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蓮華は久しぶりに会えた生きている人間に興奮し、何を言ったら良いのかわからず、少しパニックになった
「あの、あの、あなた方は、そのー」
ルイは落ち着いた口調で話し出す
「ごめんなさいね、私達はあなたを救助に来たレスキュー隊でも、自衛隊でも、警察でもないの」
「そ、俺達も君と同じように、突然こんな状況になっちゃった一般人っす」
おどけて慎次郎が言う
「詳しくお話したいのだけど、蓮華ちゃんが今、生活しているお家の中に入れてもらってもいいかしら?」
「え、家? あ、はい、構いません、けど」
少し怪しんだように思われたようで
「大丈夫、俺達、君が嫌がる事はしない。家に入りたいのは、外だと危険だからって理由だし」
「・・・危険? 地震ですか?」
「それもあるけど、一番はあのバケモノ、不意に出てきたらヤバいっしょ」
「バケモノ? バケモノって?」
そう問い掛ける蓮華に、ルイと慎次郎は眼を丸くしていた




