、そこで確認して下さいね」
「は、はい、わかりました」
大きくて豪華なドアを開けると、物凄い広さのリビングがあった
ソファセットやダイニングテーブルなどが置かれており、座っている数人が見えた
そこに佐藤ルイもいた
「蓮華ちゃん、無事に着いたのね、良かったわ」
立ち上がって笑顔で蓮華に話し掛ける
「は、はい、ありがとうございます」
「とりあえず、背中のリュック降ろそうか。大きくて重そうだもんね」
ルイは蓮華のそばに来て、リュックを降ろすのを手伝ってくれた




