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「はあ、歩くか」
蓮華は歩いて家に向かう事にした
駅前の大きなビルに入っていたスーパー
2つある出入口の片方は潰されずに自動ドアか開いたままになっていた
スーパー内部も天井が落ち、棚は倒れ、酷い状態であったが、なんとか入れそうだった
バッグに入れていたペットボトルとお菓子は、ほんの少ししか残っていない
いつ、どこで補充出来るかわからない
申し訳ない気持ちはありつつ、飲み物と日持ちしそうな食べ物を探す
これから家に帰るまでの道がどんな状態かはわからないが、ここまで来るのにもかなり苦労したので、同じような状態だろう
大量に飲み物や食べ物を持ち出すのも難しいだろう
とりあえずバッグに入る物で、あまり重くなく、大きすぎないものを探した
ペットボトルと缶詰、クッキー、バームクーヘンなど、日持ちして、食事代わりになりそうな物を見繕った




