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その頃、蓮華の家の前、バイクで2人乗りをしてきた男女が立ち止まっていた
「あっ、ほら、なんか貼り紙あるっすよ」
「ほんとね、きっとここに居たのね。でも、このおばさんとやらの家もわからないし、どうしようかしら」
「あっ、マジそうすっね、湊斗さんからこのあたりって聞いて来たけど、結構、距離離れたっすね」
蓮華は気付けなかったが、自宅に向かう途中で声をかけていた北村湊斗
彼からこのあたりに高校生か中学生らしき女の子がいると聞き、探していたのだ
「とりあえず引き上げましょう。これ以上は私たちも危険だしね」
「了解っす、ルイさん。んじゃ、戻りますか」
「安全運転でね、慎次郎くん」
「えー、俺ってばずっと安全運転っすよー」
「道路自体がデコボコで仕方ないけど、もっと慎重に、かつ、スピード落としてね」
「はいっす」
こうして、佐藤ルイと木本慎次郎の二人は、蓮華の家の前から引き上げて行った




