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叔母・広海の家までの道のりも簡単ではなかった
大通りに出てしまえば、そのまま歩いて家まで行けるはずだったが、そう上手くはいかなかった
道路はひび割れ、隆起したり、陥没したりしていた
道路沿いにあったビルや住宅も、倒れたり、壊れたり、その破片が道路にも散乱していたのだ
大通りがまったく通れない箇所は、横道に入り、違うルートで回り道するしか方法がなかった
車で10分の道のり
朝、自宅を出たはずが、叔母・広海の家に到着したのは夕方だった
「や、やっと、着いたーーー」
蓮華は荒い息を吐き出す
自宅に戻るまでの道のりも時間がかかって大変だったが、叔母の家までの道のりも苦労した
リュックに欲張って色々と詰めてきてしまったのもその一因かもしれない
今後の事を考えたら、あれもこれもと持っていく物が増えてしまったのだ




