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トイレを済ませた後、雨が止むのを待っていた
なかなか止まない雨、蓮華は眠気に襲われた
思えば気がついてから、眠っていなかった
「なんか、急に、ね・・むい」
そう呟くのと、目を閉じるのと、どちらが先だったのだろう
蓮華は眠りに落ちた
いつものアラームの音が聞こえる
「ぅーー、ん、もう、朝ー?」
時刻は朝6時半、蓮華は毎朝その時間に起きるため、スマホのアラームをセットしてあった
ちゃんと寝たにしては身体中が痛いし、全身がダル過ぎて動かせなかった
「んーー、な、に?」
薄目を開けて、ハッとする
「・・・そっか、あのまま寝ちゃったんだ」




