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この状況をなんとかして助けてくれるくれるスーパーヒーロー
そう慎次郎に言われてハッとした
蓮華は誰かが助けに来て、誰かがなんとかしてくれて、誰かが元の生活に戻してくれるのだと思っていたのだ
「そ、う、です、よね。自衛隊とかも、来ないですもんね」
「そうね、自衛隊にしろ、警察にしろ、政府にしろ、壊滅してるか、機能してないか、それは確認しようもないけど、少なくとも今、“ここ”にはいないわ」
ルイにはっきりとそう言われて、項垂れる
心のどこかでわかっていた
最初の光で気を失ってから20日以上
救助が来る様子すら一切なかった
レスキュー隊も、自衛隊も、警察も、どこも来ていない
ルイに言われた“壊滅”と言う言葉が心に刺さった
壊滅していたとしたら、どんなに待っても誰も助けには来てくれない
「私、どうしたら、いいんでしょうか?」




