63/185
063
「え、マジっすか、もしかして君、あのバケモノに出会ってないの?」
「あら、まあ、なんて運の良い子」
蓮華は二人が言っている意味がわからない
「バケモノって? その、何か、変な人がいるってことですか?」
ルイと慎次郎の二人は困った様に顔を見合せる
「そうね、その辺りの話も含めて、家の中で話させて欲しいわ」
蓮華が先程走ってきた道のりを、バイクを押しながら慎次郎が、その横をルイが一緒に歩く
二人は辺りを警戒しながら歩いていた
叔母・広海の家に到着すると、バイクは庭のガレージに入れてもらった
鍵もかけずに走り出したので、玄関に鍵はかかっていない
そのまま玄関のドアを開けた
「えっ、と、どうぞ、あがって下さい」
家の中に知らない人を入れてしまって大丈夫かという疑念も少しあった
しかし、蓮華は今のこの状況について何でも良いから知りたかった




